- どうしたら限られた時間というリソースを有効活用できるでしょうか!?
- 実は、仕事が始まる前にそれは、決まります。
- なぜなら、段取りこそが全てだから。
- 本書は、超一流の仕事人であるマッキンゼーの人が当たり前のように実践している仕事術をまとめた1冊です。
- 本書を通じて、どうしたらよりよい仕事の「やり方」が習慣化するか、検討することができるでしょう。
ミニマム思考とは何か!?
仕事の「質」と「スピード」の両方を向上し、時間を有効に使うにはどうしたら良いでしょうか!?じつは、「ミニマム思考」を身につけることが得策です。
ミニマム思考は、より多くのことをやろうとしない。
01 成果を出す人は「捨てる」ことをためらわない
もっとも重要なことにフィーカ寿司て、成果を生み出す考え方のことです。自分の時間とエネルギーを最も効果的かつ最小限で配分する考え方とも言えます。
あなたは、「今、集中すべき最も重要なことはなにか?」という問いに即答ができるでしょうか!?できなければ、エネルギーが分散してしまっている可能性があります。
仕事の全体像とは!?
仕事の成果を決めるもの、それは「バリュー」です。
バリューとは仕事の当事者が、顧客にとってのバリューは何かを、自分自身で見つけ出すと決めることです。
03 段取りは「バリュー」を決めることからはじまる
いわば、自分と相手にとっての「メリット」です。
ワクワクを感じ、グッとくる価値を見つけることが仕事において不可欠です。さらに、それを楽しむことも忘れてはなりません。ワクワク感や楽しみは必ず、顧客やその先に波及していくからです。
バリューを出すための段取りを組んでいく上で必要不可欠な技術が3つあります。
1)仮説を立てる技術
2)全体を設計する技術
3)アウトプットをデザインする技術
この3つを駆使しましょう。
仕事に取り掛かる前に、「ゴールイメージ」を描くことが大切です。最初に、どんなバリューを提供するために、何を形に落とし込むのかを決めるのです。具体的な資料の内容や構成まで決めることができなくても、落とし所は決めることができます。さらに、「仮説」によって検証の方向性まで決めておけば、仕事は前に進みます。
「ゴールイメージ」への段取りには2種類があります。
ひとつは、ゴールに向けた「流れ」としての段取り。
そして、もうひとつは、1個1個の作業の質とスピードをあげるための段取りです。
ひとつの作業をスピードアップさせるスキルを学ぶことも大切ですが、「流れ」としての段取りを意識しなければ、質とスピードは向上しません。
常に、仮説から!?
何より大切なのは、最初に「仮説ありき」であることです。
大事なのは、最初に仮説探しにダッシュで取り組むこと。いかに最初の段取りで筋がいい仮説を立てるかに集中するか、ということです。
01 仮説を立てればやるべきことが絞られる
仮説がないとどこから手をつけていいか、本来は「わからない」はずなのです。
ホワイトカラーの仕事において、情報加工と納品が仕事になります。数ある情報の中から、特定の情報をピックアップ(仕入れ)し、アレンジ編集(加工)し、納品する、これが一連の流れです。大切なのは、仮説に基づく「編集」です。新しい切り口や視点を見つける工夫とも言えるかもしれません。
ミニマム思考のできる人は、仮説を持ちながら他の可能性も検討します。
06 「ゼロ仮説」で仮説を立てる
スピーディに仕事をしようとして、これが正しいに決まっていると決めつけては元も子もありません。常にアジャイルで、正しいと思われる方向性に軌道修正することも意識しましょう。必要があれば、常に仮説を更新するために、古い仮説を棄却することも忘れないようにしましょう。
ミニマム思考のできる人は、最終成果物から逆算して自分がやるべきことを明確にします。仕事をはじめる段階で、最終成果物を明確にし、そこに至るプロセス(工程)を明確に描いているため、期限ギリギリになってあわてることはありません。
仕事を組み立てる時に3つの視点を意識しましょう。
1)流れ→バリューを生み出すための仕事全体の流れを意識する。
2)括り→バリューを生み出すために必要な括り(ステップ)に分解する。
3)要素→括り(ステップ)の中で行う作業をピックアップする。
この3つで、大きなものを小さく分割して、作業を進められるように設定しましょう。
ミニマム思考は、どこに行っても通用する普遍の仕事の哲学です。
おわりに
これさえ身につければ、どこに行ってもいい仕事ができますし、会社に頼らず独立することもできます。ミニマム思考と段取りの力を身につけて、仕事の取り組みの仕方を改革してみましょう。
仮説については、こちらの投稿「【仮説と能動、それが「質」に直結する!?】アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術|内田和成」「【仮説を持って、足で稼ごう!?】アウトプット思考 1の情報から10の答えを導き出すプロの技術|内田和成」の1冊もおすすめです。ぜひご覧ください。
まとめ
- ミニマム思考とは何か!?――仕事の質とスピードを選択と集中で、向上させます。
- 仕事の全体像とは!?――仮説、全体設計、アウトプットデザインです。
- 常に、仮説から!?――バリューを見極め、常に仮説から逆算しましょう。