【あなたを襲う「めんどくさい」の正体とは!?】あなたの人生から「めんどくさい」が消える本|枡野俊明

  • 「めんどうくさい!」が口癖になっていませんか!?
  • 実は、禅の教えをヒントに「めんどうくさい」も分解して考えれば、大丈夫。
  • なぜなら、禅は人の心やものごとの捉え方についてとても深い洞察を与えてくれるのです。
  • 本書は、禅僧である枡野俊明さんによる、「めんどうくさい」にいかに立ち向かうか!?の1冊です。
  • 本書を通じて、毎日を生き生きと生きる、前向きな視点を得ることができるでしょう。

「めんどくさい」には3つある!?

枡野俊明さんによると、「めんどくさい」には3つあるといいます。まずは、「めんどう」の解像度を上げてみましょう。

めんどくさい①・・なんとか自分の力で解決できるものです。
とにかく面倒だと思っていても、「よし!」と気合を入れればどうにかなるものです。大抵の仕事のタスクがこれに当たるのではないでしょうか。

めんどくさい②・・大して重要ではないものです。
「やったほうがいいのですが、やらなくても、なんとかなる!」そんなやつです。これは、あえてほうっておくことで、解決したりもしますね。あまりに重要でないことについては、流してしまうのもOKです。

めんどくさい③・・これは自分の力ではどうにもならないことです。
多くが、人間関係の中に生じるものです。他人を変えることは不可能です。でも変えられる!視点で、取り組んでしまうと、おとしあな。超めんどうくさい時間が訪れてしまいます。そうではなくて、自分の考え方だけで解決できるものではないので、相手との間合いをよく考えることが大切です。

そもそも、昔の人はきっと「めんどくさい」って大して思っていなかったのではないでしょうか。というのも、もっと生きるのに必死だったはずだからです。

しかし、現代人は生きるのにだいぶ余裕ができました。お金が発明されて、価値を保存しておけるようになりましたし、ものやサービスがとても充実してすぐに手に入れることができるようになりました。いまでは、空間や時間も超えて人に会えたり、あるいは価値を創造したり、昔の人が想像していなかった世界を私たちは生きています。

めんどくさいの正体は、私たちの余裕にあります。自分でものごとを選択せねばならない。切羽詰まった状況にない環境によりもたらされる感情が、「めんどくさい」の正体です。

立ち止まると「めんどくさい」が忍び寄る

第1章 世の中は「めんどくさい」ことがあふれている

これについて、少し近い考え方として触れるのがこちらの投稿「【パンだけでなく、バラのある生活?】暇と退屈の倫理学|國分功一郎」ではないかなと思います。時間の過ごし方、精神性が昔とどう変わってきたのか、今一度、広い視点で見つめてみても良いかもしれません。

主体性で「めんどうくさい」を乗り切ろう!?

人生に正解はないんですね。だからこそ、主体性を持てるかどうかが、ポイントです。

自分にぴったりの仕事は自分で生み出す

第1章 世の中は「めんどくさい」ことがあふれている

どの道を行くかを迷うより、まずは歩き始めることです。大切なのは、「自分が選んだ道」かどうか。人に歩かされている道ほど、「めんどうくさい」が忍び寄る機会を与えてしまう悪路はありませんね。

もう1つ大切なこと、それは目の前の機会に全力を尽くすということです。全ての出会い、人も仕事もなんでも、それはご縁によってもたらされます。チャンスを逃してはいけません。大きな変化の動きの中を、柔軟に生きていきましょう。

あの仕事もめんどくさい。この仕事もめんどくさい。
そう言っている人は、自分が成長するチャンスを逃しているのだと思います。

第1章 世の中は「めんどくさい」ことがあふれている

時間を味方につけよう!?

上述のめんどくさい①については、すぐ取り組むことが大切です。しかし、対象が大変だったり、難しかったりする場合は、細かく分けて考えて、少しずつやってみる!という発想も大切ですね。小さく階段を登る、それを積み重ねていけば、継続していれば、高いところまでいけます。

分けて考えるについては、こちらの投稿「【いかに効率的に考えるためのスキルを身につけるか!?】小さく分けて考える 「悩む時間」と「無駄な頑張り」を80%減らす分解思考|菅原健一」もおすすめ。

あと、実は明日にしかできないことについて、もやもやしてめんどくさい!って思うこともありますね。実際には。それについては、明日やれば良いのです。常にベストを尽くす。明日しかできないことは、明日やる。その代わり、今できることに全力になりましょう。

時間との向き合いだけではなく、仕事に関する向き合い方も重要です。

仕事には大きいも小さいもありません。

第2章 「めんどくさい」の正体

大して重要ではない仕事などはありません。すべて意味のある大切な仕事なのです。大きな仕事だから必死にやる。小さな仕事だからめんどくさい。そういうマインドをなくすことです。大きい小さいではなく、すべてはあなたにご縁があって目の前に現れたこと。機会を常に大切にすることです。

まとめ

  • 「めんどうくさい」には3つある!?――めんどくさいの解像度を上げて、対処しましょう。
  • 主体性で「めんどうくさい」を乗り切ろう!?――自分で選んだ道を進めばめんどくさいがなくなります。
  • 時間を味方につけよう!?――今できることに全力を!明日しかできないことは、明日全力を!
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