- どのように考えれば、インプットの習慣を続けやすくなるでしょうか!?
- 実は、読書とは、投資であると捉えてみることです。
- なぜなら、横断的な知識や思考体験は、知的生産に欠かせない材料だからです。
- 本書は、本田直之さんによるテコを効かせる読書のマインドセットと体験に関する1冊です。
- 本書を通じて、読書習慣を身につけるヒントを得られます。
読書は投資!?
読書とは投資です。
例えばビジネス書にかかれている内容は、その道をいく人が、努力の末に成功し、その内容をまとめたものであることが多くあります。成功した人のノウハウ、やり方を学び、追体験をすることで、自分の仕事にフィードバックを得ることができます。さらに、蓄積効果も抜群です。アイデアは、組み合わせであることはよく言われていますが、読書によってもたらされる知識も自分の頭の中で掛け合わされて、新しい概念になります。
読書ほど格安の自己投資はありません。
はじめに
いかなる金融商品に投資をするよりも、確実に、そして、充実した人生というアウトプットを得ることが読書体験によってもたらされます。
大切なのは、ただ、読むだけではないということです。
実践にこそ価値があります。
読書して蓄えた知識を、実際に試してみる。とのことで、自らの経験をアップデートして、新しい自分を引き寄せ続けていくことまでを含めて読書体験となります。本で得た知識をその日、その場のビジネスシーンで活用してみましょう。
本を読んで、そこに欠かれているノウハウを自分に応用し、実践で活用することです。
他人の経験を疑似体験する割安な方法
すると読書(インプット)自体も変えることができます。ビジネスで自分が活かすことを考えれば、目的志向になるからです。「この本から何を学べばいいのか」「今日、明日の実践をするポイントはどこか」を探しながら読むことができるので、ポイントポイントを把握する読み方となり、多くの読書インプットが可能になります。
本は最初から最後まで、全部読まなくてはならない!というのは、先入観です。目的を持って、読めばいいのです。
読書は幅!?
読書を継続していくと、自分だけの蓄積効果(累積効果)がもたらされるような知識の蓄積が頭の中にされるようになります。これを本田直之さんは、パーソナルキャピタル(自分資産)と呼びます。「含み資産」がどんどん増えていき、条件反射的に実践で必ず活用することができます。
練習すればするほど、スポーツや学習が熟達して、上手になるように、読めば読むほど、実践に使える「ベース」が貯まっていきます。この累積効果により、自分自身がレベルアップ&アップデートして、仕事ができるようになっていきます。
知的生産には、インプットが欠かせません。知的生産だって、ものづくりと同じで、情報というインプットを得て、それを加工して、アウトプットして、アウトカムをもたらします。材料となる情報がなければ、知的生産のアウトプットが枯渇してしまいます。実はこの点を意識することが大切なのです。
ただ、忙しくて本が読めない!という人も中にはいるでしょう。でも実は、ここにも落とし穴があります。本を読めば読むほど、実は、時間は生み出され続けるからです。なぜなら、本を読まない人は、他人の経験や知恵から学ぶことをしないからです。何もかも独力でゼロから始めるのでは、時間が膨大にかかってしまいます。
本を読めば、近道が書いてあります。そしてそれを実践してみることで、自分の体験を蓄積することができます。何事も人生は、やってみる!ことから始まります。行動してみるきっかけとしての読書、読書が読書を読んでくるスパイラルを時間を使いながら、モチベーションをアップデートしていきながら、見出すことです。
何も難しい本を選ぶ必要はありません。自分にとって簡単な本から始めましょう!
即戦力になるのは、自分にとって優しい本、読みやすい本のほうです。
教養型よりは経験型を選べ
まず、読みやすい本から手にとって、少しずつ本の探索を進めていけば良いと思います。最初から、気張らずに、自分が素直に手に取ることができる本から始めてみましょう。
本を読む目的がはっきりしていればしているほど、特定のテーマについて重点的に幅広く振れていくことが大切です。1冊の本をじっくり読むよりも、1冊の読む深さはライトに、そのかわり複数の同じテーマの本にふれるほうがより良いです。大切なポイントは、複数の本で繰返し登場するからです。
読書家の佐藤優さんも「【読書の質向上は可能!?】本は3冊同時に読みなさい|佐藤優」において、3冊同時に読むことをおすすめされていました。
たくさんの本を読むことと重なります。たくさんのインプットの中から自分の考えや方向性に合ったやり方や行動指針を見出せる可能性がどんどん高くなるのです。
アウトプットがキー!?
今は、人と違う結果を出すためにはどうすればいいかについて、新しいやり方を考え、実行することが「勤勉」であり、最も短い時間で成果を出すための工夫をすることが「努力」である。
安田佳生
本から得た知識や体験を、ビジネスシーンでアウトプットしていくことも大切ですが、もう一つ大切なのは、読書メモを作ってみることです。本から得た知識を自分なりに蓄積するためには、一度自分の中で、咀嚼をしてみて、文字としてあるいは、図として書き出しておくと、思考の整理をすることができます。
こうした積み重ねが、条件反射的に行動できる自分を生み出していきます。読まなければ始まらないのは、当然ですが、読んだだけで何も実行しないようでは、それまで・・ということになってしまします。
独自のメモを作ることでパーソナル・キャピタルを見える化することも、そして、その見える化によって、自らのモチベーションを維持・向上することもできます。
読書のアウトプットの方法については、こちらの1冊「【実は3:7がベスト!?】学びを結果に変えるアウトプット大全|樺沢紫苑」も大変おすすめです。
まとめ
- 読書は投資!?――最強に安価で、リターンの期待できる投資方法です。
- 読書は幅!?――たくさんの本を読むことで、自分という人間を知ることになります。
- アウトプットがキー!?――実践やアウトプットメモなどで、行動に結びつけていきましょう。