【長い目が何よりも大切!?】ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか|桑原晃弥

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか
  • 幸福とは、何でしょうか!?
  • 実は、ウォーレン・バフェットさんの生き方にヒントがあるかも。
  • なぜなら、自らを高め続け、ブレのなく、信じることを忘れない人生だからです。
  • 本書は、世界的投資家ウォーレン・バフェットさんの8つの人生哲学です。
  • 本書を通じて、社会とともに生きることについて、新しい視点を得られます。

8つの哲学とは!?

まずはじめに、ウォーレン・バフェットさんの人生哲学8つを見てみましょう。

哲学1)<バフェットの見方>
短期でなく「圧倒的長期」でものを見る

哲学2)<バフェットの考え方>
周りの声に惑わされず、自分の頭で考える

哲学3)<バフェットの守備範囲>
自分の「能力の輪」を決して出ない

哲学4)<バフェットのリスク対策>
原則は「損をしない」こと

哲学5)<バフェットの習慣>
一度身につけたルールは絶対に守り抜く

哲学6)<バフェットのお金のルール>
毎年着実に成果を上げ、社会に還元する

哲学7)<バフェットの時間管理>
決して無駄遣いせず、使いべきところには徹底的に

哲学8)<バフェットの自分磨き>
良い人生はお金では買えない

アメリカの片田舎、オマハに住み、そこから圧倒的長期目線にたち、投資の原理原則に独自の着眼点を加えて、何十年も運用するウォーレン・バフェットさん。彼の生き方や視座視点に、いかに自ら考え、行動をし続けることが大切であるかを知ります。

彼の長年の友人で、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツさんは次のようにいいます。

バフェットには、普通の人たちよりも少し先のことを考えられる天賦の才能がある。彼の警句をすべて丸暗記しても、追いつくことはできないだろう。だが、彼は暗記するに値する警句に満ち溢れた人物だ。

『[新版]バフェットの投資原則』――ジャネット・ロウ著、ダイヤモンド社

投資家のように生きることについては、さまざまな書籍の中で語られています。例えば「【人生に投資家的ジャッジを!】投資家思考|鈴木優平」や「【モヤモヤ打破したいあなたへ】投資家みたいに生きろ|藤野英人」をご覧ください。共通するのは、限られたリソースをフロー型で消費していくのではなく、いかにストック型で積み重ねられる人生をめざせるかどうか・・これからの時代に自分という「人格」をよりよく作り積み重ね続けるために、ウォーレン・バフェットさんの思想が響きます。

投資をするべき対象は!?

大切なのは、何に投資をするかということです。人が良いと言っているもの?社会が注目しているもの?いずれもウォーレン・バフェットさんはNOです。

ウォーレン・バフェットさんが、投資する対象は、「成長し続ける企業」です。成長は、ほんの束の間の成長ではなく、永続的なものです。可能な限り永く続くものであることが肝心です。

企業が成長し続けるためには、幸運だけでは無理です。優れた経営力や卓越した研究開発力といった多くの要素が欠かせません。これらが相まって、企業は継続的に成長していくことができるのです。

また、これらがあったとしても、毎年確実に成長し続けることは難しいです。例えば、新型コロナのような状況になれば、企業の成長は短期的に難しくなります。だからこそ、1年単位で見るのではなくより長い目で見ることが必要になるのです。

バフェットにとって投資すべき企業とは、パッと咲いて、パッと散る企業ではありません。

第1話 目先のことに一喜一憂する必要はない

上記から、何を見るかが明らかになります。

株価ではなく、事業を見るのです。もっというと、成長性とブランド力を把握しましょう。大切なのはここです。

買うべきは株券ではなく永続的に収益を生んでくれる事業である

第3話 見るべきは株価ではなく成長性やブランド力であり、買うべきは株券ではなく永続的に収益を生んでくれる事業である

おそらく人についても同じようなことが言えるのではないでしょうか。人も短期的な成績や収入などで評価されるべきではなく、その人が持つ潜在的な成長力や状況を打破し、新しい関係を構築することが可能な創造力であるべきでしょう。

最終的に成功するのは、ギャンブラーではなく小さな利益を積み重ねた人

第5話 最終的に成功するのは、ギャンブラーではなく小さな利益を積み重ねた人

ちなみに、ウォーレン・バフェットさんは、コカ・コーラが大好きだそうで、同社の株も保有しています。コカ・コーラを飲みたい!という人類の価値は普遍だからと言う理由もあるそうです。

お金とは!?

バフェットは投資に際して見るべきは「価格」ではなく「価値」であり、価格と価値の間に大きな差が生まれた時こそが投資のチャンスであると考えています。

おわりに 「価値を高めてこそ価格もついてくる」という生き方

大切な視点は、「価格」は株式市場の状況によって、大きく値動きをするものです。しかし、「価値」はどんな時代でも変わろうが揺らぐことはないのです。そんな、「価格」と「価値」の違いを見極めた判断と行動が欠かせません。

企業にとって大切なのは、「価値」を高める努力を惜しまないということです。「価格」はあとからついてきます。

バフェットは幼い頃から「価値」を増やすことに取り組んでいますが、それ以上に「人としての価値」を高める努力を惜しまなかったからこそ、その価値にふさわしい「価格」を手にしました。

おわりに 「価値を高めてこそ価格もついてくる」という生き方

価値を高める努力が大切です。価値を正しく意識できた時、その人は成長をし続け、人として豊かな人生を送ることができるのです。

価値と成長については、こちらの1冊「【1日の成長へ!?】人生の成功とは何か|田坂広志」もたいへんおすすめです。ぜひご覧ください。

お金は、自分が好きなことを上手にやった副産物であるべきだ。

第2話 お金は、自分が好きなことを上手にやった副産物であるべきだ。

まとめ

  • 8つの哲学とは!?――基本の哲学を大切に、自分で考え軸を持ち続けましょう。
  • 投資をするべき対象は!?――株券ではなく、永続性のある事業です。
  • お金とは!?――価格はついてきます。だから、価値を高めていきましょう。
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