- 仕事においても健康においても最適な1日を過ごすために必要な行動はどんなものでしょうか!?
- 実は、本書が最高に役に立つかも。
- なぜなら、樺沢紫苑さんの著書36冊(1万ページ)と動画3000本(250時間)をすべて網羅して編集してくれているからです。
- 本書は、こうして構成された153のティップステーマを余すことなく紹介してくれています。
- 本書を通じて、幸せとはなにか、そして目指すために毎日をどんなふうに過ごせば良いのかを明らかにできます。
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幸せになるためには、順番が大事!?
幸せだなあと感じさせるのは、脳内物質が関与しています。セロトニン、オキシトシン、ドーパミンです。きっと、みなさんも一度は聞いたことのある名前だと思います。
セロトニンは、健康の幸福と関係しています。オキシトシンは、つながりの幸福と関係しています。ドーパミンは、お金・成功の幸福と関係しています。
重要な順は、「健康」>「つながり」>「成功」です。
第8章 「人生」の最適化
まずは、健康が大切です。これがなければ、満足な時間(人生)の土台を作れません。そして、家族や友人あるいは職場とのつながりを大切にしながら、仕事を頑張っていくことが、幸せな人生への道になります。
3つの幸福につながるアクションとは!?
3つの脳内物質と、人生における成功の関係がわかりました。では、どのような毎日の習慣でこれらを感じることができるでしょうか。本書の中では、153個にも及ぶノウハウを紹介してくださっているのですが、これらのノウハウは3つの方向性でまとめられるといいます。
セロトニン的幸福
- 睡眠(7時間以上)、運動(1日20分以上)
- 朝散歩(5-15-30の法則)、通勤時間の朝散歩化
- 朝の健康ルーティン(朝の健康チェック、体重測定、水分補給、朝シャワー、朝食)、休憩時間の運動
- 座り続けない(15分に1回立つ)
- ダイエット、ストレスの最適化、ガス抜き
- 夜間のリラックス、3行ポジティブ日記
- 「朝」「夜」「健康」の最適化
オキシトシン的幸福
- 感謝ワーク、感謝日記、親切ワーク、親切日記
- 悪口を言わない、「ありがとう」を言う
- ガス抜き、無条件の信頼、休憩時間、ランチ時間でのコミュニケーション
- 職場の人間関係、夫婦関係を整える
- 「コミュニケーション」の最適化
ドーパミン的幸福
- インプット→アウトプット→フィードバック
- 通勤時間で自己投資、読書をする。TO DOリストを書く
- 最も重要な仕事を最初に片付ける(朝のゴールデンタイムを活用する)、15-45-90分、集中時間を意識する
- コンフォート・ゾーンを出る、挑戦する、疲れる前に休憩する
- 遊ぶ、仕事ばかりしない
実際に研究ファクトもついたTO DOです。本書内では、どのようなファクトによって裏付けされているものなのかも詳しく説かれています。
「まだ」のチカラを活用しよう!
成長曲線というのは、はじめなかなか右肩に上がりません。行動をし始めても継続に至らないのは、成果という手応えがなかなか得られないからです。樺沢紫苑さんがコンサルティングするお相手も、多くが(9割近い人)、途中で辞めてしまうそうです。
急に成果が出はじめるポイントは「シンギュラーポイント(特異点)」と呼ばれます。つまり、何かをやりはじめたら、ブレイクするまで、シンギュラーポイントを超えるまではやり続けないと意味がないのです。
第8章 「人生」の最適化
なにかに挑戦をする場合、あるいは、挑戦とまでは言わなくても習慣化を目指して行動する場合は、この成長曲線を頭にイメージしてみるのも良いかも知れません。そして、あれこれ考えていても、行動が変わらなければ、気持ちも変わりません。まずは、何かアクションをしてみること、そして、その時の心の変化に気づくこと、これが大切なのかも知れません。
過去の投稿「【THE POWER OF JUST DO IT!!】セルフコントロール大全|堀田秀吾,木島豪」では、行動することの重要性を体と脳の関係性から紐解いています。あるいは、過去の投稿「【マインドフルネスが人生をかえる!?】スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック|ジェームズ・ドゥティ,関美和」では、心臓が発する膨大な情報量についての記載もヒントになります。ぜひ一緒にご拝読いただき、心と体のメカニズムの理解に役立てていただければと思います。
そして、コンフォート・ゾーンを出てみることが、本書に一貫したテーマなのかもしれないと思います。人は、何か新しい行動をすることに、嫌悪感を感じる生き物だと思います。これまでと同じ行動で何事もなければ、それを継続しておくことに重きを置くバイアスが働くからです。でも、それでは中長期的な成長は途切れてしまいます。今は良いかもしれないけれど。きっと、コンフォートな状態を感じつつも、2割でも、3割、あるいは1割でもいいから、挑戦をしていくことを自分に課している方が幸せなのかもしれないと思います。
越境人材というキーワードでもこうした挑戦の効用を明らかにできそうでうす。過去の投稿「【越境人材は、2度死ぬから、生きる!?】越境学習入門|石山恒貴,伊達洋駆」もぜひご拝読ください。
まとめ
- 幸せになるためには、順番が大事!?――健康>つながり>成功です。
- 3つの幸福につながるアクションとは!?――研究ファクトに裏付けされたTO DOを確認してみましょう。
- 「まだ」のチカラを活用しよう!――シンギュラポイントで右肩上がりになる成長曲線を信じ、継続しましょう。
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