【あなたはセーフティネットを持っている?】イドコロをつくる|伊藤洋志

イドコロをつくる
  • 満員電車に乗れば、ものになったような気分にうんざりして、車内広告は触発するような内容に、価値観を知らず知らずに押し付けられます。なんだか息苦しいなぁと感じる人も少なくないでしょう。
  • 実は、そんな時に、伊藤洋志氏が提唱する「イドコロ」があなたを救ってくれるかも。
  • なぜなら、「イドコロ」は、コミュニティとかつながりとかではなくで、くつろぎの時間と元気に正気を保てる環境をもたらしてくれるからです。
  • 本書では、この「イドコロ」の内容と、その作り方を著者が具体的な取り組みとともにレクチャーしてれます。
  • 本書を読み終えると、もしかしたら家族でさえ、あたりまえの存在ではなく、かけがえのない新しい繋がりとして再認識できるかもしれません!
伊藤洋志
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正気を失わせるようなこの社会の中で・・・

広告的なものに主導された現代の資本主義下では、「お金がないとこんなに困ることが起きるぞ」「乗り遅れるな!」といったプレッシャーが日々、矢のように降ってくる。

序「イドコロ」の必要性

・資金調達の額は大きほうがいい
・売上は大きほうがいい
・利益は大きほうがいい
こんな、誘いを著者は、正気を失わせると言います。

でもたしかに、冷静に考えれば、これって現代になってようやく登場した価値観なんですよね。

前回の投稿「【歴史はなぜあなたを悩みから解放するのか?】歴史思考|深井龍之介」でも、価値観が押し付けられることがいかに、苦しみを生むかということが語られていました。深井氏は、そんなとき、歴史に学ぶと、通念的にさまざまある価値観がイレギュラーなものであることが、客観視できると説明されており、これまた相当に納得したのでありました。

正気を失わせる価値観の押し付け社会の中で、懸命(賢明)に生きていくには、歴史と古典にふれること、そしてイドコロを見つけることなのです。

価値観を押し付けてくる社会に対して、どう振る舞うか?

これに対抗する方法は、一つは「小さくても自立した経済をつくること」、もう一つは「過剰なプレッシャーを無効化できる時間や場を持つこと」だ。これは両輪である。

序「イドコロ」の必要性

著者は、「【一生この会社でいいのかな?の時読む本】ナリワイをつくる|伊藤洋志」の中でも、「小さくても自立した経済」が自分を救ってくれると説きました。

さらに今回は、そこから一歩深堀りをして、「過剰なプレッシャーを無効化できる時間や場を持つこと」も含めた提案のありかたとしてイドコロを定義しています。

イドコロとは?そしてイドコロの型とは?

本書では、身体の免疫系を喩えにして正気を保つための仕組みを構想する。正気を保つための場の一つ一つをイドコロと設定し、病原菌のように正気を失わせる異物に対抗するイドコロの総体を「思考の免疫系」と仮定する。だから、免疫物質と同じように本書ではたくさんの種類のイドコロが登場する。

都市生活で人がプレッシャーなく居心地よく過ごせる場所のことをイドコロと定義します。広場とまでいかないけれど、ふらっといって、なんとなく今の状況をお互いが会話できるだけの場所です。

人は困難に直面すると、自分ひとりだけでは解決が困難なものです。

自分の状況をうまく客観視できないからです。

ここで、会話の効用は絶大です。

話して言葉にすることで、自分の耳で自分の言葉を聞き、自分を客観視することになるのです。

誰かに話しをする過程で、現状を把握したり、怪しいもの(価値観のおしつけ)の正誤判定を自らできるような環境を手に入れましょう。

たとえば、著者は大きく2つのくくりで、イドコロを定義します。

<自然系イドコロ>
・生活を協働する集まり(≒家族その他)
・(親しい)友人
・仕事仲間

<獲得系イドコロ>
・強い趣味の集まり
・公共空間の気に入った場所
・日頃通える小さいお店
・有志でつくるオープンな空間
・文明から離れて一人になれる空間

ここで面白いのが、家族も見方を変えれば、現代においては「強い趣味の集まり」ではないかと著者が述べているところです。

たしかに、現代は単独で生活が可能な時代、あえて婚姻関係を結び暮らすのは、なにか特別な理由がなければなしえないともとらえることができるでしょう。では一体それはなにか・・もしかしたら生活やライフスタイルという日常の趣味が、それに近いというとらえかたです。

まとめ

  • 正気を失わせるようなこの社会の中で・・・――価値観を疑う余地もなく、現代社会はそれを押し付けてきます。わたしたちは正気を失う波に飲まれがちです。
  • 価値観を押し付けてくる社会に対して、どう振る舞うか?――大切なのは、自分の困っていることを、ちょっと吐露して、自分と向き合う時間が得られる環境を手に入れることです。イドコロとはそんな場所です。
  • イドコロとは?そしてイドコロの型とは?――自然系イドコロと、獲得系イドコロがあります。事例をみながら、みなさんもイドコロを探してみましょう。

東京都は、2030年を目指した「『未来の東京』戦略」の中で単身者世帯の「居場所」づくりを掲げていました。こうしているうちにも単身者世帯が増加しています。情報化社会のなかで繋がりは強化されているようにも錯覚しますが、自分のお困りごとを吐露できるような、ちょっとした環境が本当にあるかどうか?これが生き抜くためには重要だと思います。

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