- 仕事がうまくいかないことってありますよね・・!?
- 実は、マジメ過ぎるのも問題かも?!
- なぜなら、過度なマジメは、緊張・ストレスに繋がって、パフォーマンスが落ちるからです。
- 本書は、そんな過度なマジメ=ミジメというテーマの中で、さまざまなビジネスティップスを紹介してくれる1冊です。
- 本書を通じて、いわゆる「常識」をうたがう視点を得ることができるでしょう。
マジメとパフォーマンスの関係とは!?
真面目に仕事に向き合うのは、大切なことです。
でも、過剰なマジメには、そんなに価値がないかもしれません。
本書はそんな、マジメとパフォーマンスについて、常識を疑う1冊です。
ある人が「『まじめ』と『みじめ』は、一字違い」と印象的なことを言っていました。
はじめに
これは、「まじめ」であることを揶揄しているのではなく、はき違えた「まじめ」さは、その人の誠実な本位に反して、「みじめ」な結果をもたらしかねないということです。
慇懃無礼(いんぎんぶれい)という言葉もあります。もしかしたら、まじめを発揮するにも、TPO、別の言い方をすれば、適時適切が大切なのかもしれません。
実際、そこまでバカ真面目でなくてもいいでしょう!という瞬間はあります。たとえば、メールとか。そんなに丁寧に書かなくても、内容は伝わるし、もっとシンプルな方が、本意が伝わるというケース、多々あるように思います。
99%の人が理解していないこと、それは・・・
一つだけ越えなければいけない壁は、今までわれわれが重視してきた「まじめさ」に対する考え方を少しだけ変える必要がある、という点です。
はじめに
目的を考えれば、毎日の活動が変わる!?
過剰なマジメは、ものごとの本質を隠すのだと思いました。マジメであることをが目的になって、仕事本来の目的が隠されてしまう、あるいは、その本人の本意が隠されてしまう状況を作ってしまう・・それは、もったいないです。
著者である河野英太郎さんは、以下のようなティップスを意識しながら、マジメの壁を超えてみませんか?と提示してくれます。
たとえば、人に状況を説明するときには、細部から伝えるのではなく、結論から伝えたほうがいいケースも多々あります。
流れるような説明をするには、2つのコツがあります。
2 流れるような説明をする
★「森」→「木」→「枝葉」の順で話をする。
★事前に「開始のセリフ」と「説明と説明の間のセリフ」を決めておく
全体感をつかむことと、開始のセリフと、説明の中間地点を決めておけば、道に迷わずにすみますね。そういえば、スライドの役割もそもそもが説明の補助として機能させることがポイントですね。そう考えると、「開始のセリフ」や「説明と説明の間のセリフ」のマイルストーンが1枚1枚のスライドなのかもしれませんね。
また、ホウレンソウをなるべく早めにすることも大切だと言います。理由は、フィードフォワードをもらうため。ちなみに、2割位できたらフィードバックではなく、フィードフォワードをもらおう!というティップスは、多くの本で説かれています。
たとえば過去の投稿「【いかに本質をつかむか!?】仕事ができる人のパワポはなぜ2色なのか?|越川慎司」や「【たったひとつの問いかけで、すべてを前に進めるには!?】「質問」だけですべてをプラスに変えていくフィードフォワード全技術|久野和禎」など。ぜひご拝読ください!
チームのパフォーマンスを大切にするのに必要なこととは!?
チームで力を発揮するためにも、マジメとは異なる角度の工夫が必要です。それは、一言で言えば、「相手の立場」に立ってみるということです。チームにはさまざまメンバーがアサインされます。同じ会社だからといって油断はできません。いろいろな働き方に関する考え方があるものです。それを知らずに(あるいは、気づかないふりをして)、価値観を押し付けては、チームが円滑に駆動しません。
色々な人があつまってこそチームですから、相手が大切にしているものを尊重してこそパフォーマンスがのぞめます。
2 相手がたいせつにしているものを知る
過去の投稿「【学校で教えてくれないWHOの話とは!?】WHO NOT HOW 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」|ダン・サリヴァン,ベンジャミン・ハーディ,森由美子」なども、ご拝読いただきつつ、どうしたらチームメンバーが融合するのか?について、考えてみるのもとても大切かもしれません。
まとめ
- マジメとパフォーマンスの関係とは!?――過度なマジメは、反対にパフォーマンスを落とします。
- 目的を考えれば、毎日の活動が変わる!?――マジメであればあるほどいい!という前提を捨てて、目的に立ち返ってみましょう。
- チームのパフォーマンスを大切にするのに必要なこととは!?――マジメで距離をとるのではなく、相手の立場にたって、距離をつめてみましょう。