【新たな時代の教育のルールとは!?】激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール|尾原和啓

激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール
  • 激変する時代において何が大切でしょうか!?
  • 実は、たった4つのルールかも。
  • なぜなら、本質的なこととは、数少ないものだからです。
  • 本書は、これからの世界をよりよく生きるための指南書です。
  • 本書を通じて、マインドチェンジのヒントを得られます。

これからの時代とは!?

自分の手で「自分にとっての正解」を見つけなければならない。それはきっと「自分にとっての幸せ」を見つけることとイコールになるだろう。

表紙

これからの時代のもっとも大きなルールチェンジは、「自分で自分を決める時代になった」ということです。これまでは、社会や会社が大きな物語を提供してくれていました。しかし、つづくと思われた経済成長が陰り、新たな成熟社会の踊り場の中で、社会や会社もなかなか大きな物語を語りづらくなってしまいました。なにより、私たちひとりひとりが、そういう大きな物語を納得感をもって受け入れることが、もはや難しいでしょう。

会社は、働く人を完全に守ってはくれません。個人の雇用が保証されないどころか、会社自体が聞き残り続けられる保証もないのです。

会社から割り振られた役割をまっとうすればよかったときは、すでに終わりました。これからの時代は、誰かの敷いたレールではなく、そのレール自体を自ら敷きにいかなくては、前に進めない時代となったのです。

4つのルールとは!?

答えは「自分で決める」しかありません。

1 働き方の変化

絶対的な「正解」がなくなったのです。

「正解主義の時代が終わり、これからは修正主義の時代になる」

藤原和博――教育改革実践家

昨日までの、正解も、今日には突然不正解になる可能性がある。絶対的な正解なんて存在しない時代なのです。

そんな時代をよりよく生き抜くためには、自分で問い、考え、答えを模索していくマインドセットが必要になります。

そのための4つのルールをご紹介します。

ルール1)GIVE・・与える人になろう
ルール2)OPINION・・自分の意見を育てよう
ルール3)PARY・・頼り頼られる仲間を作ろう
ルール4)DIVERSITY・・ちがいを楽しもう

4つのルールのポイントとは!?

まずは、他者へのGIVEです。相手との関係を作ることで、新たなご縁を得ることができます。またそれだけではなく、相手の視点に立つことで、相手を喜ばせるだけではなく、自分の視野を広げることにもなります。独りよがりではなく、相手とともに生きていく社会の前提がある中で、GIVEは必須のマインドセットです。

過去の投稿「【正しく、”ギバー(Giver)”になるには!?】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代|アダム・グラント,楠木建」においてもGIVEについて興味深い視点が提供された1冊をご紹介させていただきました。ぜひご覧ください。

あくまでも自分にできること、自分が持っているものでGIVEは行えばいいのです。苦しい思いなんてしなくても、信頼は蓄積することが可能です。

信頼の貯蓄といえば、ぜひこちらの投稿「【信用貯蓄を始めよう!?】なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?|山口揚平」もご覧いただきたいです。

ルール2は意見を持つことについてです。これについて大切なのは、自分について深く知るということです。

自分という人間のことをいちばん知らないのは、意外と自分だったりするものです。

ルール2 OPINION 自分の意見を育てよう

日本の学校教育では、自分の個性よりも、集団的な行動にあわせることが重視されます。まるで制服を着るように、自分の個性は否定されてしまいます。でも実際に社会にでると、自分ならではの個性が求められるし、これからの時代は、その個性を見出した人から、いきいきと活躍できる社会になるでしょう。

「制服から私服へ」そんな時代の流れを感じます。

自分が好きなことを見出して、自分が何を大切にするのかを、知る機会を持つことが重要になります。

そして人は、一人でできることは非常に限られます。人とともに生きること、そしてチームを作ることを目指しましょう。チームは5人くらいがちょうどいいかもしれません。そして、固定的ではなく、きっと自分の成長やチームや相手の成長によって、順次入れ替わっていくものでいいのです。仕事仲間だけではなく、家族や親戚なども、もしかしたらチームのメンバーかもしれません。既成概念にとらわれずに、誰と生きているのかにアンテナを立ててみましょう。

過去の投稿「【学校で教えてくれないWHOの話とは!?】WHO NOT HOW 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」|ダン・サリヴァン,ベンジャミン・ハーディ,森由美子」でも誰とするかの大切さが説かれた1冊をご紹介させていただきました。ぜひご覧ください。

今回取り上げさせていただいた、本書の著者尾原和啓さんは、大人の条件を次のようにあげてくれています。

<大人の条件>
 ・自分の得意なことで、だれかに「ありがとう」を言ってもらえる人
 ・自分の足りないところを、だれかに頼ることができる人

他者にGIVEすることで、信頼関係のきっかけを作ることができ、自分を成長させることができます。そして自分のOPINIONを育てれば、自分を知り、自分を知ってもらい、人間的な価値を得ることができます。頼り頼られるPARYを手に入れたら、人との関係性の中で、真の意味で自立することができます。さらにDIVERSITYを楽しめれば、集団としての強さを手にし、正解のない社会を楽しく豊かに生きていくことができます。

そして、その先に、OPENなマインドセットの中で、大人の条件を満たしながら、いきいきとした人生を常に歩めるよう1日1日を一生懸命大切に過ごすことが可能になります。

まとめ

  • これからの時代とは!?――自分で決める時代です。
  • 4つのルールとは!?――GIVE、OPINION、PARY、DIVERSITYです。
  • 4つのルールのポイントとは!?――4つのルールにならい、大人の条件を目指しましょう。
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