【理論と実践の行き来で深めよ!?】大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。|高橋勅徳

大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。
  • 婚活を、研究の専門家である大学教授が体験したらどうなるか?
  • そこは、実践の場でもあり、気づきの場になります。
  • なぜなら、婚活は、人と人の出会いが商品化されている究極の市場だからです。
  • 本書は、そんな婚活の実践をテーマに、マーケティング、経済学、経営学、社会学を横断する1冊です。
  • 本書を通じて、現代社会と人間の根源的な欲求について、視野を広げるきっかけを得られるでしょう。
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マーケティング的アプローチ、出会いも商品!?

婚活市場は、右肩上がりだそうで、いまや、多くのカップルがマッチングアプリで誕生しているといいます。これまでのように血縁や地縁でみなが結婚していた時代とは異なり、いまでは、個人の自由恋愛がスタンダードになって、だからこそ、苦労している人も少なくないと見られています。

自由だからこそ、選ばなければならない。選ばなければならないからこそ、基準や選択肢で悩む。そういうジレンマがそこにはあるように思えます。

本書は、そんな婚活市場で准教授が実践したら何が見えてくるか、という切り口で、マーケティング、経営学、経済学、そして社会学横断した見解で、非常に痛快な読書体験を提供してくれる1冊です。

婚活は、人をある種、商品化することです。人の本質というのは当然に付き合ってみないとわからないものですから、見た目やスペックなどによって、自己を表現することになります。ここで、著者はマーケティングのスキルを発動します。実際に、マーケティング戦略を立案するにおいても、ターゲットにいかに振り向いてもらえるか、考え抜くわけで、そのためには、端的に魅力を伝えていく必要があります。

まあともかく婚活を「マーケティング活動」として読み替えるならば、「婚活とは、異性にとって価値のある自らの情報を、創造・伝達・交換から価値を発生させ、異性に配偶者として選んでもらう活動である」ということができるのではないだろうか。

価値ある男への冴えたやり方~マーケティング応用編~

自身を製品化して、その価値が異性に対して伝わる工夫が必要になるということです。

ターゲット市場の細分化という視点のもと、本書の主人公は、「逆年の差婚OK」と「大学院卒業以上」に絞り込み、一見うまく入り口に立つことに成功しますが、マッチングがうまくいきません。

一筋縄ではいかない人の心理とは!?

実際人の行動は理論だけでは説明がつかないものです。合理的に人は動かないというのが、行動経済学の観点です。

マッチングを円滑にするために、主人公が参考にしたのが行動経済学。

「高揚の最大化」を求めて「合理的に行動する」というのが、当たり前の前提に見えて、実はそうでもないというのが曲者だ。人は平気で、「効用の最大化」とは真逆の行動をする。

予想通りに不合理な恋愛

負債を負っている時(損失をしているときが続く時)とそうでないときに、行動が変わることが実験的に明らかになっています。異性へのアプローチを、損失回避性に基づいた内容に主人公は変更します。具体的には、「いまだけマッチングししやすいという利得(大学の授業が閑散期)」と「いつマッチングアプリからいなくなるかわからないという損失(マッチングしたらアプリをやめる)」を提示し、マッチングにはずみをつけます。

このように、理論と実践が並行して説かれているため、学問を横断的に具体的に知ることができます。

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最後は心の問題に!?

一人の女性とうまくいく主人公ですが、その女性があまりにも「正直」であるために、迷ってしまいます。正直というのは、「結婚するなら主人公がいい」といいつつも、「他にも2人の男性と天秤にかけている」ということを伝えてくるのです。

なんというか、その時点で、このご縁は終わりのような気もしますし、あるいは、ポジティブに捉えれば、やはり「正直」だということになります。

これは価値観、つまり心の問題に帰結するのだな、となんとなく思いました。人と人、あるいは人と仕事も、ご縁で、そしてそのご縁を活かすことができるのか、どう向き合うのかは、やっぱり最後は心が決めるのだなと。

この女性との次のステップについて、主人公は
 ・女性を振り向かせるために頑張る。
 ・女性を諦めて、結婚相談所を利用する。(マッチングアプリが向いていないから)
 ・結婚そのものを諦める。
という、オプションで逡巡します。

また、同時にこうした人と人の出会いに関して、理解できないことについて理解しようとする自分の気持ちにも気が付きます。

意味不明だから、興味を持つ。
不可解だから、調べる。
興味を持って、調べて、新しい理解を得たとき、世界が違って見える。

エピローグ マッチングアプリ、学びが深すぎるだろ!

主人公が、自らの内面に最後たどり着いたことにも、深い意味を見出してしまうところですね。人は外とのつながりの中でしか、学びが得られないのかもしれないと、思いました。

そういえば、過去の投稿「【芸術、即、人間。】誰だって芸術家|岡本太郎」でも同様の見解が説かれていました。こちらもあわせておすすめです!

そうだ、岡本太郎さんも、パリ留学中にめちゃくちゃ恋愛してるんですよね。そんなエピソードも情熱的で好きなんですけど、彼が現代のマッチングアプリな状況を見たらどんなこと言うのかな??

全体通して、見てみると、
 ・価値とニーズのマッチングがマーケティングの問題。
 ・心理と環境のマッチングが行動経済学の問題。
 ・競争環境とのマッチングが経営学の問題。
 ・人と人のマッチングはこころの問題。
という感じでしょうか。ご縁というのは、やはり深い・・のかも。変化し続ける現象をとらえるのは、一筋縄ではいかないのですね。

まとめ

  • マーケティング的アプローチ、出会いも商品!?――相手にとっての魅力価値のマッチングがマーケティングの問題。
  • 一筋縄ではいかない人の心理とは!?――人と環境のマッチングが行動経済学の問題。
  • 最後は心の問題に!?――人と人のマッチングは心の問題。
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