- どうしたらより良い人生を志向できるでしょうか。
- 実は、何をするかの前に、どうあるかを考えるのもポイントかも。
- なぜなら、いかにあるかの結果が、行動にもなるからです。
- 本書は、そんなあり方に関するヒントをまとめてくれています。
- 本書を通じて、自分はいかにありたいのか、考える機会を得ることができるでしょう。
あるべき姿は、実現がポイント!?
あるべき姿、正しい姿勢を語るのではなく、
第1章 振り返ってみる
あるべき姿、正しい姿勢を実現することが、大切なのです。
大切なのは、行動の末、社会をより良い方向へと変えていく実働の力です。言っているだけではなく、実行と結果が伴っているかに意識的になりましょう。
過去の投稿「【人を裁けば、愛せなくなる!?】経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術|小野壮彦」における、カール・マルクスの言葉を思い出します。
「哲学者たちは、これまで世界を様々に解釈していきたにすぎない。
経済学者カール・マルクス
しかし、大切なことは、それを変革することである」
(The philosophers have only interpreted the world in various ways,
The point however is to change it.)
私たちは、私たちというフィルターを通じて、社会をどういうふうに見立て、変えていくために生まれたのだろうか!?一人ひとりが、考え行きたい問いです。
偶然は、ありません。起こるべくして起こっていると捉えてみることも大切です。
うまくいかないようにしているから、うまくいかない。
第4章 見つめてみる
うまくいくようにしているから、うまくいっている。
大切なのは、何が起ころうと、そのものごとに対して、自分から能動的に解釈を与えることです。世界は、自分の解釈次第で、変容します。解釈が世界であるといっても過言ではありません。
なにか大きなものが、あなたに機会を与えているととらえて、導かれるがままに、一生懸命に生きてみましょう。
こちらの投稿「【大きな何かよ、導きたまえ!?】運気を磨く~心を浄化する三つの技法~|田坂広志」もぜひご覧ください。
聴くことの大切さとは!?
人との関係性においては、実は、話す力より聴く力の方がはるかに大切です。
第1章 振り返ってみる
実は、話し方やその内容がフォーカスされがちですが、聴く姿勢についてはなかなか注目が及ばないかと思います。でもとくに大切なのは、人の話をいかに聴けるかということです。
ここで大切なのが、言葉にならないことまで、本質的に聴くことができるかどうかということでしょう。AI時代において、言語化できることよりも、言語化できないこと、つまり、暗黙知や非言語(ノンバーバル)文脈がとくにフォーカスされていきます。
こうした領域にいかにアンテナを立てて、聴くことができるかが問われていきます。
ぜひこちらの投稿「【AIにはない能力とはなにか!?】能力を磨く:AI時代に活躍する人材「3つの能力」|田坂広志」もご覧ください。ヒントがたくさんあります。
人(自分も含む)をどう見立てるか!?
人は常に変化しています。人の個性も、人の言動も、人のスタンスも、人の心持ちも。すべて。だから、人をジャッジすることをやめてみましょう。
ジャッジしない。
第8章 聴いてみる
判断しないで、そのまま受け入れる。
ゆらぎのなかで変化をしながら、関係を紡いでいるのです。だから、人のパーソナリティや特徴を固定的だと捉えて、ステレオタイプに陥らないようにしましょう。
変化を是として、すべてを受け入れてみましょう。そして、自分自身をジャッジすることもやめてみましょう。自分ってこうなんだ!という先入観から離れて、自由に、いまここを生きてみる。そういう挑戦の積み重ねが必要なのかもしれません。
まとめ
- あるべき姿は、実現がポイント!?――あるべき姿は、活動をもって結果として作られていきます。
- 聴くことの大切さとは!?――社会との関係性はうけいれることから始まるものです。
- 人(自分も含む)をどう見立てるか!?――相手も、自分も、常に、変化の途上であると考えましょう。