【「書ける人」こそ必要とされる時代!?】THE FORMAT|石倉秀明

THE FORMAT
  • どうしたら良い文章を書くことができるでしょうか!?
  • 実は、何を書けば伝わるかを知っていることです。
  • ポイントは、フォーマットを通じてWhat to writeを見える化することです。
  • 本書は、フォーマット活用の秘訣を説く1冊です。
  • 本書を通じて、どうしたら考えを整理することが可能になるのかを把握できます。
石倉秀明
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書ける人が必要とされる!?

2030年以降、「書ける人」が必要とされるようになる理由があります。それは、コロナの影響で社会ががらりと変わったこと、そして、日本が中長期的に人口減少で構造が変わってくることによります。

これからの働き方は、当然のようにリモートワーク推奨になっていきます。いろいろな仕事がある中で、企業は可能な限りリモートワークに対応することで、より多様な人材を獲得することになり、自社の中に変革の兆しの機会を育て続けることが可能です。そして、多様な人材を集めることができれば、人口が減少する中でも、人を集め続けることができます。

会社員でもオフィスに行かずに働く人、副業をする人、フリーランスや自営業で働く人は、確実に増えてきます。これらの現象については、こちらの1冊「【自由も、安定も、得られる方法論!?】フリーエージェント社会の到来|ダニエル・H・ピンク」でも語られていました。

いろいろな場所で、時間で、同時多発的に仕事を円滑に推進していく上では、ハイタッチなコミュニケーションだけに頼っていては難しいです。どんな環境でも、成果を出せる人になっていくには、文章によって、人に情報を共有し、人の心を動かしていくのかを検討できることが必要なのです。

「書く、読むで仕事を進める力」を高めることなのです。

どんな環境でも、結果を出せる人になっておくために、必要なこと

テキストコミュニケーションの秘訣とは!?

文章で仕事をすると、仕事時間が短くなります。これは3つ、4つに打合せに同時に出ているようなものです。「話す、聞く」のコミュニケーションでは、オフィスで自分の順番を待つメンバーが手持ち無沙汰になってましたが、「書く、読む」のテキストコミュニケーションではお互いが同時に複数の業務を進めることができます。

  • 書いたら、残ります。
  • いつでも見返すことができます。
  • ストックされたテキストは、他の人とも共有できる。

また、「書く」に慣れると、思考をまとめる力が上がります。テキストを書くこと自体に、もう1つ、大きなメリットがあります。それは自分の考えがまとまっていくことです。

テキストコミュニケーションを活用すれば、自分自身の客観性を担保しながら、相手に伝わる文章を、常に共有されることで、より円滑な仕事推進が可能になります。

発信者であるお互いを理解し、好印象を抱き、信頼していくことも、大きな目的です。

印象を良くする書き方のコツ
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フォーマット活用のポイントとは!?

理想の文章とは、次のような文章の構造を把握することを促すものです。文章は、1つの「わかりやすい地図」であり、多くの方が同じものを見て、同じ考えを共有し、互いに分業・協業を進めていくものです。

  • 今いるところ→現状報告
  • 行き先→目的
  • かかる時間→締め切り
  • 目印→論点、気をつけること
  • 予想される注意点→メリット、デメリット

これらを俯瞰できる地図化するためのフォーマットを使うことで「書くスピード」は劇的に上がり、そして、相手を同じ目的地へと導くことができるようになります。

大事なことは、内容をかき分けていくことで、相手が理解しやすくなります。もちろん、読む側が聴きたいことを書くことが前提となります。こうすることで、時間を省き、早く、スムーズな仕事の進行が可能になります。

文章を中心とした仕事を成功させるポイントテクニック10点を以下に上げてみます。

テクニック 1  会話はチャットで、相談内容は資料にする
テクニック 2  推測しないで、具体的に聞く
テクニック 3   1トピック、 1メッセージを徹底する
テクニック 4  事実と印象と意見を分ける
テクニック 5  適切な「たとえば、」をつける
テクニック 6  解釈が分かれそうなら、定義を決めて書く
テクニック 7  主語を小さくする
テクニック 8  数字を入れる
テクニック 9  比較を入れる
テクニック 10  物事が決まるまでの「過程」を書いておく

さまざまなバックグラウンドのある人が、いろんな立場からひとつのジョブに関わってくれるようになります。その場合、これまでのようにリアルなタッチポイントで、ハイタッチなコミュニケーションだけでは、円滑な進行が難しい可能性があります。

組織の多様性がますからこそ、各地からの価値が高まっていく

組織の多様性がますからこそ、各地からの価値が高まっていく

さらに、「書く、読む」のコミュニケーションが主流になると、「姿勢」ではなく「行動」と「結果」にフォーカスが当たります。なぜならハイタッチな部分が削がれるため、見える化している部分のみしか、フォーマットでレビューされないからです。

大切なのは、思考だけではなく、言語に、言語だけではなく、行動に!という方向性が大切なのでしょう。

行動をしながら方向修正をしながら行動をフィードバックしていくためにはこちらの1冊「【「手中の鳥」を探せ!?】エフェクチュエーション|吉田満梨,中村龍太」も大変興味深い視点をくれます。ぜひご覧ください。

まとめ

  • 書ける人が必要とされる!?――書いて、結果を出せる人が求められていきます。
  • テキストコミュニケーションの秘訣とは!?――互いが同時に仕事を円滑にする秘訣です。
  • フォーマット活用のポイントとは!?――自分の考えを俯瞰してまとめ、形にすることです。
石倉秀明
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