【PERMAを目印にウェルビーイングを!?】幸せになる超ライフハック|kagshun

幸せになる超ライフハック
  • いかにウェルビーイングを継続的に実現することができるでしょうか。
  • 実は、「PERMA」が良い目印になるかもしれません。
  • なぜなら、「PERMA」は、ゼロをプラスに変えていくアプローチをとるポジティブサイコロジーによって生まれた5つの指標だからです。
  • 本書は、精神科医kagshunさんによるウェルビーイングであり続けるためのヒントの1冊です。
  • 本書を通じて、いかにウェルビーイングを目指すのが理想か、新しい視点を得ることができるでしょう。

ポジティブ心理学から生まれた「PERMA」とは!?

ウェルビーイングを高めるために何ができるか?を考えるとき、ヒントとなるものに「PERMA(パーマ)」があります。

幸せな生き方をつくるために 知っておきたい5つの要素

PERMAが表しているのは、ウェルビーイングを構成すると考えられる5つの領域です。

  • P(Positive emotion)――自分にとって「快」であるあらゆる感情が含まれます。
  • E(Engagement)――なにかに集中し、夢中になることを目指します。
  • R(Relationship)――人とのつながりです。
  • M(Meaning)――自分は何がしたいのか。何を求めて、どこへ向かいたいのかです。
  • A(Achievement)――小さな目標を達成すること経験が自己肯定感を強めます。

大切なのは、PERMAは、ゴールではなく、ベクトルであるということです。こういう方向感をもって、いればより幸せをかんじられるのではないか?というヒントであると認識してみましょう。

過去の投稿「【商いのセンスを身につけるには!?】プロ投資家の先の先を読む思考法|藤野英人」でも、投資家の藤野英人さんが、取り上げられていました。ぜひ併せてご覧ください。

さらに、ひとそれぞれPERMAの内容も異なるということにも注目しましょう。大切なのは、世の中の常識にとらわれることなく、自分らしいPERMAを目指していく大切さに気付くことができるか!?です。

自分の価値観に気付くためには、内省がポイントになるかもしれません。

過去の投稿「【人間OSの高め方とは!?】リフレクション(REFLECTION)自分とチームの成長を加速させる内省の技術|熊平美香」も、ぜひ併せてご覧ください。

「PERMA」を育てていくには!?

kagshunさんは、PERMAの5つの要素、それぞれを育てていくヒントを提示してくれています。

PERMAは、野原の中に置かれた5つの目印のようなもの。自分の現在位置を見極めたり、進むべき方向を考えたりする際のよい目安になります。

幸せな生き方をつくるために 知っておきたい5つの要素

P(Positive emotion)

脳をだまして、いい気分になってみることもポイントです。「楽しいから笑う」だけではなく、「笑って楽しくなってしまう!」というアプローチも案外大切なものです。眉間にシワを寄せていたら、自分の気持ちもそれに引きづられてしまいます。自分の表情に案外、脳も騙されて明るい気分になってしまうものです。「快」はどんどん表現してみましょう。

最高級のうな重や、ステーキ、あるいは、焼肉を「ああ、おいしい!」と味わい幸福を感じることができるのは、お茶漬けやラーメン、牛丼の味を知っているからです。このメリハリがあり、幸福を味わうことができるかもしれないということを意識してみるのも良いかもしれません。喜怒哀楽の全ての感情を味わうことに、もしかしたら、ウェルビーイングのヒントがありそうです。

E(Engagement)

自分が夢中になれることを探すことです。時間を忘れるほど、夢中になれることを探してみましょう。人は、夢中になってフロー状態になると、とてつもない集中力を発揮し、意外とリラックスしている状態が続くといいます。そのためには、自分が集中して楽しめる何かを見つけることが大切です。

脳は働き者なので、休憩時間であっても、勝手にいろいろな考えを生み出してしまいます。アイドリング状態が続いているので、何もしていなくても疲れてしまうものです。さらに、余計な妄想を膨らまして、自分を苦しめるきっかけになってしまうこともあるかもしれません。そんなときには、いま・ここに集中すること。自分の行動をつぶさに観察してみたり、あるいは、呼吸に集中してみることもポイントです。

これについては、過去の投稿「【よりよい人生のために必要なこととは!?】仕事も人生もうまくいく整える力――禅が教えてくれる98の養生訓|枡野俊明」の禅のマインドセットにふれることも大変、ご参考にしていただけると思いました。

R(Relationship)

能動的に関わることを忘れないようにしましょう。待つのではなく、自ら社会の中に飛び込んでいくことが大切です。人間は、鏡のようなものです。与えなければ返ってくることはありません。

他人からのやさしさを求めるのならば、まずはやさしさを与えることが必要なのです。どちらが先に与えるのかなどと、こだわってはいけないのです。常に先手。自ら与えにいきましょう。

これについては、過去の投稿「【正しく、”ギバー(Giver)”になるには!?】GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代|アダム・グラント,楠木建」もぜひご覧ください。とても素敵な視点をいただけますよ!

他人のための行動は、少しでもいいのです。ほんの少し「人のため」の行動を心がけるだけで、自分の気持ちが少し変わって、その後関わる多くの人との関係を健やかにできるのです。ほんの少し、ほんの小さなGiveを意識してみませんか!?

M(Meaning)

自分の人生に意味を探し続けることが重要です。100人いれば100通りの人生があってよいので、既存の常識にとらわれずに、自分の人生の意義・意味を探してみましょう。唯一の基準は自分自身にしかありません。人が意味を与えてくれることはないでしょう。だから、「探し続けるのだ」という覚悟を持つことが、大切なのです。

A(Achievement)

PERMAは、ベクトルで、ゴールではありません。しかし、中継地点も大切です。自分にはできるのだ、と確認できれば、自身を持つことができます。達成感を得ることも長い人生の中では、大切な要素になります。

そして、小さな達成を心がけましょう。大きな目標ではなく噛み砕いた小さなマイルストーンをしっかり踏みしめるように、進みましょう。

過去の投稿「【いかに効率的に考えるためのスキルを身につけるか!?】小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考|菅原健一」もぜひ、あわせてご覧ください。

「変化」は人にとってストレスをもたらします。苦しみの根源であると言っても良いかもしれません。もっと解像度を高めてみると、世の中や世の中における自分は、常に変化をしているのに、それを拒もうとするから苦しみが生まれると言ってもいいでしょう。仏教でも同じような世界観を描きます。

大切なのは、変化を受け入れ、そしてポジティブな変化を常に志向することです。そうすれば、きっと楽になれます。「新しいことを少しだけ」取り入れた日常生活も良いヒントかもしれません。たとえば、行ったことのないお店でランチをとってみるとか、いつもとは違う通勤ルートを選んでみるとか・・。自ら変化を作ることも案外できるものです。

遠い未来よりも、今の心身の健康!?

過剰に将来に備えるのをやめましょう。大切なのは、いま・ここです。

もちろん将来への備えも大切かもしれませんが、いま・ここを犠牲にしては、元も子もないです。ウェルビーイングとは、まずは、いま・ここをPERMAの視点にそって、充実にすること、そしてその充実感を身にしみて実感することといえるかもしれません。

だから、将来の健康を心配して、不摂生をなくそう!というだけでは、本来的な幸せ、健康、ウェルビーイングの状態は維持できないのかもしれません。喜怒哀楽を知っているからこそ、今の状態を正しく理解することができるのです。与えられた今を噛み締めましょう。

健康であることや、健康になろうとすることだけが、正解ではありません。ウェルビーイングを高めるために、自分とは違うものを必要としている人もいる。そのことをひとりひとりが理解し、寛容に受け止める社会であってほしいと思います。

健康を追い求める社会=幸せな社会とは限らない

最後にkagshunさんが提唱するネガティブな心の動きの対処の仕方をご紹介します。

1)不安
不安は、危険を知らせるアラームのようなもので、人間の心に備わっている基本機能です。不安を覚えそうになったときには、「自分は、今、不安を感じているのだな」とストレートに受け止めてみましょう。不安は、正体不明のモンスターではなく、自分が生み出したたんなる感情です。自分を外から観察して、今の状況に対する心の動きを見つめてみましょう。

2)悲しみ
悲しみは、周囲との絆を作る上で役立てられるものと、認識できそうです。悲しみは、人とともにある。悲しみへの正しい対処法は十分に悲しむこと。悲しみは消すことができません。しっかりとむきあって、味わうことが、それを乗り越える正しい方法でしょう。

3)怒り
怒りを感じるのは、自分にとって大切なものが傷つきそうになっているときです。怒りは自分の領域を侵されるときにおぼえるもので、自己を確立させるためには、欠かせない感情です。大切なものが侵されそうになっているのだと受け止め、「大切なもの」とは何かを考えるきっかけにしてみましょう。

4)気分の浮き沈み
落差が激しいとそれだけで疲れてしまいます。落差が付きすぎないように、元気なときには静かに、反対に沈みがちなときには活発にすごしてみるのもポイントかも知れません。一定に安心て過ごせる時間を得られるように意識してみましょう。

まとめ

  • ポジティブ心理学から生まれた「PERMA」とは!?――ゼロをプラスにしてみるPERMAを意識しましょう。
  • 「PERMA」を育てていくには!?――自分にとって大切なPERMAの解像度を高めてみましょう。
  • 遠い未来よりも、今の心身の健康!?――自分に必要ないまこことしっかり向き合いましょう。
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