- あたまをやわらかくして、柔軟にものごとを考え続けるには何が大切でしょうか!?
- 実は、本書が役に立つかも!
- なぜなら、考えることに対する外山滋比古さんの金言集なのです。
- 外山滋比古さんは、ロングセラー『思考の整理学』で有名で、この本は、東大生や京大生が読む本として一時期話題になりました。
- 本書を通じて、考えることのヒント、そして、心構えを端的に触れていくことができます。
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本書の構成
本書は、外山滋比古さんが過去に執筆された本の中から、「やわらかく、考える。」を主題に、7つの方向性で、数多くの言葉を紹介してくれています。
- 1)余裕のあるアタマをつくる
- 2)常識から自由になる
- 3)わからないことは放っておけ
- 4)ひらめきを生む習慣
- 5)日本語をしなやかに使う
- 6)アウトプットもやわらかく
- 7)自由自在に生きるコツ
日ごろしていることをほんのすこし変えるだけで、ずいぶん変わってくる。新しいことのように見えても、その実、昔から言われてきた知恵と同じだったりする。
はじめに
こういうヒントが、読者のみなさんに、いくつかでも参考になれば幸いである。
毎日の習慣の力というのは恐ろしいもので、ほんの少しの行動が、1年後、そして10年後、あるいは一生のなかで生み出す効果というのは絶大になるそうです。たしかに、大砲も発射角を1度違えただけで、的にあたったりあたらなかったりします。それだけ、毎日の活動というのは、これからの人生をあゆむ発射角に似ています。インパクトはないけれど、未来において差がつく・・
そんな未来が想像できる現在に立たされて、外山滋比古さんの言葉は大変なヒントと知恵と、勇気をくれます。今回は大きく2つの言葉をご紹介したいと思います。ぜひ、この他にもお手に取っていただき、外山滋比古さんの言葉に直接触れてみてください!
人生は長い目で見る
スタートがうまく切れなかったことで悲観することはない。
第七章 自由自在に生きるコツ
人生はマラソンみたいなもの。いくらスタートがよくても、本当の力がなければ、たちまち遅れる。
折り返し地点あたりへ来ると、ようやく実力がものを言うようになる。
スタートでレースと占うのは間違っている。
じつは、本書の中でも最後の方に取り上げられているこの言葉が、かなりぐっと来ました。というのも、人生のスパンでものごとを考えるとよりよいことがありそうだ、と最近、とくに思っているからです。
この増田みはらし書店も、なんとなく、人生のスパンで考えた時に良いことがありそうだ、と直感的に思って、続けています。もちろん、毎日本をよむこと、そしてそれをアウトプットすることは、大変なこともあります。でも、実は楽しいこともたくさんあります。これを機にさまざまな視点を得られたり、仕事にやくだったり、あるいは、人に会えたり、とても楽しいです。
単に、短期的な視点では、きっとそれらの実感を得る前にやめてしまっていたかも知れません。人生のスパンで見た時に、今、何をしたいと思えるか、が大切なのだろうなぁと考えながら、外山滋比古さんの言葉に触れました。
過去の投稿「【自分の人生、生きてる!?】ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために|ドリー・クラーク,伊藤守,桜田直美」も、あわせて拝読いただくと、さらに深みを増します。
おもしろいことは忘れられない
おもしろいことは、正しいことより、生命力がつよい。
第四章 ひらめきを生む習慣
正しいことは、やがて忘れられる。しかも、急速に忘れられる。
対して、おもしろいことは忘れられにくい。忘れられるにしても、ゆっくり忘れられるから、こちらのほうが歴史の中核になりやすい。
きっとビジネスもそうですよね。正しいことも大切ですが、一歩ふみこんで、おもしろいことを考えてみたいと思います。先日、とある官公庁のプレゼンに参加したときのこと、制作担当が、「せっかく参加するのだから正しい提案だけではなく、うちらしい、愉快な提案にしよう!」と、テーマをガラリとディレクションしてくれました。そのプレゼンは、見事獲得できたのですが、ここにも正しさだけではなくて、おもしろさ、あるいはユニークさが効いていたのだからこそだったかなと、思い返しています。
せっかく選ぶなら、面白い道を!忙しい毎日の中でも、忘れないようにしたいものです。
まとめ
- 本書の構成――7つのテーマで、外山滋比古さんの言葉を編集してくれています。
- 人生は長い目で見る――人生スパンでものごとをみると、短期的なワナに陥らず、本質を見つめられます。
- おもしろいことは忘れられない――正しいだけではなくて、おもしろさも大切に!
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