【いい会社、いいカルチャー!?】え|佐藤雄佑

いい人材が集まる、性格のいい会社
  • どうしたら、人があつまるいい会社を作れるでしょうか!?
  • 実は、人に対する考え方の問題かも。
  • なぜなら、人を大切にする会社こそ、よいカルチャーを醸成し、結果的に多くのご縁を得ることができるからです。
  • 本書は、これからの時代を生きるいい会社に関する1冊です。
  • 本書を通じて、いい会社とはなにか、視点を得ることができるでしょう。
佐藤雄佑
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人を起点にしたグッドサイクルとは!?

いい人があつまると、組織風土、組織文化がより良くなっていきます。次のような好循環が発生するからです。

「いい人材の採用」
 ↓
「仕事を任せる・成長を見守る」
 ↓
「社員が活躍する/会社の雰囲気が変わる」
 ↓
「性格のいい会社」

過去の投稿「【機械化・自動化・ワーキッシュアクトが鍵!?】未来予測2040 労働供給制約社会がやってくる|リクルートワークス研究所」をご覧いただくと、今後、人口減少の中で、求人がかなり厳しくなっていく時代になります。

大手や著名な企業であっても、よりよい人材を集めることが難しいかもしれません。そんな時に大切になるのが、性格のいい会社というコンセプトです。

会社を「どう見せるか」といった小手先の手法論ではなく、あくまで「人に対する考え方」という本質的な部分にフォーカスしていきます。性格のいい会社に見せるのではなく、性格のいい会社をつくるから、いい人材が集まり、長く活躍してくれて、会社が発展していきます。

はじめに

企業にも性格があります。企業に所属する人によって、作り出されるものです。企業文化といっても良いかもしれません。

いい会社の条件とは!?

いい性格を持った、いい会社の条件とは、2つのポイントがあります。

1)人に対する考え方がある会社と、2)働きがいのある会社です。

1)人に対する考え方がある会社

性格のいい会社とは、私の定義では、「人に対する考え方がある会社」、つまり「人材ポリシー」のある会社となります。

①人に対する考え方がある会社

「人材ポリシー」があれば、いい人材を得るための業績があがります。この背景には、従業員に対して「働きがいや多様な働き方」を提供できる考え方が養われるためです。これに対して、従業員も「期待に応える」ようになり、キャリアや幸せな人生を実現させます。最終的には、パフォーマンスとして組織に還ってくることになります。

こうした好循環の起点になるのが、「人に対する考え方」があるかないかです。

2)働きがいのある会社

上記の結果、生み出されてくるのが働きがいです。

働きがいをさらに強化していくためには、次の3つを押さえることもポイントです。それは、「ビジョン」「成長」「仲間」です。

ビジョンは会社によっては経営理念など他の言い方をされているケースもありますが、端的に言えば、どのような未来像を見たいのか?で表現されるものです。

こちらの投稿「【MVV理解の解像度上げられる!?】理念経営2.0 ── 会社の「理想と戦略」をつなぐ7つのステップ|佐宗邦威」もビジョンをとらえるために、興味深い視点を得られます。ぜひご覧ください。

自らの成長や、仲間の存在もカルチャーにはかかせません。ぜひこちらの投稿「【1日の成長へ!?】人生の成功とは何か|田坂広志」「【学校で教えてくれないWHOの話とは!?】WHO NOT HOW 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」|ダン・サリヴァン,ベンジャミン・ハーディ,森由美子」もあわせてご覧ください。

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何をするかよりも、実は、誰とするかのほうが重要だったりします。大切なのは、自分の会社で働くのが楽しいか、楽しくないか、好きか嫌いかを決定づける要素は、職場の半径5メートルの人間関係です。

  • ビジョン・・会社と自身のベクトルがフィットしているか
  • 成長・・挑戦から達成感・成長感を得られているか
  • 仲間・・職場半径5メートルの人間関係は良好か

性格のいい会社は、リファラル採用がしやすくなります。リファラル採用の詳細については、こちらの投稿「【エンパワーカルチャーの作り方とは!?】人材獲得競争時代の 戦わない採用 「リファラル採用」のすべて|鈴木貴史」もぜひご覧ください。

新しいボスのスタイルが、いいカルチャーを作る!?

性格のいい会社を創り出す、リーダーシップのあり方も大切です。著者の佐藤雄佑さんは、「イクボス」というコンセプトでありたいリーダー像を説きます。

「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します。

③イクボスとは

イクボスは3つの行動と考え方によって、つくられます。イクボスによって、組織が自律的に運営でき、成長できる力を見出します。

1)オーダーメイドな指導と声掛け・・メンバー個々に抱える課題に合わせて、カスタマイズして会社の意向を伝えていく必要があります。

2)チームワークの向上・・チームとしてビジョンをつくるなどして、ベクトルを合わせて力が融合されるように整えておく必要があります。

3)ボス自身の覚悟・・自身が「やらないことを決める覚悟」を持ち、率先して方向性を示し、そのための仕事・作業を逆算で設計するマインドセットを保つ必要があります。別の言い方をすれば、「自ら意思決定をして責任をとる覚悟」です。

まとめ

  • 人を起点にしたグッドサイクルとは!?――いい人が、成長の好循環を生み出します。
  • いい会社の条件とは!?――人に対する考え方があり、働きがいを感じられることです。
  • 新しいボスのスタイルが、いいカルチャーを作る!?――リーダー像を自ら描きましょう。
佐藤雄佑
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