- あなたは、何を頼りに働き方や人生の意味を見出していますか!?
- 実は、自分のミッションを考えてみることで、より良い生活を目指すことができるでしょう。
- なぜなら、ミッションは、あなたの生きる意義であり意味であるからです。
- 本書は、元スターバックスコーヒーのCEOによる、「なぜ働くのか?」に向き合う1冊です。
- 本書を通じて、ちょっと立ち止まって今とこれからを考えるヒントを得られます。
人材流動の時代だからこそ、考えたい個人のミッションとは!?
フリーランスや、ノマドのような働き方が注目されたこともありました。人材が流動する時代において、安易に手段に飛びつくのではなく、自分はいったい何を使命とするのか、ミッションについて志向することがポイントです。それがなければ、根無し草です。
「自分はなぜ働くのか」「自分は何のために働くのか」
会社員かノマドなんて、どうでもいい
を自発的に考え、そして、自分のミッションを構築していただくことです。
明確なミッションを個人も見出す時代であるのです。
個人のミッションと、会社・組織のミッションのすり合わせが、働き方を考える上で、ポイントです。
どうしたら、自分のミッションを考えることができるでしょうか!?
7つのヒントがあります。
ヒント1)働き方ではなく、働く目的を考えること
ゲーテは、「人間は努力する限り悩むものだ」という言葉を残しました。ミッションは、そう簡単に描き出せることではありません。実際の活動も大切になります。悩むことは苦しいですが、ミッションを作る過程だと思って、何事にも積極的に取り組んでいくこともポイントと思います。
ヒント2)自分、ミッション、会社は三位一体で成長する
今の時点で、明確なミッションがなくてもOKです。ミッションの必要性を理解しながら、毎日の取り組みの中で、ヒントを得ながら成長していければ良いのです。
ヒント3)「私」を無くす
ここで言う「私」とは、たとえば自分の出世のためや、お金儲けをしようといったたぐいの気持ちです。
ヒント4)3つの輪は何か考える
3つの輪は次にあげることです。
・情熱を持って取り組めること=好きなこと
・世界一になれること=得意なこと
・経済的原動力になること=なにか人のためになること
ヒント5)ミッション探し、自分探しの旅はずっと続く
ミッションは一度構築したら、終わり!ではありません。継続的に見直してみましょう。
ヒント6)自分の存在を肯定する
ひとりひとりの人生は意味があるはずです。人生はあなたに何を期待しているのかを感じましょう。
ヒント7)「自分はまだまだ」の気持ちが成長を加速させる
謙虚さを持って、成長し続けていくことを考えてみましょう。
なぜ、ミッションが会社・組織に必要なのか!?
個人も会社・組織も、毎日の運営の中で、当初思い描いていた志を忘れがちになってしまいます。これは仕方のないことだと思いますが、大切なのは、たち帰れる場所があるかどうかです。
「○○をしてください」という指示に対して、指示された人は○○をしようと思うだけで、それを達成すれば、後は何もしません。強く指示すればするほど、より完璧な○○には近づきますが、決してプラスアルファを求めようとはしなくなる。なぜなら指示されていないからです。
「こんにちは」がマニュアル化するとき
これでは、お客様の期待を超えることはできません。本社や本部、リーダーは、考えるスタッフを育て、彼らが現場で判断したことを全力でサポートしなくてはなりません。その指針となるミッションが必ず必要なのです。
ミッション4つのポイントとは!?
変化の時代において、ミッションの大切さは、次の4つに集約することができます。
1)社会は常に変化しており「想定外」の連続です。
→ミッションが定まっていれば、多くの「想定外」のシーンにおいて、柔軟な対応をひとりひとりがとることができます。
2)同じ企業といえど、そこに集まる人は千差万別です。
→ミッションにより、目印となる明確なゴールがあれば、ベクトルをあわせて強い働きを生むことができます。
3)あるいは、そこに集めるためにも工夫が必要です。
→ミッションがあれば、これに共鳴・共感した人が積極的に集まってくることができる、あるいは、ミスマッチを少なくできる。(一方で、採用される側=従業員も、自らのミッションと会社・組織のミッションを考えることも重要です。)
4)継続的に働いていただく工夫も必要です。
→ミッションがあれば、働く意義・意味を常に感じ、従業員モラルを向上、維持し続けられます。
しかし、大企業に働いていたり、日常業務に追われていたりすると、ミッションを意識する機会が減少してしまうでしょう。だから、定期的に、自分や自分の所属する会社や組織のミッションについて触れることが重要なのです。
ミッションを持った人は、がんばれるのです。
ミッションがある人は頑張れる
経営者には、ミッション、ビジョン、パッションが必要と言われていますが、もっとも大切なのは、やはり、ミッションです。素晴らしいミッションを持つことができれば、明確なビジョンができるし、強いパッションも湧き上がるのです。
最近では、このミッションが「パーパス」という言葉で表現され改めて注目されています。言葉は違えど、存在意義を見つめるという点では、共通しています。
ぜひこちらの投稿「【パーパス記述の手法とは!?】パーパス・ブランディング|齊藤三希子」もご確認ください!!おすすめです。
まとめ
- 人材流動の時代だからこそ、考えたい個人のミッションとは!?――人材流動の時代において、自己の人生のミッションを想定しておくことが大切です。
- なぜ、ミッションが会社・組織に必要なのか!?――TODOで組織を縛るのではなくMISSIONで柔軟な判断を促しましょう。
- ミッション4つのポイントとは!?――ミッションがあれば、柔軟な働き方、価値観のすり合わせ、継続的な働く意義・意味の振り返りにも役立ちます。