- ○○をしたら幸せになれる!!**を達成したら幸せになれる!!って思っていませんか!?
- 実は、「幸せ」こそが先行かもしれません。
- なぜなら、結果的な幸せというのは、その要因が取り除かれては不幸になってしまうからです。そして、「幸せ」な人こそ、ものごとをポジティブな方向に向かわせていく力を得るのです。
- 本書は、ハーバード大学を代表する幸福学者であるシェーン・エイカーさんによる「幸せ」に関する1冊です。
- 本書を通じて、いかに「幸せ」と向き合うのか、そしていかに「幸せ」を感じるのかについて、新しい7つの視点を得ることができるでしょう。
詳しくは表紙をクリック!!
幸福優位7つの法則とは!?
成功するのには、何が必要でしょうか!?努力でしょうか!?
実は、「幸せ」に秘密があるのです。何かを達成したら事後的に幸せになるのは確かですが、それは一時的なもの。
本当の幸せというのは、持続性にカギがあるのです。そして、その持続的な幸せというのは、もともとそう感じられるかどうか?に関わっているのです。
幸福感や楽観主義は、実際に業績を高め優れた成果をもたらす。幸福感そのものが競争力の源泉となるからであり、私はこの力を「ハピネス・アドバンテージ(幸福優位性)」と呼んでいる。
パート1職場におけるポジティブ心理学
幸せが起点なのは、人間の脳が幸せやポジティブな状態にこそ、よく働くことが証明されていることによるものです。
こうした人間の幸せと成功の関係を7つの法則で読み解いたものが本書です。7つの法則は以下のようなものです。
法則1:ハピネス・アドバンテージ
ポジティブな脳は、平常時・ネガティブなときに比べて、優位性を持ちます。脳を訓練して、積極性を高めることで、生産性や業績を改善することにつながります。
法則2:心のレバレッジ化
自分の置かれた状態をどのように経験するか、またその中で、成功できるかどうかは、マインドセットに関わっています。個々の持ちよう(てこ)をどのように構えておくかについて考える必要があります。
法則3:テトリス効果
ストレスや悪い失敗にばかりアタマが働くと、これを強調するパターンが勝手に働いてしまいます。挫折への道のりへと自分を追い込んではいけません。
法則4:再起力
挫折やストレスや困難の中でも、人の脳はそれに対処するための道を考え出すことが可能です。
法則5:ゾロ・サークル
大きな試練に圧倒されると、理性が感情に乗っ取られてしまいます。まずは、小さく可能性の高いゴールを細かくこなしていくことを志向しましょう。
法則6:二〇秒ルール
人間の意志には限界があります。いい方向を志してもそれを持続させることは難しいです。ほんの少しの時間や手間も排除して習慣化できるような策を見出しましょう。
法則7:ソーシャルへの投資
成功している人ほど、友人、同僚、家族とのつながりを大切にします。
この法則性の中から、私がぐっときたもの2つを下記にてご紹介してみたいと思います。
法則1ハピネス・アドバンテージとは!?
幸せな脳はよく働きます。
実施、幸せなときには、自分の周りで起こっていることがたくさん目に入ってくるものだ。
法則1ハピネス・アドバンテージ
仕事をする上で、視野が広いということは非常に多くのものをもたらします。なぜなら、その人に気づきを与えるからです。仕事は、新たな気づきによって、生産性を向上させたり、あるいは、革新をもたらしたりするものです。
忘れないでほしい、仕事上の幸福感というのは単なる気分ではない。「仕事観」なのである。
法則1ハピネス・アドバンテージ
自分が目指すビジョンがあって、それを目指すために必要な取り組みが仕事であるとしたら、人はその仕事に対して意味を見出すことが可能でしょう。ですが、単にお金を稼ぐためだけの認識だとしたら、その人にとって、意味は非常に薄いものになってしまうのではないかと思います。
このためには、日々の生活の中の小さな幸福にもいかに気づくことができるかも大切なのだ、そんな視点がどうしたら持てるかを考えよう!と著者であるショーン・エイカーさんは言います。
法則2心のレバレッジ化とは!?
では、どうしたら「幸せ」モードになっていられるでしょうか。そのヒントは、ものごとの見方にあります。毎日の生活の中で、幸せであることに気づくのです。なぜなら、現実はそれを体験する人、見る人の視点によって大きく異なります。他者の視点を得られないのと同じように、実は、自分は自分の視点から逃れられないのです。
私たちが経験する全ての瞬間は、脳によって主観的にそして相対的に認識される。
法則2心のレバレッジ化
自分のものごとの感じ方に対して敏感になることが重要です。
過去の投稿「【人間OSの高め方とは!?】リフレクション(REFLECTION)自分とチームの成長を加速させる内省の技術|熊平美香」の「メタ認知」に関する4つのレイヤーも特に参考になると思います。
<認知の4点セットのフレームワーク>
- 意見・・あなたの意見は何ですか?
- 経験・・その意見の背景には、どのような経験や、経験を通して知っていることがありますか?
(経験には、読んだり聞いたりしたことも含まれます。) - 感情・・その経験には、どのような感情が紐づいていますか?
(経験の記憶は、感情の記憶でもあります。大きくは、ポジティブな感情かネガティブな感情の2種類です。) - 価値観・・意見、経験、感情を俯瞰して、あなたが大切にしていることが何かを明らかにしましょう。
(大切な価値観、判断の尺度、こだわり、ものの見方などです。)
自分はどのような意見を持つのか、それはどんな経験に裏付けされているのか、その時の感情はどのようなものか、そして、こうしたものごとの見方を支配している「価値観」=根源はどこにあるのか? これについて、客観性を得ることで、もしかしたら、「幸せ」を見出す訓練を行い、ヒントを得られるかもしれません。
まとめ
- 幸福優位7つの法則とは!?――幸せと成功の関係を紐解いた7つの法則性です。
- 法則1ハピネス・アドバンテージとは!?――ポジティブな状態の時、脳は高いパフォーマンスを発揮します。
- 法則2心のレバレッジ化とは!?――ものごとの見方を変えることで、「幸せ」を感じられます。
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