【成長の仕組みを作るには!?】伸びる会社は「これ」をやらない!|安藤広大

伸びる会社は「これ」をやらない!
  • 組織運営がうまくいかないこともあるのはなぜでしょうか!?
  • それは、誤解や錯覚を覚えやすいからです。
  • なぜなら、組織は目に見えないからです。
  • 本書は、社長の立場から、組織運営をうまく行うにはどうしたら良いのかを説いた1冊です。
  • 本書を通じて、経営の常識を一つ棚卸しできるでしょう。
安藤広大
¥1,617 (2024/02/19 19:05時点 | Amazon調べ)

本当のマネジメントとは!?

リーダーが責任をもたなければならないのは、「部下の未来」と「会社の未来」に対してです。

Chapter 0 序章組織は誤解や錯覚に満ちている

それぞれが自発的に動き、目標の最短ルートを選択するというのは、一見、理想的に見えるかもしれませんが、これで正常に組織運営を行うことは不可能です。

組織運営をしていく上で忘れてはいけない前提条件は、同一ルーツ下に身を置かない状況ではコミュニケーションは成立しないということです。

ルールと言うのは、組織またはまたは個人としての決まり、取り決めのことで、共通の基盤・規範としてのルールもあります。しかし実際には、それぞれが別々のルールをもっていることが多い、という事実が重要なのです。同じ会社にいる人でも独自のルールを持っているため、これが統一されない限り、会話は成り立ちません。

マネジメントとは、一定のルールと目標を定め、それに向けて個人が活動するプロセスには関与せず、結果により、次の行動是正を測っていく一連の活動のことを指します。

ルールは大切です。ルールがないと何が正しいのかが曖昧になり、部下が迷ってしまいます。

Chapter 1 社長は現場に近づきすぎてはいけない!伸びる会社の社長の役割

プロセスを管理すると問題が多く発生します。問題とは、判断に感情が含まれてしまうこと、部下の自主性を削ぐこと、評価が曖昧になることなどが挙げられます。

管理は必ず、事実・結果のみにより行うことを徹底すべきです。

また、説教も組織運営上NGです。説教をしてしまうと、「ダメな自分でも認めてもらえた!」という認識をどのような人でも覚えてしまうからです。そうではなく、あくまで結果・事実にフォーカスし、何が不足しているのかを認識し、次にどうするのかを共有する淡々とした進行を前提とすべきです。

対価の順番を間違えていないか!?

社員は結果でしか、会社に貢献できません。また、結果を生み出し続けなくては、給料も支払われることは本当はありえません。

対価の順番を間違えないことです。

×誤った順番

1.会社が給与を支払う
2.お客さまにサービスを提供する
3.お客さまから対価をいただく

○正しい順番

1.お客さまにサービスを提供する
2.お客さまから対価をいただく
3.会社が給与を支払う

誰から評価を得なければならないかを、しっかりと相互認識を持ち、組織運営をしましょう。部下やメンバーのモチベーションは結果です。うまく結果を出しているチームや組織であれば、自然とモチベーションや雰囲気向上は可能なのであって、それが曖昧な状況(目標がない、明確になっていない等)では、難しいのです。

全く価値のない自己評価と、他者からの評価にギャップがあったとき、人は不満を持ちます。そのためにも、自己評価などをさせてしまう環境を排除することに注力しなければなりません。それが「ルール」づくりです。そもそも、評価とは他者から得るものだということを認識しなければなりません。

自己評価は「糧を得る力」を萎えさせる

Chapter 5 会社に合わせることができない人材を雇い続けてはいけない!伸びる会社の人材採用&育成
安藤広大
¥1,617 (2024/02/19 19:05時点 | Amazon調べ)

知識の活かし方とは!?

新入社員のことを考えるとマーケティングがまた、あたらしい角度で捉えることができるでしょう。

学生(就活生)と新入社員で何が異なるのだろうか・・・を考えてみましょう。異なるポイントは、次の2点です。

1)入社した瞬間に、会社を評価する立場から会社から評価される立場に変わる
2)学びを提供してもらえる立場から、学びを獲得しにいかなければならない立場に変わる

会社は(あたりまえですが)誰が一番対価に見合う働きをしたか、誰がいちばん会社の成長に貢献したかを評価します。そして、誰を優先的に「教える」かも会社や上司が決定します。

「誰を教えれば、会社の成長に貢献できそうか」という基準で判断するのです。

Chapter 5 会社に合わせることができない人材を雇い続けてはいけない!伸びる会社の人材採用&育成

人は知識だけがあっても変わりません。

大切なのは、「経験」とその量です。

これまでの人生を振り返って見ていただいて、自分自身が「変わった!」と感じるときはどのようなときだったでしょうか!?

学校の先生や部活のコーチ、そして上司の言っていることが、そのときはよくわからなかったのに、「わかった」と気づいた瞬間を思い出してください。

Chapter 5 会社に合わせることができない人材を雇い続けてはいけない!伸びる会社の人材採用&育成

部下に業務を取り組む意味を理解させる必要はありません。そんなことをしていたら、全体の損失に繋がります。まずは、経験をさせること。目標が大きすぎて、KPI化していなかったら、噛み砕いてあげて、それを経験させることです。

やはり目指すべきゴールを設定することが、リーダーにとって重要な役割となるのです。

課長編はこちらの投稿「【本当のマネジメントとは!?】できる課長は「これ」をやらない!|安藤広大」をぜひご覧ください。

また、「知識」だけではなく「体験」を!というのは、リーダーやマネジメント本人にとっても大切なのは代わりありません。知識を得続けるのではなく、まずは自分で行動して体験を作り続けることで、自らも成長をし続けるループに入ることができるでしょう。

まとめ

  • 本当のマネジメントとは!?――目標設定と進捗管理と行動是正です。事実を基づく評価をします。
  • 対価の順番を間違えていないか!?――最初に必ずGIVEがあります。
  • 知識の活かし方とは!?――実際に動いてみて、体験にしましょう。
安藤広大
¥1,617 (2024/02/19 19:05時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!