【1日の成長へ!?】人生の成功とは何か|田坂広志

人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの
  • 人生の成功とは何でしょうか!?
  • 実は、闇雲に競争や達成を目指すことでもないかもしれません。
  • なぜなら、これらには限界がつきものだから・・
  • 本書は、私たちが知らずに身に着けている競争原理や達成原理を超える、概念で人生を照らしてくれる1冊です。
  • 本書を通じて、人生のガイドラインを考えるヒントを得られます。
田坂広志
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「勝者の思想」とは!?

人生の成功とは、なんでしょうか!?私たちが生まれてから、社会に出て、一生を終えるまで、繰り返し問われている問いです。でも、これについて真正面から向き合う機会は、驚くほど少ないものです。

知らず知らずに、私たちは、他者が作った成功の概念を生きてしまっています。

今一度、人生を自分のもとに引き寄せるためには、そもそも「人生の成功とは、何か」を自身に問う必要がありそうです。本書は、そんな人生の成長に関わる思想を3つ紹介してくれています。

我々が、人生の最初の時期に影響を受ける思想は、何か。
「勝者の思想」です。

なぜ、我々は「勝者の思想」を抱いて歩み始めるのか

この勝者の思想は競争原理によってもたらされます。勉強や、受験や、入社試験など、私たちは幼い頃から大人に至るまで、この競争原理の洗礼を受けるためです。

この競争原理がもたらすものは、「人間観」の貧困です。これは落とし穴にほかなりません。

「人間は、競争に駆り立てなければ、一生懸命に努力しない」という視点に立ってしまい、
「人間は、素晴らしい夢を心に抱いたとき、一生懸命に努力する」という、可能性の視点を忘れがちになってしまいます。

果てしない競争、精神の荒廃、そして、人間関係の疎外へと私たちを陥れてしまう思想かもしれません。これらの3つの問題は、単に企業の職場においてだけではなく、同様の共同原理を導入した社会の隅々において、生まれてくる事態なのでしょう。

「達成の思想」とは!?

「勝者の思想」がこうした問題に直面する時、私たちの中では、自然にさらに成熟した思想が芽生えてきます。

それは、何か。
競争での「勝敗」に左右されない思想です。

なぜ、「勝者の思想」は「達成の思想」へと成熟していくのか

「達成の思想」とは、言い方を換えれば、自分にとって価値ある「目標」を定め、その目標を「達成」することによって成功の喜びを得る思想です。

私たちは次の3つの成熟を知ります。

  • 「喜びの奪い合い」から「喜びの高め合い」
  • 「他人の眼による評価」から「自分らしさの表現」
  • 「他者との戦い」から「自己との戦い」

ただ、「達成の思想」には常に限界がつきまとうことにも気づいていきます。

それは、

「才能と努力」から「境遇と運命」という限界――
運によって達成されない場合もあることを知ります。

「目標の達成」から「達成後の目標」という限界――
達成後も、目標を更新続けなくてはならないことを知ります。

「欠乏感の意欲」の限界――
欠乏感は、満たされることがない、ということを知ります。

「欠乏感」は、「達成」によっては満たされないからです。なぜなら、この「欠乏感」の由来は、我々人間が本源的に持つ、「卑小感」だからです。

「欠乏感の意欲」から「感謝の意欲」へ

自分は、小さな存在ではない!自分は、儚い存在ではない!そういう叫びが、卑小感です。この卑小感が、欠乏感を生みますが、これは決して達成で満たされません。

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「成長の思想」とは!?

そして、次の思想へと人は成熟をしていきます。それが、「成長の思想」です。

「仕事を通じて、人間を磨く」

なぜ、「達成の思想」は「成長の思想」へと深化していくのか

この言葉の奥にあるのは、一つの覚悟です。

私たちが、一生懸命に仕事をするのは、ただ収入や地位や名声のためにではない。

私たちが、一生懸命に仕事をするのは、人間を磨き、成長していくためである。

という・・。

この「成長の思想」は、3つの深化をもたらします。

  • 「否定的な出来事」から「可能性を拓く機会」
  • 「達成する強さ」から「成長する強さ」
  • 「人物への成長」から「一日の成長」

「成長の思想」をもって歩む時、どのような出来事が起きたとしても、自分の可能性のための機会だと認識することができます。また、強さの意味合いも変わります。私たちの人生を振り返れば、自ずと成長の強さを身に着けている自分を知ることができるでしょう。私たちは成長の力をすでに身につけているのです。

また、時間軸の捉え方も大切でしょう。一生をかけて人物として成長していく思想よりも、もしかしたら、1日1日を生ききる中から成長を志向してみてもいいかもしれません。

1日を生きたとき、1日分、成長する。

「人物への成長」から「一日の成長」へ

毎日が成長の積み重ね。きっと今日という日が、あなたにとって、私たちにとって、よりよいものになります。

田坂広志さんの著書はこちらの投稿「【今、この瞬間こそ素晴らしい!?】自分であり続けるために|田坂広志」もぜひご覧ください。

まとめ

  • 「勝者の思想」とは!?――人間観の貧困という問題をはらみます。
  • 「達成の思想」とは!?――限界の問題をはらみます。
  • 「成長の思想」とは!?――1日1日の成長を積み重ねましょう。
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