- 商いやビジネスセンスの感度を良好に保つにはどうしたらいいでしょうか!?
- 実は、先を読む思考を身につけることがポイントかも。
- なぜなら、投資家も現在ある現象を通じて、未来を見ているから。
- 本書は、そんな投資家としてひふみ投信を立ち上げた藤野英人さんの先を読む実践術的1冊です。
- 本書を通じて、未来を見据えて、今、行動することの大切さに触れることができるでしょう。
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未来を見るには、商いの本質をとらえよ!?
「短期」は読めないが、「中長期」は予測できる
「短期」は読めないが、「中長期」は予測できる
これはどういうことでしょうか。反対では!?と思う人も少なくないでしょう。
実は、短期的な予測というのは、往々にして不可解な動きに対応できないものです。たとえば、株価も市場環境のせいで微細動をするものです。たまたま、数パーセント落ちることもあれば、その反対もあります。
そうではなくて、大切なのは、中長期のブレない視野を持つことです。そのために大切な視点はどこにあるでしょうか?
「お客様から評価を受けて利益を伸ばす会社は、短期的な株価については上がるか下がるかわからないけれど、中長期では利益に応じて株価が上がる」のです。
「短期」は読めないが、「中長期」は予測できる
ポイントは、「顧客価値」にあります。お客様に対して価値を提供し続けられそうな会社は価値を増します。結果、存在感を強化させていきます。商いの基本ですね。
商いも、Whyでディグる!?
成長する企業とはどんな企業かと尋ねられたら、私は「Why(なぜ)を考え続ける会社」だと答えます。
成長する企業は「なぜ」を考え続ける
パーパスの時代と言われます。これまでのように延長線上の社会環境ではなく、不確定な要素が多分に含まれる環境を生きていくには、外に意義をもとめるのではなく、内面の意志を大切にすることが、ひとつの戦略になります。だからパーパス(存在価値・存在意義)を改めて考える機運が生まれています。
パーパスについて深く知りたい方は、過去の投稿「【理解してる!?】パーパス「意義化」する経済とその先|佐々木康裕,岩嵜博論」や「【パーパス記述の手法とは!?】パーパス・ブランディング|齊藤三希子」がおすすめです。ぜひ本書と合わせて、お手にとってみてください!


企業もそうであれば、個人もパーパスが求められる時代です。社会や企業が、これまでのように個人のものがたりを作ってはくれません。昭和の時代は、「いつかはクラウン」が象徴するように、”モデルライフ”との差分がモチベーションとして機能していたかも知れません。でも、今は、そうではありません。
Whyを説い続けること、これは個人であっても必要な思考です。
過去の投稿「【キャリア・アンカーを活用した内省の仕方とは!?】自分らしい働き方はWHYがすべて教えてくれる|粟野智子」がおすすめです。いい機会です。改めて、自分の仕事や生き方について俯瞰して考えてみるのもいいかも!

ウェルビーイング文脈で注目されるPERMA(パーマ)とは!?
企業の価値、顧客の価値、さらにその未来を考えていく時、「ウェルビーイング」は忘れられない視点でしょう。そして、ただし、ウェルビーイングは少しとらえどころもないのも事実です。
そんなとき使えるのが、PERMAという視点です。
最新の分析の一つに、「PERMA(パーマ)」が揃っていることがウェルビーイングであるというものがあります。
「富」や「健康」より「PERMA」
これは、ポジティブ心理学で著名な心理学者のマーティン・セリグマンが提唱したものです。
- 「P」Positive emotion ポジティブな感情があること
- 「E」Engagement 没頭したりよりよい意味でものごとに積極的に関わっていること
- 「R」Relationship 他者とよりよい関係性を築いていること
- 「M」Meaning 自分の人生に意味を感じられること
- 「A」Achievement 達成感を持てること
個人も企業もその存在が、主従というよりも、より一層対等に、そして、協力して、これらを目指し、そして提供していく時代になっていると思います。着眼点として、いろいろなシーンで思い出してみたいものです。
まとめ
- 未来を見るには、商いの本質をとらえよ!?――顧客への提供価値を見極めることはいつの時代もぶれません。
- 商いも、Whyでディグる!?――パーパスな時代にWhyを深掘りすることは企業だけではなく、個人にとっても重要です。
- ウェルビーイング文脈で注目されるPERMA(パーマ)とは!?――ウェルビーイングを5つの視点で細分化しています。
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