- 社会的生き物として、そして、自我をもつ生き物として、生まれてきた私たちの生存戦略とは何でしょうか!?
- それは、「ポジティブ」にあるかもしれません。
- 常に、前向きな対応は、自分の周囲を良くし、自分を良くします。
- 本書は、アメリカと日本を行き来するボブ・トビンさんによる「ポジティブ」習慣に関する1冊です。
- 本書を通じて、生き方の本質について、触れることができます。
ポジティブ・インパクトとは!?
自分の仕事や生き方で、他人の人生に影響を与え、変化をもたらすことができたら、どれほどいいでしょうか?!そのことによって、きっと自分もステキな方向へ向くことができそうです。
そのために、唯一必要な方法があります。
今取り組んでいる仕事や毎日の生活のなかで、誰もがポジティブな影響――ポジティブ・インパクト――を与えられる!ということを意識してみるのです。
どんなことでも構いません、ポジティブに本質的に相手をおもって、付き合うのです。コツは、次の3つ。
1)ポジティブな影響を与えることを優先する。
2)周りの人たちに目を向ける。
3)今すぐに行動を起こす。
人の人生を豊かにすれば、あなたの人生も豊かになります。
序章
人の人生を豊かにすることができれば、回り回って、あなたの人生も豊かにすることができます。
たったひとりの力でも変化をもたらすことができる。だから誰もが挑戦すべきなのだ。
ジョン・F・ケネディ(米国元大統領)
他者に対して質問をすること、とは!?
ポジティブ・インパクトのためには、相手に関心をもって接することが大切です。質問は、理解したいと言う気持ちの表れです。質問すれば、相手と心を通わせることができて、ポジティブな影響へと導きやすくなります。
あなたと相手が望めば、質問によって、ポジティブな関係を深めることができるのです。
決して、質問を詰問にしないこと!質問は常にポジティブである必要があります。相手のやる気を削ぐ方向性ではなく、相手のやる気を見出すことに、あなたは注力する必要があります。
私たちが人にできる最も貴重な贈り物は、そばにいることだ
ティク・ナット・ハン(ベトナム出身の禅僧・平和運動家・詩人)
そして、大切な人のそばにありましょう。一人よりも、二人。人は、きっとそういう生き物です。
自分に対して質問をすること、とは!?
また、他者のことを大切にするのと同じように、自分のことも大切にしてあげましょう。大切の仕方は簡単です。やはり質問がポイントなのです。
あなたが、忙しい毎日に追われて、先延ばしにしている人生のことについて、向き合ってあげる時間を持ちましょう。人生に関する問いをなげるのです。
- 本当にやりたいことをしているかな?
- 一番やりがいを感じるのはなにかな?
- 自分の生き方に満足しているかな?
- 自分自身が求めるような友人になれているかな?
- 際立った仕事をするために全力を尽くせているかな?
- 人にポジティブな影響を与えているかな?
- どんな変化を起こしていきたいかな?
自分という存在も客観的に見れば、他人かもしれません。自分の意識と向き合って、メタな自分をも大切にしてあげましょう。きっといいことがおこります。
自分との向き合いはメタな視点が大切です。普段から意識しないと、なかなか難しい問題です。ノートを活用したり(過去の投稿「【”脳ート”のチカラを信じよ!?】自分を変えるノート術|安田修」をご参考にしてみてください!)、内省・リフレクション(過去の投稿「【人間OSの高め方とは!?】リフレクション(REFLECTION)自分とチームの成長を加速させる内省の技術|熊平美香」をご参考にしてみてください!)について知ってみたり、がおすすめです。
まとめ
- ポジティブ・インパクトとは!?――自分の仕事は、周囲の人や自分自身にポジティブな影響を与えることだ!と思って毎日の習慣を作ることです。
- 他者に対して質問をすること、とは!?――他者の思考によりそい、ポジティブな方向を一緒に視ることです。
- 自分に対して質問をすること、とは!?――自分という他者にポジティブ・インパクトを与えることです。