- 出版をセルフブランディング、マーケティングに役立てたいけれどそうしたら良いのかな?
- 実は、出版の方法について解像度を上げると、実現化していくかも。
- なぜなら、本も1文字1文字の積み重ね、つまり実現可能な習慣の成果だからです。
- 本書は、チャレンジする人みんなの出版に関するノウハウをまとめた1冊です。
- 本書を参考にあなたの出版が実現するヒントを得られると思います。
出版で得られる資産とは!?
オンデマンド出版(希望者の注文に応じて書籍などを印刷・製本して販売する出版形態。雑誌や書籍のデータをデジタル化しておき、インターネットなどを通じて注文を受ける方式。)などの登場で、どんな人にとっても書籍化が身近になりました。とくにキンドル出版が代表的でしょう。いまでは多くの企業代表者やフリーランスの方が、書籍をマーケティングの施策として活用している時代です。
出版で得られることは、2つの資産で説明ができます。
<無形資産> 出版の執筆の過程で身につく3つのビジネスに必要なスキルです。
具体的には、「コンテンツ力、マーケティング力、ライティング力」の向上という、スキル資産です。
<有形資産> 集客やセールス、ブランディングに直結する『書籍』という見える形です。
やはり、多くの方の目に触れ、あなたの魅力が伝わる媒体を持つことは、自他ともに有益です。
シンプルに、文章力やマーケティング力が引き上がるだけではなく、執筆プロセスを経て、自分のビジネスへの自信と誇りが増し、ますます自分(のビジネス)が好きになること。
第1章 キンドル出版3つの大間違い
自分を客観視する機会というのは、日常にそこまであふれているわけではありません。書籍化=見える化を通じて、自分に内在している情報資産が表に出ることは、やはり多くの利点をもたらすのですね。これは「ビジョン」を見出すことに繋がります。
出版で得られる3つのビジネススキルとは!?
①コンテンツ力(商品力)
売れるコンセプトや企画を考えるプロセスが、自社(自分)・商品・顧客をそれぞれ深く考えることで見出されます。この過程にこそ、書籍化そしてその後の自社サービスを拡大させるヒントが隠れています。
②マーケティング力(集客力)
出版だけではビジネス効果を期待できません。集客に導く設計図が必須だからです。読者を顧客にする導線設計、マーケティングを書籍に練り込んでいくプロセスが、飛躍的にあなたのマーケティング力を引き上げます。
③ライティング力(文章力)
文章は全体設計とストーリーの妙が書かせません。人にどうしたら伝わるのか!?という他者視点を養いながら、自分の言動をコントロールする、あるいは、基本的な言葉の力に触れ続けることでスキルUPを狙うことできますね。
この3つのスキルさえあれば、あなたのビジネスはグングン回ります。
第3章 キンドル出版でセールスを不要にする「7つの法則」
「コンテンツ力」「マーケティング力」そして、出版の本質とは!?
とくに、2つの力について触れてみましょう。
コンテンツ力
コンテンツ力は、あなた自信の仕事のコンセプト、さらに言えば、そのコンセプトの独自性を引き出すところからスタートします。独自性を見出すためには、「掛け算」が欠かせません!「腸活」だけだと、多くの人が同じようなテーマを勝たれますが、「腸活」×「育児」だと、いかがでしょう。だいぶ専門性が出ましたね!さらに「腸活」×「育児」×「お母さんの体調管理」だと、さらに特化することができます。このように「掛け算」の力を活用して1000に1人の人材化(10×10×10=1000)を図るのです。
こうした独自のコンセプトを打ち出したら、書籍の全体設計から始めましょう。つまり目次を決めるということです。
これについては、過去の投稿「【書籍執筆!すべてのキーは、「目次」にあり!?】立てる・埋める・直す 3ステップで確実に書き上がる ビジネス書実用書の書き方|丘村奈央子」でも同様の見解がありました。こちらもぜひご覧ください。
マーケティング力
マーケティング力は、受け手の情報接触量について考えることです。中野巧さんは、次のように顧客を見立てます。
<人は購入するのに十分な情報を得たときに購入する>
第3章 キンドル出版でセールスを不要にする「7つの法則」
つまり、書籍を読むことによって、顧客はあなたの人柄や人格、あなたの得意領域、そして貢献領域について十分な情報を得ることができるでしょう。ついには、十分な情報を得て、何らかの行動に出やすくなります。1冊の本があなたのビジネスを語り始めると、セールスをしなくてもあなたの商品が売れていくような状況を作ることができます。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
マネジメント[エッセンシャル版]――ピーター・F・ドラッカー
①出会い→②登録→③成約、売上を上げるセオリーは、この3つを向上させていくことです。それぞれ、1.3倍うまくやれば、1.3×1.3×1.3=2.8561倍。3倍に迫る成果がえられます。書籍の出版が①出会いを支援するものだとしたら、その先の②登録→③成約の方法までを、予め検討しておく必要がありそうですね。
さらに、「出版」を俯瞰してみる・・
ここまで、「自己視点」で出版について、ノウハウやメリットをご紹介してきました。
その反対の、「受け手視点」で出版を見ていくと、どんな視点が得られるでしょうか??
最後に思ったのが、やはり出版という形態であったとしても、そこには「貢献」の視点があったほうが良いのではないかなと言うことです。仕事は、貢献です。誰かの役に立った分だけ、結果的に幸せになれたり、最後には報酬がついてくる可能性があるものです。
本書の中でも、中野巧さんが『報酬=与えたサービスの質×量』というベストセラー『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』からの一節を引用してくださっています。
改めて自身の貢献の領域を見つめて、そのノウハウや考え方を「より手にとっていただきやすい」形でお知らせしていくのが「出版」なのではないかなともとらえられるのではないでしょうか。デリバリーの便宜を図るのが、書籍だとしたら、それはあなた自身の4P戦略のうちPlaceに関する戦術であることが、明らかになりますね。
他者との関わりを見る時、人からの目線を忘れてはなりません。過去の投稿「【正しく、”ギバー(Giver)”になるには!?】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代|アダム・グラント,楠木建」できっと新しいヒントを得て頂けると思います。こちらもおすすめです。
また、上記の書籍の続編としてのこちらの論文もおすすめ!「【ギブ・アンド・テイクにも自己防衛が重要!?】「いい人」の心を消耗させない方法|アダム・グラント,レブ・リベル」ぜひ、ご覧ください。
まとめ
- 出版で得られる資産とは!?――あなたのビジネススキルと、営業ツールを得られます。
- 出版で得られる3つのビジネススキルとは!?――コンテンツ力、マーケティング力、ライティング力です。
- 「コンテンツ力」「マーケティング力」そして、出版の本質とは!?――顧客のための貢献活動かも!?