【サボるほど、仕事が進む!?】なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?|理央周

なぜ、サボる人ほど成果があがるのか?
  • どうしたら、一定の成果を上げながら仕事を前に進め続けることができるでしょうか。
  • 実は、サボることが大切かも。
  • なぜなら、サボるとは、自分の自由な時間を持つということだから。
  • 本書は、自分の自由な時間もないくらい必死になって盲目的に働く方に、新たな視点をくれる1冊です。
  • 本書を通じて、新しい働く価値観を得られます。

サボる時間とは!?

仕事を一生懸命やっていると、ずーっとできてしまう、そういう感覚に陥ることがあります。でも、それって、本当にあなたがやりたい仕事でしょうか。あるいは、本当にあなたがやることで、チームや組織、あるいは社会全体に幸福が届けられている仕事でしょうか。

一時期、ブルシットジョブという本が注目されました。みはらし書店でも、「【あなたは、レンガを積んでいるか?それとも聖堂を建てているか?】ブルシット・ジョブと現代思想|大澤真幸,千葉雅也」の投稿で原本を分析した1冊をご紹介しています。

高度に組織化が進んだ現代で、無駄な仕事が生まれているように感じます。

こちらの1冊「【身の回りのうざいものを探そう!?】スラッジ 不合理をもたらすぬかるみ|キャス・R・サンスティーン,土方奈美」もそんな無駄時間に関する内容でした。

ムリ無駄、みんな、そういう仕事の仕方に辟易している社会なのかもしれません。

今回取り上げさせていただく本は、ズバリサボることを奨励しています。いわゆるサボタージュではなく、本書で取り上げているサボるは、「自分で自由に使える時間」のこと。「成果」と「ゆとり」を両立しながら、自分の時間を生きるためには、どうしたら良いのかについて、いくつかの着眼点をもたらしてくれます。

本書でいう、サボる時間とは、自由に使える時間のことです。

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分けて考える!?

まず、仕事全体をまるっと捉えるのではなく、2つに分けて見つめてみましょう。

1つは「作業」。そして、もうひとつは「価業」です。

作業とは、誰がやっても大きく成果が変わらない仕事です。価業とは、成果に直結する重要な仕事のことです。全力を尽くすべきは、「価業」のほうです。

また、大きな目標も同じように分けて考えることが大切です。大きな数字を大きな数字のまま取り扱うと、焦りや不安が伴ってしまいます。まずは、分解して細かく捉えていくことで、光明が見えてきます。

売上を小さな数字に「因数分解」して行動計画に落とし込む必要があるのです。

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このように大きなものごとや目標は細かく分けて考えるのがポイントです。分けて考えるについてはこちらの1冊「【いかに効率的に考えるためのスキルを身につけるか!?】小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考|菅原健一」もぜひ併せてご覧ください。

他人視点ではなく、自分視点が大切!?

1日の過ごし方についても再検討してみましょう。スケジュールが真っ黒な人は、最低でも週に1日はアポを入れない日があっても良いはずです。集中して「価業」に取り組む時間を作ってみましょう。人とのアポイントを優先してしまい、自分の時間が取りづらくなってしまうのは、もったいないことです。まずは、自分がやるべきこと、縁をいただいたことについて、全力を尽くしてみましょう。

考え方としては、禅のマインドがとても示唆深いです。こちらの投稿「【禅は、生きる知恵!?】人生を整える 禅的考え方|枡野俊明」もぜひご覧ください!

自分の仕事をサプライチェーン、バリューチェーンで、全体をとらえてみることもポイントです。自分は大きなバトンの中で、価値を出すことが大切です。仕事を受け渡す中で、「価業」を意識して価値をアドオンして続けてみましょう。自分でやるべきこと・やらなくてもいいこと、これを見極めてみましょう。

大切なのは、自分が過ごしたい時間とはどんなものなのかを、自分の中で想像してみることです。

あなたも、「サボる時間」を利用して、「自分がどんなときに幸せを感じているか?」を、実際に言葉で書き出してみてください。

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まとめ

  • サボる時間とは!?――自由に使える時間を持ち、「成果」と「ゆとり」のある日常を過ごすことです。
  • 分けて考える!?――大きなものごとは分けて考えてみましょう。
  • 他人視点ではなく、自分視点が大切!?――自分はどんなサボり時間を持ちたいのか、軸を持ちましょう。
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