【学びは、楽しい!?】賢者の勉強技術 短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方|谷川祐基

賢者の勉強技術 短時間で成果を上げる「楽しく学ぶ子」の育て方
  • どうしたら、楽しく生涯に渡る学びを続けられるでしょうか!?
  • 実は、勉強というのは、本来楽しいものです。
  • なぜなら、勉強は主体性によって、行われるからです。
  • 本書は、勉強に対する先入観を捨てるための1冊です。
  • 本書を通じて、子どもと大人の人生の渡る学びを作ることができます。
谷川祐基
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学びは主体性!?

親がすべきことは、子どもになんとか勉強させるのではなく、勉強が嫌いになるような大人の事情を押し付けないように注意することです。勉強は本来楽しいものです。適切な援助があれば、子どもは自ら進んで勉強します。

親がすべきことは、子どもを勉強嫌いにしないように注意するだけ。ですから、教育はシンプルです。

はじめに

まず大切なのは、子どもの成長は、全て親の責任にあるという考え方を捨てることです。この考え方ができると、子どもとの距離感の取り方が変わってきます。大切なのは、子どもの成長は、子どもの主体性にあることを信じる気持ちです。子どもを大人扱いして、一人の人格として、自ら育つ力を養い、失わせないように支えるのが子育てです。なにもかも与えなくてはならないという、スタンスから親自身距離を置くことができます。このことで、自らも子どもから自立して、互いに成長するスパイラルへと向かうことができます。

勉強が楽しくなるためには、自発的に目標を設定していることが大切です。確かに、勉強は時に負荷がかかるものです。でも、それが楽しいと思えるようになるためには、目標があることが大切です。さらに、その目標とは、当然自ら設定したものである必要があります。大人が強制的にさせてしまえば、その子の自らを成長させる力を阻害してしまいます。大切なのは、自分で作った約束を、自分で守っていくこと。これができる子は、自分で成長していきます。

小さなころの「主体的な勉強」とは「親が主体的になること」で、子どもは素直な方が伸びます。

第2章 主体性の正体 勝手に伸びる子を育てる秘訣は子どもの立場を知ること

子どもは親をよく見ています。親が勉強が好きであれば、自ずと子どもも好きになるし、親が勉強が嫌いであれば、自ずと子どももそうなります。

子どもとの向き合いで大切なことは、どんな些細なことでも「全力で褒めること」です。机についたら、褒める。1問問いたら褒める、1行書いたら褒める、1ページ進んだら褒める。成績がよかったら褒める、成績がいまいちでも褒める。とにかく、子どもの自発性を引き出す方向性へと、背中を押してあげましょう。

子どもが褒められるために、あえて目標を低く設定してしまう懸念もありますが、そのバランスを意識しながら、とにかく褒めることはとても大切です。

  • すぐに褒める
  • こまめに褒める
  • いちいち褒める

褒め上手な大人は、子どもの時間軸に合わせて、褒めるを続けられます。

「好奇心」と「達成意欲」がない子どもはそもそも存在しません。彼らが元から持っている学力を尊重しましょう。と、同時に、自分にも備わっているそれらの力を引き出しながら、生涯にわたる学びを続けていきましょう。

勉強はコミュニケーション!?

学校の勉強、とくに、小学校・中学校は、コミュニケーションです。先生とのコミュニケーションです。先生が言いたいこと、先生が伝えたいことを、いかにうけとれるかで、成績やテストの点数が変わってきます。

勉強の本当のルールとは、「相手の伝えたいことをわかってあげること」です。

第3章 最強の勉強技術 最短時間で最大の成果を上げる効率的な勉強法

勉強とは暗記大会ではなく、コミュニケーションなのです。特に小学校の間であれば、成績が悪い理由はただ一つ、「先生の話をよく聴いていない」ということに尽きます。本当にこれだけ。

では、なぜ、人の話をきかない子どもがあるのか・・それは、家庭の影響も大きいです。子どもを一方的に叱りつけたり、お話を聴いてなかったり、親の態度によって社会での態度が変わってきます。あるいは、否定的な言葉がたくさん飛び交っているような家庭では、子どもはどんどん耳を閉ざしていきます。そうした中で、小学校に行っても、人の話を聞けないどころか、自分に対する注目を集めるのに積極的になって、人に関心を持てなくなります。

人の話をしっかり聞く子どもに育てたいのであれば、まずは、否定的な言葉を使わないこと。そして、その子の話をよく聴いてあげることです。その前提があっての勉強や学びであることを忘れないようにしましょう。

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効率的な勉強法は存在する!?

原則として予習は不要です。その代わり大切なのが、復習と振り返りです。これらに取り組むことで、自ら考え、自分と対話する機会を作り、学びのサイクルを続けることができます。大切な原則は次の5つです。

1)答え合わせは「すぐ」やる
2)自分の解答は消さない
3)答え合わせの「後」に時間をかける
4)問題に○×△をつける
5)×が多いほど喜ぶ!

これらの勉強法は、自分ができていること、わかっていること、理解していることを客観視することに役立ちます。結局は勉強とは先生とのコミュニケーションでもあり、さらには、自分自身とのコミュニケーションであるとも捉えられそうです。

上記の5つの原則については、私も、中小企業診断士の学習の際に、師匠でもある資格学校のカリスマ講師のお二人がが繰り返し説明してくださった点と非常に重なります。学習効率を高めていくためには、振り返りが大切です。これをなくしては、結局自分がどれだけ出題者の題意を汲めたのかを俯瞰する機会を得られません。子どもも大人も学びとは対話であるということは、変わりないのかも知れません。

具体的に、親は子どもの復習にどのように付き合ってあげるのが良いでしょうか!?時間のない中、ベタッと時間を取ることは難しいと思います。でも、次の点をケアすることで、子どもの自発性を保ちながら、効率的な振り返りを促してあげることができます。

1.今日勉強したことの重要ポイントは何だったか?
2.今日勉強したことをまとめると何だったのか?

この2点を、子どもに聴いてあげましょう。こうした些細な会話の積み重ねが、子どもの振り返りを促して、次の学びのスパイラルへと導く効果を得られます。復習の会話に必要なのは、数分でしょう。トライしてみましょう。

何時間勉強したかが重要ではありません。何を学んだかが重要です。

第3章 最強の勉強技術 最短時間で最大の成果を上げる効率的な勉強法

勉強で、「叱る」場面は存在しません。

基本的に、叱ることにはデメリットしか存在しません。叱ってしまっては、子どもは勉強嫌いになります。叱られることで勉強好きになる可能性は、残念ながら0%です。そして、叱ることで、話を聞かない子どもになります。そうして、結局は、学校の成績が伴わなくなり、さらに勉強が嫌いな子どもに育っていってしまいます。学びという人間にとって最も重要なスキルが失われていては、その後の人生の自由度や可能性を閉ざしてしまいます。これはもったいない。

1.叱らないこと(否定的な言葉を使わない)
2.褒めること(すぐ・こまめに・いちいち)
3.自ら目標を立てさせてあげること
4.「何を学んだか」について会話をすること

これらを繰り返しながら、親も大人として子どもとの関係性をアップデートしていくことが求められているのです。

学ぶ側のこころがまえは、こちらの1冊「【実は大切な「教わり方」とは!?】すべての「学び」の前に鍛えるべきは、「教わる力」である。|牧田幸裕」も大変おすすめです。ぜひご覧ください。

まとめ

  • 学びは主体性!?――学びは本来楽しいものです。
  • 勉強はコミュニケーション!?――相手が伝えたいことを汲むことです。
  • 効率的な勉強法は存在する!?――「何を学んだか」を確認する、振り返りが肝心です。
谷川祐基
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