- どうしたら、新しい時代の志向・行動様式を身につけることができるでしょうか!?
- 実は、あたりまえを疑う!ということが大切かもしれません。
- なぜなら、あたりまえは、知らず知らずに生成されたフィルタでしかないからです。
- 本書は、あたりまえの存在に気づくためのきっかけを私たちにくれます。
- 「***しなきゃいけない!」を少しでも減らして、自由を志向することができるでしょう。
「思い込み」が原因!?
うまくいかないのは、何が原因でしょうか!?それはもしかしたら、あなたが知らず知らずのうちに身に着けてしまった「あたりまえ」に対する思い込みが原因かもしれません。
僕たちの仕事や生活、そして人生のなかには、さまざまな思い込みが、じつにたくさん存在しているのです。
プロローグ
「思うようにいかない理由」や「自己実現できない理由」を見るけるのは簡単です。そして、恐ろしいことに「**だから無理」と思った瞬間、そこがゴールになってしまいます・・。
大切なのは、「あたりまえ」を「疑う」からはじめることなのです。考えは、行動に直結します。考えが改まれば、あなたは本当にあなたが目指すベクトルへの行動を伴っていくことが可能なのです。
澤円さんは、仕事ができる人を次のように描写します。
僕は、「仕事ができる人」とは、「抽象」と「具体」を行き来できる人だととらえています。
プロローグ
つまり、ものごとの本質を「抽象」と「具体」の行き来の中から、見つけることが上手い人です。そのために、これまで自分が知らずに身に着けてしまった「あたりまえ」のフィルタを意識的に取る勇気ももつ人のことでもあるかもしれません。
「あたりまえ」に対して疑問を持つことは、一歩前に進んだことだと考えてみましょう。
働くとはなにか!?
人は生きる中で、時間を有限であるととらえることが苦手です。必ず訪れる死を、私たちは、とても遠い先のこと、あるいはないようなものとして捉えているきらいがあります。
時間は有限であり、ものすごく貴重なもの。
人生にはおわりがあることをもっと意識する
時間の短さを体感するためには、過去の投稿「【不自由な自由】もしあと1年で人生が終わるとしたら?|小澤竹俊」も大変おすすめです。
時間が有限で貴重であることに納得できれば、未来は明るくなります。自分の時間の使い方が丁寧になり、時間をもっと有意義に使うことで「質」への意識を高めることができます。
同じ時間を過ごすのであれば、楽しさやワクワクがたくさんあったほうがいいですよね。
時間の「質」を意識するようになると、仕事に対しても多くのよい影響があるでしょう。そもそも、働くとは何でしょうか。それは、自分が介在することにより「ゼロを1にすること」だと澤円さんは言います。
「ゼロを1にする」ということは、この世にまだないなにか新しいものを生み出すこと。そのためには、必然的に「考える」時間を確保しなければなりません。
「ゼロを1にする」ための3つの方法
「質」そして「ゼロ1」のために3つの時間を意識しましょう。
- 1)ひとりの時間をつくり、自分で考えを熟成させる。
- 2)ディスカッションで、多様な人たちと考えを交換する。
- 3)信頼できる誰かに話しながら、考えを構築・検証する。
相手との関係とは何か!?
人は一人で生きてはいません、社会の中で、ともに支え合いながら生きています。だからこそ、自分と相手との関係性を意識することも大切です。
たとえば、特にプレゼンテーションなどの機会をとらえると、関係性について意識的になれそうです。
プレゼンの名手である澤円さんは次のようにプレゼンテーションを捉えているといいます。
聞き手はそうすればハッピーになるのだろう?
良いプレゼンとは聞き手の行動につながるもの
人がハッピーになれば、行動に繋がります。行動につながることができれば、その後の展開が見えてきます。しかし、行動がなければ、良いも悪いも見えないため、次の展開がありません。
だから、大切なのは、相手が何を言ってほしいか=ハッピーになれるか、を意識して、相手の立場から投げかけを行うことがプレゼンテーションなのです。
結局のところ、プレゼンを成功させるには、先に書いた「聞き手はどうすればハッピーになるのか」を突き詰め、それをいかに「言語化」できるかにかかっています。
聞き手がハッピーになることだけを考える
過去の投稿「【禅は、生きる知恵!?】人生を整える 禅的考え方|枡野俊明」で、禅マインドを参考にされるのも、相手と自分の関係性を考えることにつながるかもしれません。おすすめです。
まとめ
- 「思い込み」が原因!?――うまくいかないのは、あたりまえを払拭できていないからです。
- 働くとはなにか!?――ゼロ1を生み出すために、本質・根本を考えることです。
- 相手との関係とは何か!?――いつも相手のハッピーを考えましょう。