- どうしたら変化し続けるために行動できるでしょうか。
- 実は、人との関係にヒントがあるかも。
- なぜなら、人は1人で変化するのではなく、関係の中で変化を起こしていくものだからです。
- 本書は、コーチングを通じて、人の変化について説いた1冊です。
- 本書を通じて、未来を変える方策を知ることができます。
リスニング・コンパスとは!?
「リスニング・コンパス」とは、自身の言葉の使い方や考え方のポジションを4象限で表現したものです。
監修者まえがき
過去から未来を表す軸と、内容が望ましいものか、望ましくないものかの軸で表されます。これが対話の指針になります。つまり、望ましい未来や充実した過去に向かって進んでいくということです。
これはつまり、ものごとをポジティブな角度から見つめてみる工夫です。同じものごとでも、見方によっては、良くも見え、悪くも見えます。過去は変えられないし、未来も見通せない。でも、私たちは、それらの見方を自分の意志によって変えることができます。
ただし、変えることにはちょっとした気付きと勇気が必要です。だから、私たちは対話を求めるのです。なぜなら、人は一人で変わっていくものではなく、関係性の中で変化をしていく生き物だからです。
関係性といえば、ハーバード大学の膨大な人生調査の結果においても、幸福とは良い人間関係が生み出しているという結果が導きされていました。こちらの投稿「【人間関係こそ、最大の人生投資!?】グッド・ライフ|ロバート・ウォールディンガー,マーク・シュルツ」をぜひご覧ください。
コーチングとは!?
コーチングとは、なにか・・!?対話によって、何を行うのか・・!?
「目的・可能性・前進のストーリーをキュレーとすること」。
抱えている問題ではなく、大切にしているものに関心を持とう
このように著者であるヘスン・ムーンさんは答えるそうです。
キュレーションの語源は、「大切に扱う、気遣う」といったラテン語の名詞curaです。大切にしたいストーリーを選び、秩序立てて物語るという行為は、自分自身や周りの人を大切に扱うことを選択する行為であると言えそうです。
英語のcure(癒やす)も同じ言葉から派生しました。
対話というものを、望まないストーリーに傷ついた心や、家族のナラティブに縛られている心を癒やす体験として位置づける考え方があるものもうなづけます。
抱えている問題ではなく、大切にしているものに関心を持とう
何を語るべきか!?
本当に得たいものに意識を向け、現実に必要なものがすでに備わっていると信じよう。
本当に得たいものに意識を向け、実現に必要なものがすでに備わっていると信じよう
ここでも見方を工夫してみましょう。人の深層心理は、とても奥が深いものです。自分では意識していなくても、無意識があなたの意識や考え、行動までをも司っています。
ピンクの象を想像してはいけない!と言われて、ピンクの象を思い浮かべて頭から離れなくなるように、人の脳は否定を認識することができません。辞めたい習慣化に際しても、辞めたい対象をやめたい!と望むのではなく、代替手段を検討することを優先させます。
目指したくないものではなく、目指したいものに意識を向けるべきです。
あなたの進みたい方向はどちらですか!?
深層心理については、こちらの投稿「【無意識を見える化できるか!?】無意識のすごい見える化|梯谷幸司」をぜひご覧ください。
まとめ
- リスニング・コンパスとは!?――4象限でストーリーを導きます。
- コーチングとは!?――目的・可能性・前進のストーリーをキュレートすることです。
- 何を語るべきか!?――本当に得たいものに集中しましょう。