- ビジネスマンというよりも、1人の人として、生き方にビジョンをもたらしてくれる人はいないものか・・
- 中野善壽さんの生き方をぜひ知っていただきたいです。
- なぜなら、中野善壽さんこそ、お金や名声、所有にとらわれることなく、自分の考え方と感性を頼りにさまざまな事業を興してきた方だからです。
- これからの時代、ロールモデルが希少化していきます。
- そんな中で、縛られない、自分の目で見て、肌で感じて、そして考える生き方のお手本を知ることができるでしょう。
中野善壽さんのご経歴は、こちらからどうぞ!Newspicksの記事もおすすめです!
生き方「今日がすべて」とは!?
僕が何より伝えたいのは、「今日がすべて」という言葉です。
今日がすべて。颯爽と軽やかに、ぜんぶ捨てれば。
私たちは、多くのものに、知らず知らずの内に縛られているのかもしれません。お金、名声、所有欲、などなど。でも、こうしたものごとは、自分から自由を奪っていくものにほかなりません。
中野善壽さんは、1/3を若い頃から寄付に回すなど、とにかく持たない生活を実践させれてきました。仕事(とくに、ポスト)への執着もなく、自分の感性を大切に結果を残しながら、渡り歩いていくさまは、まさに颯爽としています。
中野善壽さんには、肩書がないと思いました。そうした意味で、活動家なのだと思います。
活動家といえば、過去の投稿「【作戦名の見つけ方とは!?】きみの人生に作戦名を。|梅田悟司」で梅田悟司さんが、こんな言葉で紹介していました。
最後は、肩書を捨て、活動家に向かう
【作戦名の見つけ方とは!?】きみの人生に作戦名を。|梅田悟司
自分の人生を自分ごととして生きていくと、内発的な力によって、いつの間にか活動家になっている。そんな、含意だったと認識しています。
今回取り上げさせていただく、『ぜんぶ、すてれば』は、まさに活動家中野善壽さんの生き方に関する1冊だとおもいます。
小さなレジスタンスを大切にするとは!?
仕事をしていると、流れや圧を感じます。当然、仕事は人と行うものですので、こうした外的な刺激というのは常に受けるのですが、これに対してどのように付き合うかが大切です。
あるいは、もっと広い目でいくと、社会で生きているときにも、外部からの刺激に対して、「あれ?」と思うこともあるでしょう。
大きな何かを成し遂げようなんて、思わなくていい。自分の中に自然と生まれる「小さなレジスタンス」に目を向けて、蓋をしないようにするだけでいい。無力感を抱く人には、そう伝えたいですね。
周りになんて、合わせなくていいい。自分の中のレジスタンスを守り抜く。
自分の頭で考えて、言葉にして、行動することが、どれだけできているか、を考えることが大切なのでしょう。
そして、自分のレジスタンスを大切にするということは、同時に、相手のレジスタンスの存在を認め、それも含めて大切にしていくということに繋がります。
このふれあいこそが、信頼関係へと導くのです。
信頼関係を作る生き方とは!?
仕事は人と人の信頼関係でやっていくものだから、実際に会ってどういう人間なのか、お互いに自分を見せ合ってからから始めるのが基本です。
気になった人には、すぐ会いに行く。
人は会ってみないと、本当のことはわかりません。コロナ禍後、すっかり定着したオンライン会議ですが、それでも、やはりまだまだリアルの情報量には叶いません。信頼関係ができるまで、とことんリアルであって、互いを見る。そして、小さなレジスタンスを感じ合うこと。それが、人と仕事をしていくための大切な心構えかもしれません。
ぜひ、本書を一度お手に取っていただき、中野善壽さんの生き方に触れていただきたいと思います!おすすめです。
まとめ
- 生き方「今日がすべて」とは!?――何ごとにも縛られず、自分を生きるということです。
- 小さなレジスタンスを大切にするとは!?――自分の中に芽生える「抵抗」と、相手の中にある「抵抗」を大切にしましょう。
- 信頼関係を作る生き方とは!?――会うこと、そして互いに見せ合うことから仕事は始まります。