【仕事のその先をみよ!?】なぜ、働くのか 生死を見据えた『仕事の思想』|田坂広志

なぜ、働くのか 生死を見据えた『仕事の思想』
  • どうしたら、よりよく働くことができるでしょうか!?
  • 実は、仕事のその先を問い続けること自体が大切かもしれません。
  • なぜなら、答えがないからです。
  • 本書は、そんな21世紀を生きる私たちのための仕事に関する1冊です。
  • 本書を通じて、仕事から人生を見つめる視点を得ることができるでしょう。

知識資本主義の時代へ!?

これからの時代は、これまでの「資本主義」の時代を超え、「知識資本主義」の時代になっていきます。

「歴史」という流れにおいて観る

高度な「知識」こそが、最大の「資源」であるとうことです。高度な「知識」、深い「知恵」、細やかな「心配り」に、価値がやどります。これからの時代は、これまでの延長線のように、線形で予測できません。成長一辺倒ではない、模索の時代が始まってしまいました。

確固たる正解が見いだせないなか、「人間の意味」を問うことが求められています。

私たちにとって、「意味」を問うことは、慣れた思考ではないかもしれません。けれど、これに真摯に向き合うことなくして、よりよく仕事をする、よりよく生きることが、難しいのも事実でしょう。

我々ビジネスマンや経営者もまた、その仕事を通じて、人類の可能性を切り拓き、自身の姿を通じて、人間という存在の可能性を切り拓いている。

「世界」と「歴史」の中で、どう生きるか

これからの仕事のあり方は、その事業自体と、その事業に取り組む自分自身の活動によって、人間のという存在の可能性を切り拓いていく営みになるのかもしれません。

仕事のその先への視線とは!?

こうした、時代において、「仕事の価値」を決めるものは何でしょうか・・

それは、実は、ただ一つのことなのです。
その人物が、何を見つめているか。
その仕事の彼方に、何を見つめているか。
そのことなのです。

「世界」と「歴史」の中で、どう生きるか

いったい何のために、この仕事に取り組むのか、どうしてこれほどの思いを込めて、この仕事に取り組むのか、なぜ大切な人生のかけがえのない時間を捧げてこの仕事に取り組むのか。

これらの問いに向き合い続けることが、仕事に還元されていくのです。

21世紀の問いのちからとは!?

本当の「知性」とは問い続けることにあります。

答えのない問いを、問い続ける力です。

真の「知性」とは何か

答えのない問いを、問い続ける力を身に着けなければなりません。生涯かけても答えを見つけることのないかもしれない、生きる意味、仕事をする意味、これらに向き合う続けていくこと自体が、人生なのです。

世にあふれる安易な答えや常識に流されることなく、自分の足を地面にトラクションして、人生を生きていくことが、一人ひとりのよりよい人生を作っていくのです。

田坂広志の1冊はこちらの投稿「【大きな何かよ、導きたまえ!?】運気を磨く~心を浄化する三つの技法~|田坂広志」も、ぜひご覧ください。

まとめ

  • 知識資本主義の時代へ!?――高度な知識、深い知恵、細やかな心配りを持ちましょう。
  • 仕事のその先への視線とは!?――何を見つめているかが、仕事に還元されます。
  • 21世紀の問いのちからとは!?――答えのない問いを問い続ける力です。
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