【持たないことで、持つことになる!?】[持たない]|枡野俊明

[持たない]
  • どうしたら、幸せを感じやすい体質を目指せるでしょうか!?
  • 実は、執着しないことが大切かも知れません。
  • なぜなら、過剰に持つことは、それで心の身動きが取りづらくなってしまうからです。
  • 本書は、禅僧・枡野俊明さんによる、持たない心得の1冊です。
  • 本書を通じて、身軽に生き、そして幸せを続けて感じる秘訣を知ります。
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豊かさとは!?

モノや情報をたくさんあつめることが、かつては幸せにつながっているように感じる時代もありました。欠乏を埋めることは、“わかりやすく”幸福を感じる手立てであるようでした。しかし、時代は下って、現代、モノや情報が不足するどころか、大量に余る時代、私たちの状況は大きく変わっています。

幸せにつながるはずだった(モノや情報を)持つことが、今は逆に執着や不安、悩みといった「苦」をもたらしている、というのがこの時代の実相ではないでしょうか。

もちろん、人間が生きていくうえで、モノや情報を完全に持たないことは不可能です。でも、いま、どれだけのモノや情報を、どんなふうに持つのかについて、冷静に感じ、考え、コントロールすることは十分にできるはずです。

「過ぐることなく、欠けることなし」

はじめに

過不足がないということが、そもそも、もっとも心地よいことです。

本当の豊かさとは何で決まるでしょうか!?決して、モノや情報の豊かさで決まるわけではありません。本当に大切なのは、精神的な心の豊かさです。

もちろん、今、ここにある、モノがもたらしている利便性にそっぽを向くわけではありません。現実にそんなことはできません。でも、モノの利便性に依存するのでは、先々、真の豊かさを感じ続けることは難しいでしょう。

「これって本物!?」と、そう問い直しながら、自らの心を俯瞰して見る。その上で、モノや情報との付き合い方を見極めることが大切なのかも知れません。

食事も修行!?

執着は、自らの心を縛ります。世の中や社会を生きていくうえで、自らの思うままに行くことのほうが難しい。そんな現実の中で、過剰なこだわりを持つことは、苦しみを生みます。

思いどおりにならないそのことを受け容れる。

2 無理をするから、苦しみが生まれる――自然の流れに身をまかせて

「あきらめる」という言葉は、もともと仏教の言葉です。一般的には、ギブアップという意味で使われますが、もともとは、「明らめる」と書き、つまり、明らかにすることを指しました。

自らの身の丈や、周りの状況を明らかにして、そのままを受け止め、受け容れるということです。受け容れることで、今の自分は何ができるのか、次の行動や考えを導き出せるような心持ちに向かうことができます。

今ある健康を損なわないように食事に気を配る、睡眠を十分に取る、適度な運動を心がける、どれもなんでもないことのようですが、そうした基本をまず大切にして、あるがままの自分を大事にする気持ちを忘れないようにしたいものです。

モノや情報と真剣に、丁寧に、向き合うことで本当に理にかなったものだけが、周りに集まってくるようになります。さらにそのことで、自らの心を磨くことに繋がり、よりよい生活を目指していくことができます。

たとえば、食べ物ひとつとってもそうです。食事はただ空腹を満たすものではありません。例えば、禅では、食事は立派な修行の一つです。食事をとる前には「五観の偈」を唱えます。

一つには功の多少を計り、彼の来処を量る
二つには己が徳行の、全欠を忖って供に応ず
三つには心を防ぎ過を離るることは、貪等の宗とす
四つには正に良薬を事とするは、形枯を療ぜんが為なり
五つには成道の為の故に、今此の食を受く

意味は、下記のようなものです。

この食事が調えられるまでの大勢の人たちの働きに感謝します。
この食事をいただくにふさわしい行いをしているか、反省します。
心を正しくし、過ったおこないをしないために、貪りなどの三毒(貪欲とんよく・瞋恚しんに・愚痴ぐちの3つの煩悩。)を持たないことを誓います。
食事という良薬で身体を養い、健康を保つためにいただきます。
仏の道に至る修行をなすために、今、この食事をいただきます。

心を豊かにしてくれるのは、ものの「量」ではありません。「質」です。

8 あったらいいは、なくてもいいもの――仕分けすることで、優先順位が見えてくる

まずは、食事から、モノとの向き合い方、距離感を掴んでみるとよりよいかも知れませんね。

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心構えを見極める!?

社会は、縁でつながっています。一人ひとりやモノとの繋がりが、この社会であって、実態は繋がりの方にあるといっても過言ではありません。仏教では、縁起ということばで、この世界観を表現します。

縁に損得を持ち込まないことが大切です。そうした気持ちを手放して、自分自身にできることを一生懸命行うことによって、結果的によりよい環境を導くことが可能になります。

踏まえておいていただきたいのは、損得は常に入れ替わることがあるということです。

10 人間関係に損得感情を持ち込まない――「縁」があれば自然とつながる

災いと福はよりあわせた縄のように、かわるがわるやってくるものであるという考え方もあります。災だと思っていたものが幸福に転じたり、幸せだと思っていたものが災いに転じたりするということです。損得もまた、縄のごとし・・・。

また、同時にものごとは捉え方次第であるということも言えるでしょう。結局は、心の置きどころなのです。心がどこにあるかで、ものごとの見え方は全く異なります。モノを持ちすぎていたり、情報に過剰に触れていると、心のバランスが崩れていきます。適切な心構えを常に持っているためには、過剰をなくすこと、これに集中することがキーになります。

枡野俊明さんが紹介してくれる禅の世界観は、日常生活の中で度々触れたくなる言葉たちです。ぜひ過去の投稿「【掃除とは、日常の修行である!?】人生を好転させる掃除道|枡野俊明」もご覧ください。

まとめ

  • 豊かさとは!?――持たないこと、手放すことで、感じられることかも知れません。
  • 食事も修行!?――食事という根源的な行為を通じ、モノとの距離感を取ることを意識してみましょう。
  • 心構えを見極める!?――ものごとは、捉え方次第なので心構えを見極め続けましょう。
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