- よりよい人生のためには、どんなマインドセットが大切でしょうか。
- 実は、自分は自分であると個性を理解する視点かもしれません。
- なぜなら、この事実は覆ることなく、そして、魅力であるからです。
- 本書は、100年以上、世界中で愛読される人生に指南書です。
- 本書を通じて、自分を持って生きることの視点をもう一度、見つめることができます。

まず、大切なこととは?
本書はアーノルド・ベネットさんが彼の実体験による裏付けから書かれたものです。なんと1923年にイギリスで発刊されて依頼、100年以上にわたり世界中で愛読されている1冊です。
かくも注目され続けてきた本書の魅力は、普遍的な生き方に関する示唆があります。人の性に注目する内容で、いつの時代も生きるベクトルを検討することが可能な1冊となっています。
そんな本書は、次のような文章から始まります。
後悔なく生きたいと願う人。
はじめに
自分らしく生きたいと願う人。
これから人生という航海に旅立とうとしている人。
まずは「自分は自分」だと理解することから、よりよい人生がはじまります。
人には、生まれつきひとりひとり異なる本能があり、それは一生私たちを揺さぶり続けてきます。この自分の本性に蓋をしてしまっては、本来の自分を生ききることはできません。
大切なのは、その自分というものが誰なのか、何をめざしているのか、知ることです。そうして、その自分に対して素直に生きていくことが、自分の個性を開花させていくことに繋がります。
自分の本能という強みを引き出しながら、一生付き合っていけるような考えを身に着けてみましょう。
ありのままでいこう!?
「ありのまま」であることが最強です。
自然体でいるあかちゃんや幼児をお見出してみましょう。最強ですよね。自分が気になることは徹底的に気になるし、自分がイヤなものは徹底的にイヤというスタンスがぶれていません。周りにいる大人は翻弄されるし、そうしたスタンスの友だち同士のつながりは常に真剣です。
仕事においても、同じことが言えます。
ありのままの自分で仕事ができる人が強い。
ありのままの自分で仕事ができる人が強い。
風や潮の流れに身を任せているように、ありのままの自分で仕事ができるようになりましょう。そうした人こそ、真の自分の人生を歩み、人生を楽しんでいると言えるのかも知れません。
自分が行って「しまう」ことで、他者が喜んで、さらに自分の行動が強化されていくわけですから、当人にとっても、相手方にとってもそんなより良いことはありません。
こうしたポジティブなスパイラルの起点にあるのは、自分自身に対する理解です。自分自身に対する理解を深めていくためには、自分自身について考える時間を持つこと、自分が体験をして何を感じているのかを、よく見つめてみることです。
案外、自分自身について考えたり、感じたりする時間というのは、少ないのでは?日常生活の中で、自分を見つめてあげる時間を作ってみましょう。多くの人が日記を提案してくれています。ぜひこちらの1冊「書く瞑想――1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される|古川武士」もご覧頂きながら、ご自身をいたわるように見つめてあげましょう。

自分に素直になるには、素の自分を知っておかなくてはいけませんね。そして、その素の自分という存在は常に移ろいでいきます。新陳代謝しているので当然ですね。身体も思考も、そして、心も、新しい自分を常に迎えています。だから、継続して自分を振り返ってあげられる習慣を持ちましょう。

せっかくの人生を楽しもう!?
自分自身以外のものに最初に集中してしまうと、状況に囚われ続けてしまうようになります。つまり、権力、金、学歴への執着をしてしまうと、人生がだめになってしまいます。これらは手に入れられたとしても、常に不足感がつきまとい、そのためには相当なパワーが必要になります。
いくら光り輝く才能があっても、人生を楽しめなかったら意味がない。
がむしゃらに生きるな
自分の才能を活かしていくためには、自分を知り、自分の時間を常に生きることを意識することです。そして、時に無駄があることを楽しみ、余白の中に、絶えず価値を見出していきましょう。
本当に無駄なのは、完璧を求めることだ。時間もお金も、完璧を求めるほど無駄になる。
無駄があるから人生は楽しい
大人こそ、楽しむことを忘れずに生きたい。学びを絶えず行っていくこと自体を楽しむことを忘れずに、自分の人生を立ち上げていく力を、そして、環境を養っていきましょう。人間というのは、習慣の生き物です。1日1日の繰り返しの中に、それが長い目線で自分の人生として積み重なっていく世界観を見つめていきましょう。
学びの目的は、最高の人生を送ることにある。
最強の人生――人はどう生きればよいか
まとめ
- まず、大切なこととは?――まず、自分自身を大切にするというスタンスです。
- ありのままでいこう!?――大切なのは、ありのままの自分で絶えずいられる状況を創ることです。
- せっかくの人生を楽しもう!?――日々の学びを楽しんでいきましょう。
