【書籍執筆!すべてのキーは、「目次」にあり!?】立てる・埋める・直す 3ステップで確実に書き上がる ビジネス書実用書の書き方|丘村奈央子

立てる・埋める・直す 3ステップで確実に書き上がる ビジネス書実用書の書き方
  • 企業や事業のPRのために書籍出版を活用したいけれど、どうしたらいいのかわからない!と躊躇していたりしませんか。
  • 実は、分解して考えると、とっても気楽なものになるかもしれません。
  • なぜなら、本を分解してみれば、それは章であり、小見出しであり、センテンスの組み合わせだからです。
  • 本書は、ステップと内容を「分解する」ことで、執筆を身近なものにしてくれる1冊です。
  • ぜひ、本書を通じて、出版をPRの武器としてご活用ください!

本を書くための3つのステップとは!?

本を1冊仕上げるのには、途方もない作業が待っていると思っていませんか!?実は極端なことを言うと、3ステップだけしかないのです。

身につけるべき基本プロセスは「立てる」「埋める」「直す」の3つしかありません。

はじめに
  • 「立てる」・・目次を立てることです。
  • 「埋める」・・目次の小見出しを文章で埋めていくことです。
  • 「直す」・・一気に埋めたあとに、見直して6つの視点で点検することです。

これらのシンプルなステップだからこそ、まずは自分の中に書きたいコンテンツがあることが前提になります。自分が社会に対して発信しなくてはならないこと、おもわず溢れ出る言葉になってしまっていることは、ありますか?

それをこのステップに沿って丁寧に編集していけばよいのです。

「立てる」が最も重要な理由とは!?

実は3つのステップで「立てる」が最も重要です。なぜなら、目次は、すべての設計図であり、かつ企画であるからです。

途中で書けなくなることが問題として多く発生する可能性があります。それには2つのネックがあり、ひとつは「自分のキャパシティ(許容量)以上の文章を書こうとすること」もうひとつは、「書けないネタで書こうとすること」です。

これら2つの問題には共通項があります。それは最初の目次づくりがキーになる点です。

途中で「書けない」に気がつくのは遅い

目次計画が最初の段階でしっかりしていれば、あとあとかけなくなる!なんてことはありませんし、キャパも超えませんね。

「立てる」のコツと、書き切るコツとは!?

「立てる」コツは、1冊の本はお菓子の詰め合わせだと考えてみることにあります。いろんなお菓子が、大きなテーマのボックスに詰まっている、その感覚で目次を積み上げていくことを実践してみましょう。

お菓子ボックスのサイズは、新書で70,000字、ハードカバーで100,000字が一般的です。小見出しはだいたい500~1,500文字程度なので、割り算して、大体の小見出し数を事前に決めます。500~1,500字の間で自分のかける分量を見極めておくことも重要です。

あとは、小見出しの数を出していき、最終的に同じ意味でまとまるところを章として構成します。

「章」を作るとは、言い換えれば「意味の仲間分けをすること」です。

(数字+内容2)目次として組み立ててみよう

一気に書いてみて、途中で振り返らないことも重要です。勢いも大切なのです。後から振り返って6つの視点で直していけばいいのです。

  • 1)誤字脱字、変換間違いチェック
  • 2)文章のねじれをチェック
  • 3)重なった表現の削除、変更
  • 4)長すぎる文章を切る
  • 5)ネガティブ要素のチェック
  • 6)情報の飛びがないかチェック

もし、文字数が足りなくなったら・・

文字数を増やそうと思うなら、膨らませるより深化させることを意識してください。

膨らませるより、深化させる

こうして中身の濃い1冊をかきあげていきましょう。

本を執筆することは、ご自身のブランディングやあるいは、ご自身の事業や会社の広報活動に役立ちます。書籍としてまとめておくことで、今後のアクションも取りやすくなるでしょう。

広報PRとして書籍を活用したい!と考えていらっしゃる方は、広報のステップを頭に入れておくと良いかもしれません。過去の投稿「【広報機能をこれから保有するベンチャー企業必見!】話題にしてもらう技術~90.5%の会社が知らないPRのコツ|加藤恭子」がおすすめです。ぜひご一読ください。

まとめ

  • 本を書くための3つのステップとは!?――「立てる、埋める、直す」です。
  • 「立てる」が最も重要な理由とは!?――途中で書けなくなったり、自分のキャパを超えたりしないように全体設計をすることができるからです。
  • 「立てる」のコツと、書き切るコツとは!?――小見出しの文字数を設定して、トータルの小見出し数を想定しましょう。一度、すべて書ききったあとで、直していくようにしましょう。
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