【Are you “Be Good型” or “Get Better型”!?】やってのける|ハイディ・グラント・ハルバーソン

やってのける
  • どうしたらやり抜く力を見出すことができるでしょうか。
  • 実は、マインドセットと目標設定で自分をコントロールすることがポイントかも。
  • なぜなら、人の深層心理に影響を及ぼすから。
  • 本書は、困難に立ち向かう自分を鼓舞してくれる1冊です。
  • 本書を通じて、やり抜く力がどうしたら生み出されるのかを知ることができるでしょう。
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習得型と獲得型!?

次のQについてあてはまるものを数えてみましょう。

Q1 学校や職場では、人よりもよい成績を収めることが非常に重要である。
Q2 ときには厳しい意見を言われても、率直な意見を述べてくれる友人は大切だ。
Q3 つねに新しい技能や知識を得ようとしている。
Q4 人によい印象を与えることに強い関心がある。
Q5 賢さや有能さを周囲に示すことを重視している。
Q6 友人や知人とは、オープンかつ正直に接している。
Q7 学校や職場では、つねに何かを学び、自分を成長させようとしている。
Q8 人からどう思われているかが気になる。
Q9 人から好意を寄せられると、いい気分になる。
Q10 同僚や同級生よりも、勉強や仕事でよい成績を収めたい。
Q11 自分を変化させ、成長させてくれるような人間関係が好きだ。
Q12 学校や職場では、自分の能力を示すことにエネルギーを注いでいる。

1、4、5、8、9、10、12番の点数を合計し、それを7で割ってください。
それが〝証明型(Be Good)〟のスコアです。
2、3、6、7、11番の点数を合計し、それを5で割ってください。
それが〝習得型(Get Better)〟のスコアです。

たいていの人は、どちらかに偏りを見せます。心理学では、困難への対処や最終的な成功には、「目標のタイプ」の違いが大きく影響していると考えます。

つまり、「能力を示すためによい成果をあげること」を重視する証明型(Be Good)の目標と、「成長や進歩、技能の習得」を重視する習得型(Get Better)の目標の違いです。

自分の特性がどちらに傾いていようとも、目標を設定することで、自分をコントロールすることに挑戦しましょう。

簡単な仕事や業務であれば、報酬が効果を発揮します。それは、とくに「証明型」において顕著です。

しかし、困難な取り組みについては、それでは効果が出ず、逆効果。「習得型」の目標を持つことが大切です。不慣れで複雑な仕事を取り組むときや、障害や停滞に対処するうえでは、習得型に多くの利点が見られます。

難しい困難にも立ち向かうには、習得型の方が優れているのですね。

成長こそが、最高の報酬であるという考え方については、過去の投稿「【1日の成長へ!?】人生の成功とは何か|田坂広志」もぜひあわせてご覧ください。

「無意識の力」は「意識の力」より何百倍も大きい

第2章 なぜそこを目指す?

潜在意識は、意識よりも広大に広がり、私たちの思考や行動までをも知らずしらずのうちにジャックしているといいます。これらに直接働きかけ、自分自身を変えることができたら、あなたは格段に成長するポテンシャルを存分に発揮することができます。

過去の投稿「【「豊かな」イメージが大切!?】科学的 潜在意識の書きかえ方|小森圭太」や「【無敵の潜在意識とは!?】「心地よさセンサー」を磨けば人生は必ずうまくいく!|Kenji」でも潜在意識のコントロールについてレビューしております。ぜひあわせてご覧ください。

やる気を出すには!?

「なぜ」を考えるとやる気が出る

第1章 ゴールをかためる

「なぜ」という視点でとらえると、日々の小さな行動にも意義を感じられるようになります。理由が明確になることで、小さな行動が、大きな目標を達成するための一歩に変わるのです。

その結果、衝動的な行動は減り、誘惑にも負けにくくなり、前もって行動を計画するようになります。

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難しい行動をするには!?

「何」を考えると難しい行動ができる

第1章 ゴールをかためる

「何」を基準にすると、具体的な行動(例えば、地点Aから地点Bにどう進むか)に意識が集まります。この考え方では、「やる気を高めにくい」「木を見て森を見ずになりがち」といった弱点はあるものの、複雑な道のりを着実に進みたいときには、とても有効です。

難しい何かに挑むときには、いったん「ビッグピクチャー(到達地点の大いなる目標)」は忘れ、目の前のタスクに集中すると良いです。

小さく分けて考えることも、この考え方に寄り添います。こちらの投稿「【いかに効率的に考えるためのスキルを身につけるか!?】小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考|菅原健一」もぜひご覧ください。

まとめ

  • 習得型と獲得型!?――簡単な仕事は、習得型×報酬で。それ以外の困難な目標や人生には獲得型でいきましょう。
  • やる気を出すには!?――「なぜ?」を考えてみましょう。
  • 難しい行動をするには!?――「何」を考えてみましょう。
ハイディ・グラント・ハルバーソン,児島修
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