【今、身につけたい人の心を動かす方法とは!?】表現の技術|高崎卓馬

表現の技術
  • よい表現とは、どんなものでしょうか。
  • 実は、表現には技術があって、技法を学ぶことも大切です。
  • なぜなら、一定の型を学ぶことが、表現者として第一歩になるのです。
  • 本書は、電通の制作を長く続ける高崎卓馬さんによる表現を様々な角度から考える一冊です。
  • 本書を通じて、広告、映画、脚本などに取り組む技法と心構えのヒントを得られるでしょう。

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高崎卓馬
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表現とはそもそもなにか!?

著者の高崎卓馬さんは、若手プランナー時代から10年以上、プランニングの打席に立つたびに、たくさんのコピーや企画を提出していました。自分の企画で、打合せデスクが一杯になるほどです。ですが、あるとき師匠である古川裕也さんとであい、「キミはなにも学んでいなさすぎる」、そして「よくこんなにも学ばずに生きてこられたね、逆にえらい」と言われたそうです。そこから、古川裕也さんと働く日々がスタートしたのですが、その中で、表現に関する数多くの考え方について学んだといいます。本書は、そんな高崎卓馬さんがまとめた表現のノウハウに関する一冊です。

人が人になにかを伝え、なにかを残す。そしてそれだけをひたすら追求すると、「探してでも見たい」「教えたくなる」コンテンツとしての魅力が生まれる。

はじめに

追求するには、人の感情に寄り添う必要があります。こんな表現をしたときに人はどんな想いを抱くのか、そこから逆算して表現を極めていきます。

人間の心はどんなときでも揺れている、振り子のようなものだ、と考えてみましょう。

感情は振り子である

人の心は常に穏やかではありません。外界からの刺激でついつい、反応してしまうのが人の心です。表現は、この刺激に当たるもので、それを精緻に作り上げることで、感情の振り子に揺さぶりをかけます。

そして、感情の振り子を動かすには、必ず「オドロキ」がそこになくてはならないといいます。人は、笑う前にかならず驚いている。泣く前にかならず驚いているからです。予定や場面と異なることが置きて、オドロキとともに、感情が揺さぶられる、その解釈をしようとして結果としての笑いや泣きが溢れ出てくるのです。

過去の投稿「【ブッダの教えのやり方とは!?】これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活|草薙龍瞬」では、人の心は単に外界の刺激を受けて反応をしてしまっているだけということが説かれていました。実際に、その心の仕組みを知ることで、人生の苦しみから開放しようとしたのがブッダでした。

ブッダがあるがままを受け入れようとして、心の振り子をあるがまま見ることを説いた一方で、表現は、その振り子の動きを活用しようとします。

感情の振り子は、起承転結で動くか!?

物語を書くときに教えられる「起承転結」ですが、これではオドロキがおきません。理路整然としているがあまり、読者や観客は、その行く先を想像し始めてしまうからです。だから、理詰めで説明的な表現は、感情を揺さぶることができにくくなってしまうのです。

起承転結は「物語」ではないのです。それどころか、この起承転結は物語を劇的につまらなくすることがしばしばあります。時間の流れ通りに物語を追うと、人は途中から結論を予想しはじめます。

起承転結のワナ

飲みすぎて→飲み屋で出会った人と意気投合→3時まで飲んで→朝起きると知らない人の家にいた。をそのままの時系列で説明しては、それは単なる説明です。物語に表現とするならば、「朝起きると知らない人の家にいた」から始めるアプローチにように、オドロキとそれによる事件の匂いを醸すことがポイントです。

笑いとは!?

そして、笑いというのもひとつの重要な表現の成果です。

70年代のアメリカのCM業界を席巻した天才CM監督ジョー・セデルマイヤーもインタビューのなかで、「笑いは笑いながらはつくれない」と断言しています。

笑いはテクノロジー

何か派手なことをしたり、派手な格好をしているだけで、勢いで笑いを取るだけではなく、逆に変な格好で真面目なことを言ったほうが面白いのではないか?という客観性と理性と左脳を持ち合わせることに表現のヒントが隠されているのです。

別役実さんの著書『別役実のコント教室―不条理な笑いへのレッスン』(2003年、白水社刊)に笑いの種類の分類があります。

(1)言葉遊びの笑い
(2)即物的な笑い
(3)キャラクターによる笑い
(4)関係の笑い
(5)不条理の笑い

この中でも高崎卓馬さんは、特に「(4)関係の笑い」が、笑いのスキルを磨くときに注目したいといいます。「関係の笑い」とは、例えば、「ケーキだと思っていたものが爆弾だったとか、爆弾をほとんどケーキだと思って扱っていたという情景が醸し出す笑い」のことだそうです。

あるいは、この「関係の笑い」の重要性を山田洋次さんからのコメントからも見出すことがあったそうです。

「ときどきお笑いの人にお芝居をしてもらうと、余計なことをして笑いをとりにいこうとすることがある。そうしないと不安になるのだろうけれど、彼らはそこにいるだけで面白いうということを理解する必要がある。僕たちは物語の関係のなかで面白さをつくっていくのだからね」

関係で笑いをつくろう

物語には登場人物が複数あって、一人だけで泣き笑いを作っているのではなく、その関係性の中にストーリーを立ち上がらせて、感情に揺さぶりをかけていく、このことを理解する必要があるということでしょう。

そして高崎卓馬さんが、表現と人の心について触れた最後のセクションの言葉が響きます。

変化が大きいときは、変えるべきはないものをまず見つめる。

これからの広告たち

大切で変わらないものは、人の心です。きっとどんなに科学が発達しても、人の心は変わらない。泣き笑いをしてしまう人の心にいかによりそって、新しいことを考えられるか!?が争点になっていくことは間違いがないでしょう。変化の激しい不確実な社会にあって、人の心をどうやってとらえていくか、をもう一度考えていきたいと思いました。

過去の投稿「【VUCAの正しい備え方とは!?】最強の教養 不確実性超入門|田淵直也」もおすすめです。

まとめ

  • 表現とはそもそもなにか!?――「オドロキ」を作り、人の心の振り子を刺激することです。
  • 感情の振り子は、起承転結で動くか!?――セオリーのように言われる起承転結は説明的すぎて、実は、オドロキを作ることが苦手です。
  • 笑いとは!?――その直前に「オドロキ」があるのはもちろん、ものごとや人の関係性の中にも見出すことができるものです。

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