【ブッダの教えのやり方とは!?】これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活|草薙龍瞬

これも修行のうち。実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活
  • どうしたら悩まないで、軽やかな毎日を過ごせるように目指せるでしょうか。
  • 実は、「心の使い方」次第で、毎日は変えられます。
  • なぜなら、私たちの悩みは「心の反応」で、幻想であり、妄想なのです。
  • 本書は、ブッダの教えを紐解き、毎日の「プチ修行」を提案しています。
  • 本書を通じて、悩みの原因と、それと向き合う秘訣を知ることができるでしょう。

詳しくは表紙をクリック!! → Amazon

たった2つ、仏教の起点とは!?

仏教の起点となる考え方をまず把握してみましょう。それは、以下の2つに集約されます。

○”心の使い方”しだいで、毎日は変えられる
○どんなモノゴトでも”方法”はある(だから、何ごともなんとかなる)

プロローグ 新しい毎日のための”プチ入門”

仏教は、とてもシンプルなんですね。このシンプルさが、ポイントです。

仏教の人生の捉え方とは!?

なぜこのシンプルな考え方に行き着くのか、仏教が人の一生をどう捉えているかを見てみましょう。

ブッダの教えの根幹は、
 ①現実はつらいものである。
 ②しかしそのつらさには理由がある。
 ③そのつらさの理由は解消できる。
 ④その方法・手順がある。
というものです。

心がまえ――人生は”考え方”しだい

人生は、もっと明るいはずだとか、気楽なものだ、とかそういう認識をしてしまうと、さらに自分を苦しめてしまうことになります。そもそも、人生とは、つらいものであると認めてしまうことで、生きやすさに向けた第一歩をふむことができます。かつ、仏教は、そうした人生を軽やかに歩むため、ノウハウを提供してくれます。

それが「心の動き」に関するものです。

5つのポイントで知る、心の動きの秘密とは!?

仏教では、生命の本質を、心・体・関係性――の三つでとらえます。
このうち心とは、ひとことでいえば”反応”のこと。
この反応は、五つの種類に分けられます。――つまり、①感覚、②感情、③思考、④意欲、⑤意識、です。

・プチ修行1 シャワー禅で気合を入れる

これら5つの種類の反応は、⑤の意識が先立ち、状況によって、⑤から直接①~④へとつながっていきます。心とは、これらの反応なのであると、認識することで、自分の気持ちや状況を客観視することに繋がります。意識は、すべての反応の起点となる「心の中を流れ続けるエネルギー」です。

”感覚”をどう使って、ストレスやモヤモヤをスッキリ解消するか。

感覚は、インドの言葉でサティ、つまり気づきの力を活用することで、磨くことができます。気づきは、快適な心をづくりのポイントです。気づきがあれば、心を育てることができます。そしてなにより大切な気づきは、「心の中に”ある”ものを”ある”と理解すること」です。理解ではなく、気づく、察知する、認識する、まず、そこに心の動きがあるのだと、見出しましょう。

”感情”をどう活かして、マンネリ気味の毎日の生活にメリハリをつけるか。

感情は、快と不快に分けられます。多くの人にとって、軽やかな人生には快が必要だと思うでしょう。でも仏教は違います。快は、かならず揺り戻しがあります。そうなると、ニュートラルに戻っていく過程で、不快を感じます。つまり、仏教が大切にするのは、このゆらぎがいかにない状態を継続できるか?ということになります。ニュートラル主義なのです。

そのために、大切なのは、「集中すること」です。集中している瞬間というのは、案外、快も不快もともなっていないものです。水面に波が立たないような静寂の中で、純粋な気持ちを維持することができます。心理学でいう、「フロー状態」と呼ばれる中に、自分の身を置けるか?とも捉えても良いかも知れません。

さらに、仏教的には、2つの快を定めます。

1)欲を満たして満足すという快
2)心に苦痛がない――執われ・わだかまりがない――心地よさとしての快

欲には際限がないことから、注意が必要なのです。

心構えとして、草薙龍瞬さんは、つぎの3つをあげます。

①ニュートラルが基本、
②快はおまけ、
③不快は避けるべきだが、反応することは人との関係に不可欠だから、不快を感じたら上手に解消する。

”思考”をどう働かせて、悩みを増やさず、正しい判断をするか。

使う言葉に気をつけます。次の3つを把握して、混乱しがちな毎日に秩序をもたらし、余計な一言を言わない工夫をします。

1)正しい方向を見定める(目的を明確にする)
2)正しい方法を実践する(目的に近づける方法を実践する)
3)正しい心の前提に立つ(クリーンな心の状態に立つ)

方向性というのは、自分がたどりつきたい将来の自分です。これがあるのとないのでは、大違い。自分の人生のベクトルを定めることで、軸足が生まれます。そして大切なのは、これが正しい将来像である必要があります。仏教における「正しさ」とは「苦しみがない」ことです。楽しいゴールを考えてみたり、頑張っている人に自分を重ねてみたりすることがポイントです。

”意欲”をどう盛り上げて、毎日を楽しく充実したものにしていくか。

やる気もいくつかに分類して考えることがポイントです。次の4つで把握してみましょう。

1)欲求を満たそうというヤル気【単純な欲求】
2)妄想を成就したいというヤル気【いわゆる欲望・憧れ】
3)新しいことを体験したいというヤル気【ワクワク感】
4)とにかく頑張らねば・やらねば、というヤル気【気合い・根性】

ひとつのやる気にしがみついてはいけません。あくまでバランス。これらの4つのどの意欲に駆り立てられているのかを俯瞰してみて、調和をめざしましょう。

上記にとりあげてきた、4つの心の反応ごとに、どうやって心を鍛えるのか、日常的にできるプチ修行が本書内では数多く提案されています。ぜひお手にとってご拝読をおすすめします!

草薙龍瞬さんの著書については、ぜひこちらもご確認ください!「【人生、軽やかにいきましょう!】反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」|草薙龍瞬」本書とセットでご確認頂けますと、さらに日常生活にフィードバックできる仏教の考え方を詳しく知ることが可能です!

まとめ

  • たった2つ、仏教の起点とは!?――”心の使い方”次第で毎日は変えられる、さらに、どんなモノゴトにも方法はあります。
  • 仏教の人生の捉え方とは!?――人生はそもそもつらいもので、そのつらさを取り除く(リフレームして捉え直す)工夫は可能であると、とらえます。
  • 5つのポイントで知る、心の動きの秘密とは!?――意識から、4つの心の反応が生まれます。これらを客観視して対応できるようにしましょう。

詳しくは表紙をクリック!! → Amazon

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!