【新しい働き方の組織インストール方法とは!?】リデザイン・ワーク 新しい働き方|リンダ・グラットン,池村千秋

デザイン・ワーク 新しい働き方
  • 働き方が少しずつ変わる兆しの社会を、コロナが襲い、その変化を加速させています。いかに、新しい働き方を実行できるかが、経営のためには欠かせません。
  • 実は、あの『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で著名なリンダ・グラットンさんの本書がヒントをくれるかもしれません。
  • なぜなら、本書では4つのステップによって、組織を一気に変えていくためのノウハウを提示してくれているからです。
  • 本書は、4つのステップが必要な背景と、具体的事例をもって、明快に組織と働き方の変革を説きます。
  • 本書を通じて、新しい時代の人材について考える視点とヒントを得られるでしょう。

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働き方の変化は、なぜ起きているのか!?

コロナ以前から、働き方の変化は起きていました。最大の要因をリンダ・グラットンさんはこのように語ります。

自動化の進展にともない、さまざまな産業の様相と雇用のあり方が変わりはじめている。長寿化により、親の世代より長く生き、70代まで働くことが当たり前になる可能性も出てきた。そして、以前より多様な家族やコミュニティのあり方を経験しはじめている人も少なくない。

はじめに 人も組織も、いますぐ変わるべきこと、変わらないこと

こうした変化の中で、わたしたが、仕事や会社あるいは、社会全体に期待することも変化していると思われます。昔のように、9時5時でひとつのオフィスで、ずーっと働くことに戻れるか?と聞かれれば、それはNOでしょう。

すでに変化は始まっています。この変化に加速度をもたらしたのがコロナでした。

すばやく変化をしなければ、生き残ることが難しい時代、組織や働き方の指針をもたらし、実効性を担保することは難しいものです。なぜなら、例えばリモートワークなどの働き方を経験した人は実感があると思いますが、新しい働き方は何かと何かのトレードオフをもたらすからです。

だから、施策を押し付けるのではなくて、しっかり自身の組織がどのような特長を持ち、どのような能力を伸ばしたいのかを見える化した上で、変化の指針を立てる必要があります。そうでなくては、全く機能しない、破壊の変化となるでしょう。

そして、その上で重要なのは、自身の組織のパーパスだと、リンダ・グラットンさんも言います。存在意義(目的)のために、以下に組織や働き方を効率性・生産性を担保しながら変えていけるか!?が命題です。

ちなみに過去の投稿「【ビル・ゲイツ絶賛!】Microsoft Wordを開発した伝説のプログラマーが発見した「やりたいことの見つけ方」がすごい!|リチャード・ブロディ,坂元信介」では、個人レベルのパーパス発見について、とても示唆深い視点がたくさん提示されていました。おすすめです。

組織のパーパスを考える時、同時に個人のパーパスについて触れる必要があります。それぞれの重なり合いを見出すことが幸せに直結するからです。個人レベルのパーパスについて敏感にもなりたいものです。

リデザインの4つのプロセスとは!?

4つのステップは、次のような内容です。

  • 1)自社の重要な要素について理解する
  • 2)未来の仕事のあり方を新たに構想する
  • 3)モデルをつくり、検証する
  • 4)モデルに基づいて行動し、新しい働き方を創造する

自己理解、要素の抽出、モデル化、実践という極めてシンプルなステップですが、本書の中で、それぞれのステップの中で、大切にするべきポイントが事例とともに説かれています。

しかし、もうひとつ忘れてはならないことがある。それは、未来に向けた働き方を設計すべきだということだ。

「未来になにを望むか」も忘れてはいけない

4つのステップをタスクとしてこなすのではなく、しっかり自社や自分がどこに向かっているのか?という視点を忘れることなく、進めることが重要です。

リデザインにあたり、大切な視点とは!?

とくにリデザインでは、「1)自社の重要な要素について理解する」のフェーズが重要だと感じました。現状の組織をパーパスに基づいて再構成する時に、特長と能力をフレークダウンして考える必要があるからです。

特長と能力をブレークダウンするにあたり、4つの要素の必要性を見極めると良いといいます。それは、活力、集中、連携、協力です。自社組織の業務を取り出して、どの要素が特に業務のどのフェーズで求められるのか?という視点で俯瞰することがポイントです。当然、現在だけではなく、これからの業務について同時に考えることが重要となります。

その上で、4つの要素が喚起される「場」「時間」を定義していく、「2)未来の仕事のあり方を新たに構想する」のステップに移行していくのです。

起点となる問いをリンダ・グラットンさんが提示してくれています。

あなたは、生産性を支える要素(活力、集中、連携、協力)との関係で、自社の主だった職種ごとにどのようなオフィス形態が最適化考えたことがあるだろうか。(中略)あなたの会社には、いまどのタイプのオフィスがあるか。仕事のあり方をリデザインする際、どのようなオフィスを設けるべきと思うか。

社員の理想に耳を傾ける

まとめ

  • 働き方の変化は、なぜ起きているのか!?――技術革新を背景とした、多様な働き方への変化が、コロナによって加速されました。
  • リデザインの4つのプロセスとは!?――自己理解、要素の抽出、モデル化、実践という極めてシンプルなステップです。
  • リデザインにあたり、大切な視点とは!?――まずは、自己理解を意識しましょう。自社の生産性を支える要素(活力、集中、連携、協力)の棚卸しをすることから始めましょう。

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