【意志には、総量がある!?】がんばらない戦略|川下和彦,たむらようこ

がんばらない戦略
  • どうしたら、頑張ることなく、自然体な自分で人生を切り開いていくことができるでしょうか!?
  • 実は、意志の力に頼りすぎないことが大切かも。
  • なぜなら、意志の力の総量には限界があるから。
  • 本書は、頑張ることなく、続けたり、道を切りひらいていく秘訣をまとめた1冊です。
  • 本書を通じて、正しく頑張る道筋をつけられるでしょう。

意志の力は有限!?

何かものごとを始めたり、挑戦をして新しい世界に飛び込む時に、どうしても「頑張る」とか「頑張れ」といった言葉を使ってしまいませんか?実は、頑張るのも大切なのですが、実は頑張り方が大切かもしれないです。

実は、頑張るというのは、それ相当に心身が頑張っている状態です。(あたりまえです。)心身に気を張っていれば、人間誰しも疲れてしまいます。だから、頑張り過ぎは禁物なのです。

人生は長く短いものです。適切に頑張ることを知り、最大の効果を発揮していくことをゲームのように楽しみながらやってみるのもいいかもしれません。

大切なことは、まず、意志の力に頼りすぎないということです。

意志の力も簡単なことをやるだけだと少ししか減らないけれど、難しいことをやろうとすると一気にたくさん減ってしまう。

FINAL STAGE ラスボス登場!ガンバラン国王謁見

だとすれば、意志の力に過剰に頼りすぎないことが大切です。ポイントは、仕組み化するということ。例えば、次のようなタイミングと取り組み内容(簡単に!)の工夫をすることです。

  • 毎朝の簡単なエクササイズを設定する
  • プログラムを決めておく
  • いつも着る服の組み合わせを決めておく
  • 毎日家に帰ったら手を付けるべ今日の科目を決めておく

などなど。小分けにして、何かのきっかけ(キュー)に応じて、取り組みをするようにしておけば、意志(よし!やるぞ!)の掛け声なく、意志の力を消費せずに自然に行うことができます。

これを続けていけば習慣化も目指せるでしょう。

習慣化については、こちらの1冊「【習慣は作れる!?】ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣|ジェームズ・クリアー,牛原眞弓」もぜひご覧ください。

発想を変えてみる!?

勉強でも、運動でも、仕事でも、「やること」を「義務」だと思うと、そこに苦痛が生じます。苦痛が大きければ大きいほど、やはり意志の力を浪費してしまいます。

だから、発想を転換して、取り組むべきことを、取り組みたいこと、あるいは、取り組む権利を持っていることとしてみてみるのはいかがでしょうか。

一見つまらないと思うようなことでも、自分がゲームの開発者になったつもりでワクワクするルールをつくることができれば、しんどいことも楽しく続けられるようになるのさ。

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自分という主人公にいかに、マイルールを作り操作するかを、楽しみ似ながら検討してみるのもいいかもしれません。

難しい課題や仕事、ハードシングスにおいても、自分はそれに向き合う権利を得ていると思えば、自ずと道は開かれていくはずです。大切なのは、やらされているという受け身ではなく、やるんだという主体性を自ら引き出してあげることにあります。

そして、捉え方を変えれば、人生がまるでゲームのように楽しみながら、トライアンドエラーアンドトライ!を続けていけるような舞台に思えてきます。そうして時間を自ら充実させていくことに、フォーカスしてみると良いかもしれませんね。

記録の妙を活用する!?

自分の行動を目に見える形で記録していくことも、意志の力を頼らない仕組み化に貢献します。自分の行動の成果が目に見えない状態だと、自分で確認することができません。今日、明日、明後日と別の自分が振り返れるように記録をつけて積み重ねを支援しましょう。

人は、続けているものをやめることに抵抗を覚えるのだそうです。何もやっていないところから何かをするのがつらく感じるのは、何もしていないことを続けているのを心身が覚えているからです。だから、一度始めたことは、今度は反対に辞めづらいのです。

例えば、ついつい身体に良くないと思いながらも、晩酌を辞められなかったり、あるいは、タバコの問題なども、こうした習慣が悪い方向に働いている証でしょう。

こうした人が持つ特性を活かしてみればいいのです。ただし、より良い方向へ。そのためには、やはり自分がどこに向いたいのか、どんな人生を形作っていきたいのかを、具体的でないにしても、おぼろげながら想定できていることが大切だと思います。

苦痛が小さいと、それだけ消費する意志の力も少ないから、長く続けることができる。続けられれば少しずつ結果が出て、やがて大きな自信につながっていくんだ。

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本書の中では、がんばら「ない」戦略について次の10箇条で視点を提供してくれています。

1.意志の力には限りがある。意志の力を消耗しないように、繰り返しやることをルール化すべし
2.つまらないと思えば、我慢のために意志の力を使うことになる。面白くないことは、ゲーム化すべし
3.多くに取り組もうとすれば、意志の力を摩耗させる。やるべきことをシンプル化すべし
4.最初は意識してやっていることも、繰り返すことで無意識にできるようになる。繰り返し行動で、自らを自動化すべし
5.効果を実感できないことは続かない。自分へのご褒美を、見える化すべし
6.人に宣言すると、やり遂げようとする力が生まれる。やると決めたことを、約束化すべし
7.人間のカラダは無意識にテンポを刻んでいる。同じ行動を同じタイミングで繰り返して、リズム化すべし
8.行動のきっかけを決めると、スタートしやすい。決めた行動を条件反射ではじめられるように、トリガー化すべし
9.人間は積み重ねてきたことを崩したくないと思うようにできている。日々取り組んだことを、記録化すべし
10.苦手なことをやっていると、苦痛がふくらみ、意志の力をすり減らす。得意なことを見つけて、楽しく取り組むべし

まとめ

  • 意志の力は有限!?――意志の力を浪費しない仕組みを作りましょう。
  • 発想を変えてみる!?――楽しいこと、権利をもつ、などの視点でものごとを見てみましょう。
  • 記録の妙を活用する!?――記録を積み重ねていくことが継続をもたらします。
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