【個人の人生設計が時代を拓く力になる!?】2025年日本経済再生戦略|成毛眞,冨山和彦

2025年日本経済再生戦略
  • 大きなものがたりのない時代を、どのように生きるのが良いでしょうか!?
  • 実は、ひとりひとりが自分の人生設計を持つことが大切です。
  • なぜなら、自分の楽しさ幸せは自分で得る必要があるからです。
  • 本書は、これからの時代、社会を俯瞰する1冊です。
  • 本書を通じて、ものがたりなき21世紀を生きるヒントをえます。
成毛眞,冨山和彦
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時代を俯瞰すると!?

前回の1冊「【読書とは、生き様である!?】人生を変える読書 人類三千年の叡智を力に変える|堀内勉」に続き、今回も新しい1冊を読みながら、私たちが生きる世界を俯瞰してみましょう。

前回の投稿では、堀内勉さんの読書論の中で社会が「大きなものがたり」を提供できなくなっていることを知りました。社会が個人に生き方を提示できていない今、私たちは、一人ひとりが自分の物語を自ら紡ぐことになります。積極的に物語を見出すことが、幸せや楽しさにつながっていくからです。読書はそんな私たちに新しい視野や視点を提供してくれ、自分の進みたい道を考えるヒントを提供してくれます。

今回取り上げさせていただく本書『2025年日本経済再生戦略』においても、自分の力と視点で人生を切り拓くことの重要性が主題となっています。

国や組織に寄りかからず、個人として、したたかに自分の身を守りながら、自分なりに楽しく幸せな人生をつくっていくことはできる。「自分勝手」に生きることが、弱体化した日本企業を蘇らせ、日本経済、ひいては日本という国家自体を救う処方箋にもなるのだ。

はじめに(成毛真)

すでに国のシステムは破綻をしかけています。国民全員に提供されるはずのセーフティネットであるはずの社会保証制度ですら、限界が眼前です。現役世代が後期高齢者の社会保障の大きな割合を担っているし、年金だってすでに現役世代からの召し上げです。65歳以下の年代では、何十年も支払った額よりも少ない年金しか受け取ることができなくなっています。将来的にインフレが進めば、老後の月額年金は現在の1万円くらいの価値に下落する恐れすらあります。

これらの仕組みは、人口が常に一定程度増加する前提で、かつ、物価上昇率も一定程度緩慢な上昇であることが前提になっています。すでにそうした前提が崩れている中で、破綻は必定です。

日本という国は政権交代くらいでは、全体が変わらないと、著者のお二人は語ります。維新や敗戦くらいの外的インパクトが無い限り、私たちは国の仕組みを抜本的に変える行動に出ません。

であるからして、現役世代は、国を頼るのではなく、したたかに自分の身を守りながら、自分なりに楽しく幸せな人生を目指していくことが良いのではないかと、思われます。

政治はそもそもクリエイティブな組織や仕組みではありません。立法は常に、市政、辺境で起こった事件やものごとを起点に時代に「合わせる」形で行われてきて、自ら積極的に規定するものではないのです。自ら積極性を立法を行うことは、過剰な支配につながるのであって、この受け身的な立ち位置は当然なのです。そのため、国や政治に抜本的な変革を過剰に期待することは、そもそも間違っているということになるのかも知れません。

国や組織とは!?

国は、民間企業を過剰に守ろうとします。既存のバリューチェーンや業界構造を維持するため、補助金を配置して、変化から維持を図ろうとします。これには理由があって、個人の生活保障やセーフティネットが、企業頼みになっているからです。

国や自治体が全国民の口座に直接給付する仕組みが、整備されていないないのです。だから、企業を介して何らかの施策を発動せねばならず、例えば、コロナ給付などの施策を展開するたびに、一大事になるのです。自助、共助、公助という言葉がよく使われていますが、日本は世界でも類を見ないほど企業や法人に個々の国民への扶助を依存する、過度な企業内公助型の社会になっています。

企業の存続が過剰に守られる環境の中を当たり前だと思ってしまうことに落とし穴があります。危機感のないことを当たり前の環境だと捉えてしまうと、生きる力を失いかねません。そもそも、人が1日を生きるということは、それ相応の努力と頑張りが必要なはずです。そうした最低限の行動や活動が当たり前でない体質になってしまえば、生きる手応えを失いかねません。

これからの時代は、どう見ても、有事は起こらないという前提ではなく、目前に迫っているという前提で考えなくてはいけない時期だ。

有事における「日本のグダグタ」体験談

1人でも多くの日本国民が、政府に期待せず、伝統的な政治家や役人、さらには企業経営者に期待しない行動を取ることが、むしろ彼らを変えること、救うことにも繋がります。

「国を支えて国を頼らず」

福沢諭吉

現代において、この言葉はますます輝きを放っています。

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これからの時代の生き方とは!?

個人の力とはなにか、それを著者らは、「自分勝手」であると捉えています。思考力、独創力、発想力いろいろな形容ができるかも知れませんが、大切なのは、自分がまず主体的に何を考え、何を目指したいのか、そしてそのためにどのような活動をすればいいのか、勝手に考え、行動する力を発揮し続けることです。

欲しいものは自分でとりにく、去りたいならばさっさと退場する。それが生き方の本流になるべきです。

こうした覚悟を決めて、自らの状況を俯瞰することから始めるのが良いでしょう。

昭和型日本的経営の中で安泰だった人々も、時代の変化を免れることはできません。日本の大量生産・大量販売ビジネスモデルは、同質的・固定的なメンバーによる年功的なピラミッド組織で運営されてきたので、大量の中間管理職を必要としてきました。

この昭和モデルが消滅していく過程で大量の中間管理職として組織を支えてきたホワイトカラーの仕事が激減します。労働空間は、ピラミッド型からフラットなレイヤー(多層)構造になり、高度な専門知識や技術をもつ知的労働者と、現場のエッセンシャルワーカーが併存するするようになっていきます。

そんな中、「仕事」の原点に立ち返ってみることが、自分の生き方を切り拓くヒントになります。人様のお金を預かり、それを使って事業を立ち上げ、自分がつくったものを売り歩く。その中で、絶対の自信があっても売れないという体験を嫌と言うほど味わい、「人の役に立った対価を受け取る」という仕事の原理原則をまっとうすることが、いかに難しいことかを思い知るのです。

人の役に立てる新たな仕事を見つける

「人の役に立つ」という仕事の原点に立ち返れ

そのために、自分の素質や能力を真に生かし、人の役に立てる新たな場所を見つければよいのです。仕事に真剣に向き合った人には必ず道があります。まず、目の前の仕事に真剣に向き合い、人のためにどれだけの行動ができるかを知る必要があります。

「自分勝手」とは言えど、だれも自分ひとりでは生きていけません。

だからこそ、好奇心のアンテナを張り巡らせて、いろいろと情報を集めて、自分の感性にかかることを、どんどん試して活動を続けていけばよいのです。きっと新しい出会いの中で、自分が心から愉快に楽しく過ごせる時間を作ることができて、そのことでさらに、新しい挑戦を続けていける自分に変わり続けていけます。

まとめ

  • 時代を俯瞰すると!?――自分で自分のものがたりを紡ぐ必要がありそうです。
  • 国や組織とは!?――守ってくれるものではなく、むしろ積極的に支える存在です。
  • これからの時代の生き方とは!?――自分で考え、好奇心に素直に行動を続けてみましょう。
成毛眞,冨山和彦
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