- だれもが、情報にリーチできる時代において、「知は力なり」と説いたベーコンの思想は、古くなってしまったのでしょうか!?
- 実は、これ以外のベーコンの言葉に、知の本質を見抜くことが重要かも。
- なぜなら、400年前も、今も、なぜ生きるのかに、答えはなく、問いがあり続けるだけだからです。
- 本書は、イギリスの哲学者ベーコンの言葉エッセンスです。
- 本書を通じて、自分なりの21世紀を生きるヒントを得ることができるでしょう。
変化について!?
変化を恐れるな
002 変化を恐れるな
いつも自分らしくなくてはならないと思い込み、そこから一歩も踏み出すせない生真面目な人は、威厳は保てても幸運を手にすることはない。
常に社会や世界は変化を続けています。その一部である私たちも変化をし続けている存在です。可能な限り、あらゆる手を尽くして努力をし、そのときどきに柔軟な反応を得ていくことが、人生や仕事において特に大切になります。
状況が転換しているのに、そのままでいることほど、幸運を妨げるものはありません。
幸運の考え方について、特に「行動」が大切だというお話は、ぜひこちらの投稿「【幸運は引き寄せられる!?】その幸運は偶然ではないんです!――夢の仕事をつかむ心の練習問題|J・D・クランボルツ,A・S・レヴィン」も拝読ください。幸運は必ずしも偶然ではありません。
また、田坂広志さんも「運気」について、さまざまな角度から、見解をご提示してくださっています。ぜひこちらの投稿「【大きな何かよ、導きたまえ!?】運気を磨く~心を浄化する三つの技法~|田坂広志」もご覧ください。多くの刺激をいただくことができます。
自分の運命は自分でつくる
007 自分の運命は自分でつくる
これは否定できないことだが、運命に大きな影響を与えるのは、自分の外で起こる偶発的な出来事である。それは他人から受ける恩顧、好機、他人の死、うまく長所を発揮できる機会である。
個人の運命を形成するのは、自分の両手の中にあります。そういうマインドセットで、目の前のことに一生懸命に取り組みましょう。
統合について!?
業務分担を過剰に細かくすることに、違和感を持ちましょう。
分担については、あまり細かすぎないほうがいい。というのは、業務を分けないとうまく進められないのは確かだが、逆に業務を細かく分けすぎると、かえってその業務から抜け出さなくなってしまうからだ。
023 業務分担は細かくしすぎない
知の統合が必要という論点については、こちらの投稿「【答えのない問いを目指そう!?】知性を磨く~「スーパージェネラリスト」の時代~|田坂広志」もぜひご覧ください。
加えて、タイミングをしっかり見極めましょう。
学習について!?
学ぶとは
142 学ぶとは自分の成長を実感すること
自分の成長を実感することを学んでいない人は、自分の心を見つめること、つまり自分の責任を問うということが、どういうことなのかわからない。
いかに自身の成長を目的化して、すすめることがポイントかということを、意識してみましょう。
自身の成長に意識的になるためにこちらの投稿「【マネジメントの喜びとは!?】仕事の思想|田坂広志」もぜひご覧ください。
本の読み方は必要度に応じて変えるべきだ
152 本の読み方は必要度に応じて変えるべきだ
内容に反論したり論破したりするための読書はしないこと。とはいえ、そのまま信じて鵜呑みにしたり話のネタにしたりするための読書もしてはいけない。
精読を目的にしてはいけません。目的意識を持って、本と接するようにしましょう。本は、1割くらいを学べればOKというスタンスもあります。どんな目的を元に、その本と向き合うのかを検討しましょう。
まとめ
- 変化について!?――変化をポジティブにとらえて、成長の機会にしましょう。
- 統合について!?――知の統合がいかにできるか、もヒントになります。
- 学習について!?――目的意識を忘れずに、成長を目指しましょう。