- よりよく働くにはどんなことに注意してみるのが良いでしょうか!?
- 実は、実践をいかに上手にしていくかがキーです。
- なぜなら、実践は考え、より良くしていく行動を誘発するからです。
- 本書は、仕事をよりよく行っていくためのヒント集です。
- 本書を通じて、今の自分の仕事の仕方を俯瞰することができます。
働くを見つめる6つの意義とは!?
働くことをどうやって捉えるのかについて、感度を高めることがまず大切かもしれません。人は、ものごとに向き合う時、それにどんな意味があるのか・・を心のなかで感じます。その意義や意味をないがしろにしてしまっては、自分のより良い行動を引き出す工夫がしづらくなってしまいます。
まず自分が仕事にどんな意義や意味を見出しているのかをよく検討してみましょう。そんな時、役に立つのが、私たちが働く意義の6つのポイントです。下記のポイントに照らして、自分が感じている仕事観を見つめてみましょう。
1)働くことは、お金をもたらす
2)働くことは、明確な目標をもたらす
3)働くことは、出会いをもたらす
4)働くことは、学びをもたらす
5)働くことは、信用をもたらす
6)働くことは、自信をもたらす
これらの6つが織り混ざっているのが、働くという行為です。自分はどんなニュアンスが強いのか、感度を上げて感じてみましょう。
働くに向き合う時でも、それこそ働く時間においても、実践はとても大切です。
「やってみたい」は迷信、「やってみた」は科学
「やってみたい」は迷信、「やってみた」は科学
実践があれば、そこから新しい考えのいとぐちを見つけることもできます。そのことで、新しい活動やよりよい仕事観が見えてくることだってあるでしょう。まずは、トライをしてみて、その結果をしっかり振り返って次に繋げることです。緻密な計画よりも、実行を大切に進んでみるのもよいです。
このスタンスについてこちらの1冊「【「手中の鳥」を探せ!?】エフェクチュエーション|吉田満梨,中村龍太」も大変おすすめです。
仕事ができる人が知っていることとは!?
仕事ができる人は、相手の立場に立てる人です。そのために実は3つのことをよく知っています。
1)給与を払う側の気持ちになる。
2)利益の大事さを理解する。
3)安定した収入の必要性を知っている。
これらは一見すると当たり前のことかもしれません。でも、受け手にとって当たり前のことであって、相手に立場にとってそれぞれをよく吟味して、体内化することが、仕事をより良くしていくためには必要です。
給料を払う側の気持ちに立てれば、より効率的に、あるいは相手の事業をより永続的に、広く知られるように工夫をする気持ちを得ることができます。さらに、利益の大切さ、それが継続的に安定的に獲得できるありがたみも理解することで、人との関係性を考えるヒントになります。
仕事は、ひとりで完結しません。必ず他者が存在します。それは社内の他者かもしれませんし、社外かもしれません。いずれにしても、会社あるなし関係なく、私たちは社会の中で暮らしています。社会とは繋がりのことです。その繋がりの中で生きることができている事実をしっかりと受け止めて、よりよい関係を創り上げることにフォーカスしていきましょう。
仕事を安定させる方法は、次々と変化する世の中の状況に合わせて、うまく自分を適応させる手法を身につけることです。
あとがき
正しく自分から動ける人になるには!?
「自分から動ける人」が、どんな現場でも歓迎されるでしょう。でも行き過ぎてしまえば、「自分勝手な人」とも捉えられかねません。この微妙な差はどこにあるでしょうか。
指示を待たずに自分から動いて、正しい方向へ迎えるには2つのポイントを押さえている必要があります。
1)与えられている権限をきちんと理解しているか。
2)周りの人への配慮ができているかどうか。
会社や組織にはルールがあります。これを無視しても、全体のためによりよい環境を作ることができません。仕事は一人で行っているわけではないので、そのルールをよく知り、よく実行できるようにしておくことが必要です。しなければならないことを理解することで、しても良いこと、したほうが良いことを知るきっかけを得られます。
また、保守的な人がいることも忘れてはならないでしょう。自ら動き新しい変化を導いたとしても、必ず他者視点でそれがどんな意味をもたらすのかを検討しながら進めていくことです。敵を多く作ることは理想ではありません。周囲の人の感情面にも触れながら、ケアもしながら進められるかどうかが、ポイントです。
会社のルールを熟知して、「自分から動いてほしい」と思われる人になる。
「自分から動ける人」と「自分勝手な人」との微妙な差
まとめ
- 働くを見つめる6つの意義とは!?――6つの定義に照らして自分の仕事観を振り返りましょう。
- 仕事ができる人が知っていることとは!?――3つのポイントを抑え、他者視点を持ちましょう。
- 正しく自分から動ける人になるには!?――ルールを熟知し、周りの人の配慮も忘れずに。