- 一生懸命、考えたり、行動したり、していますか!?
- 実は、毎日、工夫したり努力したり、それって案外、大切なことも多いかも・・。
- なぜなら、経営理論から説明できる「正しいこと」もあるのです。
- 本書は、経営学者の入山章栄さんが、誰もが悩みうる仕事やプライベートの取り組みについて、経営理論から「正しさ」を説明してくれる1冊です。
- 本書を通じて、毎日の考えかたや行動を振り返るいくつもの視点を得られます。
まずやってみることの大切さとは!?
センスメイキング理論をご存知でしょうか。これは、まずやってみる理論のこと。これからの時代は、これまでのように、じっくり考えて、予測して、分析して考えることを前提とするのではなく、まずやってみることその上で振り返ってみることをスタンスにすることが重要です。
そのほうが、予測不能な時代において、耐性を高められます。
これからの時代は「事業機会創造型」が重要です。
このときの予想外の原因を「センスメイキング理論」にあてはめてみた
事業機会創造型は、やってみて、ビジネスを作っていくこと。反対に、事業機会発見型は、情報を集めたり分析することで、ビジネスのありやなしやを占うこと。まったくことなるアプローチです。
まず行動を始めて、試行錯誤をして、後でたまにふりかえって見る心持ちで行ってみましょう!
そういえば、行動の大切さについては、過去の投稿「【THE POWER OF JUST DO IT!!】セルフコントロール大全|堀田秀吾,木島豪」もおすすめです!
人のつながりを考える大切さとは!?
いろいろな活動の中で、人とつながることもあなたに新しい情報をもたらすので大切です。あなたは、あなたが普段付き合っている5人の平均という言葉もありますね。この5人とは、とても濃い繋がりの人のこと。経営理論では、「ボンディング型」と呼ばれる関係のことです。これは、たとえば、女子会のようにとても濃いある意味互いを監視する繋がりのことです。互いが裏切れない仲間たちと、濃い情報を交換できます。
一方で、浅く広いつながりを「ブリッジング型」といいます。これは、顔見知り程度のつながりをたくさん持っておくこと。実は、多様な情報というのは、この「ブリッジング型」からもたらされることが多いのです。
ブリッジング型のメリットは、全然違うんです。それは気軽に多くの人から幅広い情報を得られること。
このときのモヤモヤを「ボンディング型とブリッジング型のネットワーク」にあてはめてみた
両方のバランスを保つことで、情報の多様性を向上させることがポイントです。
パラレルワークの大切さとは!?
ダイバーシティの時代と言われて久しいですが、実は組織だけの話ではなく、自分の中のダイバーシティを向上させるという視点も重要です。個人内多様性(イントラパーソナル・ダイバーシティ)です。
実はダイバーシティって、1人でもできるんです。
経営学者のつけたし解説
ダイバーシティとは、言い換えれば「知の探索」をし続けるということですね。人はそもそもバイアスなどで、認知が狭くなっていってしまうのです。新しいことや知らないことを自分で突き詰めていく姿勢が大切です。
もしかしたら、変わり続けることを肯定する姿勢とも言いかえられるかもしれません。
そんな時、「副業」がよいきっかけとなります。副業をすれば、組織に閉じた認知を強制的に広げることができます。
複数の組織や取り組みをパラレルで行うことの効用については、過去の投稿「【越境人材は、2度死ぬから、生きる!?】越境学習入門|石山恒貴,伊達洋駆」がおすすめです。
まとめ
- まずやってみることの大切さとは!?――不確実性に対応するためには、まず行動、そして振り返りです!
- 人のつながりを考える大切さとは!?――2つの繋がり方のバランスを考えてみましょう!
- パラレルワークの大切さとは!?――自分の中に多様性(ダイバーシティ)を持ちましょう!