- どうしたら、幸運を味方につけられるでしょうか!?
- 実は、幸運は必ずしも偶然ではないかもしれません!
- なぜなら、慎重に立てた計画よりも、想定外の出来事や偶然を味方につけて人は成長していくものです。
- 本書は、出来事を幸運にするための視野・視点に関する1冊です。
- 本書を通じて、いかに日々を過ごすのか新しい視点を見つけることができるでしょう。

幸運は偶然ではない!?
私たちは「幸運は偶然ではない(Luck is No Accident.)」と考えているのです。
はじめに
運がある、ないは、受け身でしょうか!?そんな疑問に本書はひとつの答えを提示してくれます。
キャリアや人生を前に進めるような予想外の出来事、みなさんはご経験があるでしょうか!?
実は、そういう出来事はみなにまんべんなく訪れます。それが本当のチャンスに変えられるかどうかは、「自身のふるまい」が大きな役割を果たしているのです。
ちなみに著者であるクランボルツさんは、こうした概念を「計画的偶発性」として、考えをまとめられています。こちらのリクルートさんのサイトが読みやすくおすすめです。
<計画的偶発性理論の骨子>
- 予期せぬ出来事がキャリアを左右する
- 偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる
- 何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える
起業に際しても、出来事を最大限に活用するスタンスは重要でしょう。本書とともにこちらの投稿「【誰しもが、本来起業家マインドを持ちうる!?】スタートアップ的人生(キャリア)戦略|リード・ホフマン,ベン・カスノーカ」も併読いただくのがおすすめです!

自分がコントロールできることに集中!?
慎重に立てた計画よりも、想定外の出来事や偶然の出来事が、あなたの人生やキャリアに影響を与えていると感じたことはありませんか?
第1章 想定外の出来事を最大限に活用する
偶然の人との出会い、中止になったミーティング、休暇の旅行、穴埋めの仕事、新しく発見した趣味、などなど、こうしたことが、人生やキャリアを思わぬ方向へと導いてくれるきっかけになることは、実は珍しくありません。
幸せ(Happy)の語源と言うのは、実はHappen(起きる・出来事)だそうです。先人が、そのように解釈したことについては、大変興味深いことですね。
ですから、幸運を引き寄せるためには、静かに待つのではなく、結果がわからなくても行動を起こして新しいチャンスを切り拓くことや、偶然の出来事を「活用」すること、選択肢を常にオープンにしておくことが、実は重要なのです。
<計画的偶発性を起こす行動特性>
- 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける
- 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する
- 楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える
- 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
- 冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する
幸運を引き寄せるポイントとは!?
幸運を引き寄せるための、ポイントをクランボルツさんは、次のように挙げます。
- 将来何になるか、決める必要はない。
- 想定外の出来事があなたのキャリアに影響をおよぼすことは避けられない。
- 現実は、あなたが考える以上の選択肢を提供しているかもしれないと考える。
- いろいろな活動に参加して、好きなこと・嫌いなことを発見する。
- 間違いを犯し、失敗を経験しよう。
- 想定外の幸運な出来事をつくりだそう。
- どんな経験も学びへの道だと思おう。
- 仕事以外でも満足感を得られる活動に携わる。
- 内面的な障害を克服するために、新しい考えや経験にオープンであり続ける。
ポイントは、いつも学び、いつも挑戦し、いつも好奇心を持つことです!!
いかに、挑戦の習慣をつくりあげるかを主軸に、毎日の振り返ってみましょう。
まとめ
- 幸運は偶然ではない!?――偶然起きた出来事を、幸運にするのです。
- 自分がコントロールできることに集中!?――まずは自分の習慣を見直してみましょう。
- 幸運を引き寄せるポイントとは!?――いかに前向きに挑戦の習慣をつくるかです。
