【人は、もともと弱い生き物!?】松岡修造の人生を強く生きる83の言葉|松岡修造

松岡修造の人生を強く生きる83の言葉
  • 言葉の力というのは、とても強いものがあります。
  • 実は、松岡修造さんは、もともと消極的で弱い人(ご本人談)でした。
  • しかし、そんな松岡修造さんも言葉によって強い気持ちを奮い立たせ、テニスでは素晴らしい成績を達成し、その後も多くの人を励まし続けています。
  • 本書は、松岡修造さんの考えや言葉をまとめた1冊です。
  • 本書を通じて、自分を強くする言葉に触れ、自らの意識を考えるヒントを得られます。
松岡修造
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弱いからこその言葉!?

昨日投稿のこちら「【“遊ぶ”ように、考えてみよう!?】パン屋ではおにぎりを売れ 想像以上の答えが見つかる思考法|柿内尚文」で、掲載のあった、本書『松岡修造の人生を強く生きる83の言葉』を今回はご紹介していきたいと思います。

あの、ポジティブマインドの松岡修造さんが、もともとは、かなり消極的で、意志の弱い人間だったと聞くと本当に驚きです。自分自身を振り返り、そういう弱い人間だからこそ、苦しいときや辛いときには、「修造、がんばれ!」「大丈夫。できる」「絶対できる」と声に出し、時には心のなかで叫び続けてきたといいます。

本書は、そんな松岡修造さんがどのような状況でどのような言葉を使い、どんな考えを持っていたかを振り返る1冊です。

言葉はその捉え方、考え方で自分の背中を押してくれたり、諦めそうな気持ちを叱ってくれたり、使い方でがんばった人への最高の褒め言葉にもなります。

はじめに

言葉の力を借りながら、自分自身を奮い立たせていく、松岡修造さんに刺激を得ましょう。

まず、声を出してみる!?

苦手なことを取り組んだり、厳しい局面では、人から褒められるのを待つのではなく、まず自分が自分自身に対して褒め言葉をかけてあげることが大切です。「よし!」とか「さあ!やるぞ!」とかそういう短い気合を入れる言葉でも十分です。そうした掛け声をかけることで、自分自身の気持ちを前に向かせることができます。

また、そういう局面では、緊張してしまうのが当たり前です。緊張しているからといって萎縮するのではなく、緊張してきたのは、成功への道だと思って、ポジティブな面にフォーカスしてみるのもよいでしょう。

逆に『緊張してきた。よっしゃあー!』というぐらい、自分を応援したり、喜んじゃいましょう。

02 緊張してきた。よっしゃー!

実は、脳科学の茂木健一郎さんも言っていたことではあるのですが、「脳は苦しいなぁと思うときほど、喜んで動いている」のだそうです。仕事でも勉強でも、自分の能力の限界を感じる時間、限界の難易度を設定して取り組んでみて、それをやり遂げた時に、脳は最高のよろこびを感じます。強烈な印象として刻まれるために、学習効果は抜群です。

自分が試練に立ち会っている際には、脳がブルブルと震えて、喜んでいるさまを思い描いてみましょう。きっと前に1歩進むためのヒントになります。

ちなみに茂木健一郎さんの脳に関する1冊はこちら「【脳は、YES!?】意思決定が9割よくなる 無意識の鍛え方|茂木健一郎」も大変おすすめです。ぜひご覧ください。

しかし、人は、そうした苦境だ、と自分が捉える環境に置かれた時には、ついつい、いままで積み上げてきたものを忘れがちになってしまいます。根無し草のような気持ちで、自分にはなにもできない・・とか、自分はだめだ・・とかなんの根拠もないのに思ってしまういきものです。それだけ、負のちからが私たちにとって強烈なんですね。確かに負のちからは大切です。これがなければ、祖先もサバンナで野垂れ死にしていたでしょう。

でもこうした人間の性を知り、俯瞰することで、新しい局面を見つけることもできるはずです。

人生も仕事も、それまで積み重ねがあってからこそいまがあるはずです。厳しいときほど、いままでの努力や経歴を振り返りながら、自分の良いところを見つけてあげましょう。自分の蓄積を認め、使い、社会との接点を積極的に作っていくのは自分自身です。

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幸せを感じるために!?

大切なのは、自分の気持ちにまっすぐに向き合ってみることです。松岡修造さんも、何も考えずにひたすらにポジティブにあるのではなく、まずは自分のポジ・ネガの気持ち両方に正直に寄り添って、ポジティブな言葉として自分を奮い立たせていきます。

でも、自分の気持ちを押し殺してまでバランスを取る人間関係は必要ないんじゃないでしょうか。

05 わがままではなく、あるがままに

わがままとか、自分かってにとか、気遣いはいらないということではなく、もちろんそうした心構えを大切にしながら、他者だけではなく、自分自身に対しても向けてあげるということが大切である、ということです。

自分も相手も大切にするスタンスを忘れなければ、よりよいつながりを構築し続けることになります。自他尊重のマインドセットぜひ身につけたいものです。こちらの1冊「【自他尊重に突破口がある!?】アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法|平木典子」もあわせてぜひご覧下さい。

自分をなくしてしまうような関係は、やめてみましょう。自分を大切にすることが、結果的に相手を大切にすることにつながっていくという循環の世界観を持つとよいでしょう。たしかに、自分のやりたいことをそのまま相手に伝えては、ぶつかることもあるかも知れません。でも、そうした衝突こそポジティブなものかもしれないのです。それを一緒に乗り越えていった先に、なにか新しいよりよい関係というのが見出されていくはずだからです。

基本になるのは、『あるがまま』。そこを意識して素晴らしい人間関係をつくりましょう。

05 わがままではなく、あるがままに

真剣と深刻という言葉、どう違うでしょうか!?

松岡修造さんは、何事も真剣に考える方ですが、深刻になることはないといいます。

人にはコントロールできないことがたくさんあります。例えば、天気とか、あるいは相手の人間性とか・・そうしたことをいちいち取り出して悩んでいても、前に進むきっかけを失ってしまいます。どんなに考えても避けられない状況や変わらないことに頭を悩ませると、気が滅入ってしまい、消極的になってしまいます。「悪い意味での緊張感」を覚えることにもなってしまいますし。

そういうときには、何事にも真剣そのものをキープしながら、自分で変えられることを自分で変えていくのです。1日1日で自分ができるベストを尽くしていくことで、きっとよい世界感が広がっていきます。

そして、絶えず自分自身が感じている「幸せ」に感度を上げていくことです。幸せというのはどこからともなくやってくるのではなく、いますでにここで感じるものです。この幸福感を持ちながらポジティブな1日を完成させていきましょう。スペシャルな1日というよりも、幸せに満ちたパーフェクトに生ききる1日を。

幸せかどうかの尺度は他人ではなく自分の実感

51 心の底から好きなことに本気で取り組めるなら、それは幸せ

自分には思いもよらない力が必ずあります。それを信じて、今日もいま・ここの幸せを感じながら、1日を組み立てていきましょう!!

まとめ

  • 弱いからこその言葉!?――実は、松岡修造さん弱さがあるからこそ、言葉を大切にしていました。
  • まず、声を出してみる!?――難しい局面こそ、積極的に自分に対して「よし!」と声をかけてみましょう。
  • 幸せを感じるために!?――いまここに集中して、どうしたら変えられることに集中してよりよい1日を作り上げられるかを考えてみましょう。
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