【非認知を大切に!?】子どもの非認知能力が育つ!:自分と他者を大切にする33のワーク|高口恵美

子どもの非認知能力が育つ!:自分と他者を大切にする33のワーク
  • どうしたら、よりよい人生を見出すことができるでしょうか!?
  • 実は、「非認知能力」がキーかも。
  • なぜなら、「非認知能力」とは、生き抜く力としてフォーカスされているからです。
  • 本書は、小中学生向けの「非認知能力」を向上させるワーク集です。
  • 本書を通じて、どんなワークと視点で、自己学習をすればよいのかを見出すことができます。

非認知能力とは!?

本書には、「非認知能力」と「自分を他者を大切にする力」を高める目的とした33のヒントが詰まっています。非認知能力とは、「意欲」「セルフマネジメント」「コミュニケーション」など、点数化(数値化)できない力を指します。よりよい人生のために必要な力として特に近年注目を集めています。

子どもがこの力を養うのも大切なのですが、実は大人にとっても大切な力です。コミュ力とか、アンラーニングとか、いろいろなスキルの視点や磨き方があげられていますが、実はその多くが「非認知能力」を扱っていると言えそうです。

たとえば、こちらの1冊「【計画的偶発には、非認知能力が大切!?】大人の「非認知能力」を鍛える25の質問|ボーク重子」、「【湧き上がるモチベーションを手に!?】大人の「非認知能力」を鍛える25の質問|ボーク重子」も大人の非認知能力について語られる内容です。

子どもは変化の連続を生き抜いて、自分ひとりでこの社会と関わりながら、主体的に生きていく能力を自ら磨きます。常に変化がつきものです。そして、社会全体もいま、かなりの速度で変化しています。子どもも、大人も、互いに変化の時代を生きているのですね。だから、互いに学び合い、そして「非認知能力」という少しとらえどころのない能力について、真剣に向き合いながら、自ら成長を止めないように、学びを続けていくことが大切なのかも知れません。

誰かに解決してもらうためではなく、自分の想いと向き合うために、誰かに相談してみることをおすすめします。

まえがき

本書は、33のワークを小中学生が自分で実践することで、自分が日常生活の中で、困っていること、悩んでいることを解決していく視点を得られるように自己対話を促すものです。

本書の構成は!?

本書の構成は、次のような大きなチャプターに分かれています。

1.日常生活のストレス・自己管理
2.もっと上手な人との付き合い方
3.好きな人、性のこと、コンプレックス
4.家族関係の悩み

これらを実践形式のワークとして収録しているため、教育者(カウンセラーやソーシャルワーカー含む)が実践しやすい対話コンテンツとなっているのが特徴です。詳細はぜひ本書をお手にとっていただき、ご覧いただければと思います。

「非認知能力」を高めていくためには、特に小中学生の場合は、自己対話が必要です。自分のまだ知らない気持ちに気づくことで、自分が何につっかえているのかを知るのです。そのためには、自分の思いを書き出してみたり、吐露してみたりのアクションがトリガーになります。

自己理解については、こちらの1冊「【頭がいいは、視点で決まる!?】メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける|澤円」も大変おすすめです。自分に気づくことって難しいですが、実はかなり大切なんですね。

国や社会が「おおきな物語」を提供して、みんなを画一的な人生で統合していく時代があける中で、私たちは人生という可能性に積極的に向き合っていくことになります。いろんな生き方が肯定されていく中で、自ら意志を持ち、自分の進みたい道を見出し、勇気を持って1歩を踏み出していくことが歓迎されます。

そんなときにこそ、生き抜く力=「非認知能力」がフォーカスされます。

非認知能力とは、学業成績やIQのように数値で測れる(認知される)能力とは異なり、物事にやる気を出して集中する力、粘り強く取り組む力、自分のことを理解して選択する力、自己主張や他者と協力する力など、よりよく生きるための一連の力を指します。

あとがき

自分自身のマネジメントをしながら、一人ひとりが「非認知能力」に向き合う時代と言ってもいいのかも知れません。

子どもの権利とは!?

私たちが生きる権利をえているように、子どももその能力をすくすくと育て、個性的な人生を花開かせる権利を持っています。ひとりの人として互いに支え合いながら、学びを続けていく考え方が大切かも知れません。また、子どもが持つ権利についても、改めて理解してみると良いかも知れません。

1.命を守られ成長できること:全ての子どもは住む場所や食べ物があり、医療を受けるなど、その生命が守られています。

2.学びの機会を得て成長できること:勉強をしたり遊んだりして、持って生まれた能力を十分に伸ばして成長できるよう、教育や生活への支援などを受けることが保証されています。

3.暴力や搾取から守られること:紛争に巻き込まれず、有害な労働から守られます。

4.自分の意見を自由に表現できること:自分の想いと向き合いながら、自由に意見を言ったり、団体を作ったりできます。安全な環境の中で、あなたが考えていることや想いを発信したり、興味のあることに参加したりすることで、自分を表現していけます。

これは、18歳未満の基本的人権を国際的に保証するために定められた条約です。

子どもの権利

当たり前に守られることでも、改めて言語として認識するとぐっと認識ができるものです。日常的に忘れることのないように時折、見つめられるとよりよいかも知れません。

まとめ

  • 非認知能力とは!?――生き抜く力です。
  • 本書の構成は!?――日常で大切な「非認知能力」について4つのチャプターに分かれています。
  • 子どもの権利とは!?――基本的な4つの権利を認識して忘れないようにしましょう。
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