【やればできる！！】中村天風一日一話｜財団法人中村天風会

やればできる！？

やればできる　やらなければだめだよ、何だって。やればできるんだから。俺は不器用だとか、俺は物覚えが悪いだとか、それがいけないんだよ。
たとえ不器用だろうと物覚えが悪かろうと、十遍やって覚えなかったら百遍やってみろ。百遍やって覚えなかったら千遍やれ、そしたら覚えるから。
どんなことでも、できないことほど、できると尊いことなんだから一生懸命やれよ。そうすると、だんだんだんだん自分の生活自体が、自分の理想や希望に誓い状態になってくる。

１月５日

やってみなければわからない、やってみた先に、新しい景色が見てくると思います。失敗が怖いとか傷つくのが怖いとか思ってしまうかもしれませんが、それは、自分がただ感じている感情であるということ。これに気づけば、新しい一歩が踏み出せます。

まずやってみることの重要性は、さまざまな本でも説かれています。こちらの１冊もぜひお手にとってみてください。「【誰しもが、本来起業家マインドを持ちうる！？】スタートアップ的人生（キャリア）戦略｜リード・ホフマン，ベン・カスノーカ」また、負のイメージは単なる幻想であるということは、禅や仏教でも詳しく説かれています。「【仏教の教えを一言でいうと！？】完全版 仏教「超」入門｜白取春彦」もご覧ください。

種をまく！？

自分で蒔いた種　すべての人生の出来事は偶然に生じたものじゃありません。アクシデント（事故）というものは、自己が知る、知らないとを問わず、必ず自己が蒔いた種に花が咲き、実がなったんです。「活きる心構え」というものに正しい自覚が、そして反省が、常に油断なくおこなわれていないで生きると、ぜんぜん自分が気のつかないような悪い種を、健康的にも運命的な方面にも蒔いてしまうんです。

１月９日

縁起ということを感じる必要があるでしょう。世の中のものごと（人も含む）はすべてつながっていて、互いに相互作用の中で、活きているというのが、縁起の世界観です。

私たちは確固たる自己があるというよりも、世界との呼応の中で自己が生み出されているということにも行き着きます。過去の投稿「【本当のあなたの「個性」はどこにある！？】私とは何か「個人」から「分人」へ｜平野啓一郎」もこうした世界観を彷彿とさせてくれます。

理念と信念　理念には信念が必要なんですよ。信念がつかないと、万難を突破してもその理想の完成成就へと猛進しようとする力が、分裂しちまうんだ。

１月１２日

外部との関係の中で、自己のなかに信念の種を見出すことが大切なのかもしれません。これが良い縁起への循環へと自分を組み込んで行ってくれるように思います。

幸福とは！？

本当の幸福　本当の幸福とは、自分の心が感じている、平安の状態をいうのだ。いくら心身統一法を何十年やっても、幸福は向こうから飛び込んでくるのではない。自分の心が、幸福を呼ばなければ、幸福は来やしない。
だから、現在の生活の状態、境遇、環境、職業、何もかも一切のすべてを、心の底から本当に満足し、感謝して活きているとしたら、本当にその人は幸福なのである。

１月１０日

幸福にはなるものではなくて、いまここで感じることだと解釈できます。そのためには、やはりご縁の中で生きていることとして、世界を認識することが大切そうです。

「サクセス」の意味　「サクセス（Success）」という言葉は、直訳すると「成功」ね。しかし、この言葉のもとは「サクシーディング（Succeeding）」という言葉んだ、英語でね。サクシーディングというのは「受け継いで、続けて生み出しますよ」という言葉なんだ。継承して胚胎するという意味なんだ。つまり、絶えざる創造への活動がもたらす自然結果を「成功」と言うんだよ。絶えざる創造への活動。
同じやっていることでも創造的進化が念頭におかれていれば、その人は限りなく尽きざる幸福感を味わい得るんだ。

９月２８日

成功とは、地位でも、名誉でも、お金でもなく、創造活動の結果であると捉えた先に、なにがあるでしょうか。もしかしたら、目の前のものごとを一生懸命に取り組む姿勢と具体的な活動かもしれません。

ご縁を活かし、ひたすらに学び、創造し、循環の中を生きていく世界観を持ってみるのも良いかもしれませんね。

まとめ