- ビジネスって、そもそもなんでしょう。
- 実は、株式投資よりも低リスクかも。
- なぜなら、本来あなたが資本だからです。
- 本書は、世界的な実践マーケティングの巨匠ジェイ・エイブラハムさんによる、哲学的書です。
- 本書を通じて、そもそもビジネスってなんだろう?という視点から、生き方についてヒントを得られます。
前回の投稿に続きジェイ・エイブラハムさんの『限界はあなたの頭の中にしかない 小さなアクションで、最大の成果を引き寄せる』の言葉に、一緒に触れていきましょう。本当に、示唆深い1冊です。とてもおすすめ!今回の投稿では、ビジネスよりの視点でアプローチしてみます。
ビジネスは、本来低リスク!?
ビジネスというと、少し博打のイメージありますでしょうか。でも、ジェイ・エイブラハムさんによると、それは間違った認識だといいます。
ビジネス自体は本来、株式投資よりも安全です。他の人がやっていることにお金を賭けている限り、自分でコントロールできません。自分のビジネスから利益を生み出すのは、リスクがつきまとう株式投資などよりずっと確実です。
第6章 ビジネスを突き動かす「基本原理」
大切なのは、自分に主導権があるビジネスを考えるということです。そして、レバレッジポイントをビジネスのバリューチェーン複数の過程で少しずつかけていく考えかたでいってみましょう。
たとえば、セールスであればどういう言い回しをしたのか、いかにその商品やサービスの魅力を伝えたかということを分析していきます。ここでも、2倍・3倍を一気に狙うのではなく、1.1倍の積み重ねを正しくすることを意識するのです。
1.1倍なら誰にでもできることだと、ジェイ・エイブラハムさんは言います。ただし、あなたが機会に恵まれていないといけません。どれだけ多くの機会を持っているか、が争点なのです。
これに関しては、過去の投稿「【1日1%の積み上げが、1年で約38倍になる!?】「運がいい人」になるための小さな習慣 世界の成功者が実践するたった1分のルール|サチン・チョードリー」にも触れるところです。
サチン・チョードリーさんも、行動をし続けて、可能性を最大にしておくことがポイントという内容を説かれていました。
また、哲学者國分功一郎さんも運について言及されており、過去の投稿「【哲学は人生を考えること!?】哲学の先生と人生の話をしよう|國分功一郎」において、いかに情報に日頃から接点を持てているかについて触れています。
行動すればするほど、インパクトを与えれば与えるほど、価値を付加すればするほど、あなたの可能性は徐々に拡がっていきます。それは、数え切れないほどたくさんの成功を生み出し、満足感を味わい、幸せを作り出し、収入を増やし、尊敬を集め、繁栄を極める可能性です。
第4章 なぜ、あなたは働くのか――今日すべき3つのことを考える
あなたがビジネスをする理由とは!?
あなたはなぜ、ビジネスをするのでしょうか。
「あなたが存在する世界を、あなたが、より良くするため」に他なりません。
第4章 なぜ、あなたは働くのか――今日すべき3つのことを考える
これが、あなたが豊かで幸福な人生を送るための唯一の秘訣です。
あなたが働くのは、あなたの存在を通して、あなたの存在する世界に価値を創出するためなのです。
こうした、「理念」を持つことがいかに大切か、感じますか?
企業や事業が日頃行っているのは、「戦術」であり、手段でしかありません。ここでは、目的の色は薄れてしまっています。でも、本当に大切なことは、目的にあるはずです。最近の言葉では、「パーパス」でしょうか。これを意識し続けることで、あなたは、あなたのビジネスに意味を与え、そして、行動の原動力とすることが可能になります。
理念によるビジネスは、そもそもその穴を掘る意味があるのかを考えます。まず、「なぜビジネスをするのか」というところからスタートするのです。そもそもの視座が違うのです。
第4章 なぜ、あなたは働くのか――今日すべき3つのことを考える
あなたにレバレッジを効かせよう!?
あなたは自分の時間や労力に、「てこの法則」でレバレッジをきかせて、より利益を大きくする方法を考えるべきです。
第6章 ビジネスを突き動かす「基本原理」
あなた自信が資本を出す必要はありません。大切なのは、知恵です。
点と点を結びつけて新しいチャンスを創出できれば、あなたは億単位のビジネスを即座に始めることができます。
たとえば、アイスクリームは紀元前2000年にはすでにあり、そしてワッフルも大変昔から焼かれていました。でも、それから3900年後、ニューヨークのセントラルパークで、カップをきらしてしまったアイスクリーム屋さんが、苦し紛れに隣のワッフルをカップの代わりに使うまで、アイスクリームコーンは考え出されていませんでした。
たとえば、パンは紀元前2600年にはすでに焼かれていました。そのはるか昔から人間は肉を頬張っていました。でも、ハンバーガーが作られたのはそれから4300年後でした。
すでにあるモノとモノの関係性を見出すことができれば、それをつなげてオリジナルの流通網を創出できれば、とてつもないビジネスチャンスを作り出すことができます。
第6章 ビジネスを突き動かす「基本原理」
チャンスはどこにでも転がっています。あなた自身の知恵があれば、それらが見いだせるはずです。なるべく投資は少なく、すぐに現金化が可能な方法を考え、そこからスタートしてみましょう。大量に他人の資本を最初から注入するのではなく、リスクを小さく、主導権を自分にして、ビジネスを小さく始めて、拡大していきましょう。
物事の考えかた、見方を変えることです。ゲームチェンジに持ち込むのです。あなた自身がアイデアの発信地となり、周りやお客様と絆を結び、手の内を変えるのです。あなた自身が規則を作る側になるのです。あなたのビジネスに対する自覚をシフトさせるのです。
第6章 ビジネスを突き動かす「基本原理」
まとめ
- ビジネスは、本来低リスク!?――自分の知恵を使い、リスクを小さく、利益を最大化する思想で、他人資本に頼らずに始めれば良いです。
- あなたがビジネスをする理由とは!?――あなたというフィルターを通じて、あなたの存在する世界をより良くするためにビジネスをしましょう。
- あなたにレバレッジを効かせよう!?――自分の時間や労力に小さなテコをいかに複数かけられるかがポイントです。