【この辺で、おさえておきたい「コーチング」!?】コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる|伊藤守

コーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくる
  • 予測不能な時代において、こそ、協働・共創が必要ですが、どんなマインドセットやスキルが必要でしょうか!?
  • 実は、「コーチング」が重要かもしれません。
  • なぜなら、「コーチング」とは会話を重ね、相手に目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくためのプロセスなのです。
  • 本書は、そんな「コーチング」の全体像を伊藤守のさんが語ってくれる1冊です。
  • 本書を通じて、「コーチング」マネジメントのマインドセットを得ることができるでしょう。

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コーチングとは!?大切なマインドセットとは!?

一人ひとりの能力や自発性を引き出して、その掛け合わせで、新しい価値を創造していくことが理想です。予測不能な時代と言われる中で、組織の一部になって作業する人材よりも、協働・共創のマインドセットで、新たな価値を創造していくスタンスが求め続けられています。

そんな、マインドセットを育む上で、大切なのが、「コーチング」です。本書は2002年に発刊されました。日本でもまだコーチングがほとんど注目されていなかった時代に、これだけ広い視点で、網羅的に、そして実践的な書籍を執筆されていたことは、スゴイと思います。

コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に、目標達成に必要なスキルや知識を備えさえ、目標に向けての行動を促していくプロセスです。

はじめに

人は、考えただけでは、行動に移せません。しかし、残念ながら、行動をしてみなければ、考えが確立されることがないのです。まずは行動してみることが大切です。行動の中には、発言もあります。コーチングの中で、相手に有効な質問を投げかけて、自分自身の声を聞いてもらうとうことも大切な時間なのです。

本来アイディアとは、行動とイコールのものなのです。

食べられないコンピタンシーとTO DO LIST

そして、大切なマインドセットは、教えるのではないということです。あくまで、目的は、相手の主体性、相手の自発性を引き出して、行動へつなげていくことです。

教えるのではない。複数の視点をもたらす。
教えるのではない。聞く。質問する。

ゴルフの王国で出会ったコーチングの王道

素晴らしいコーチングステップを経て、クライアントは、自分ができると確信を得られることが理想です。コーチが優秀な人だ!と認識してもらうことを捨てましょう。クライアント自身が、自分はできそうだ!と思ってもらい、行動に移せるようになることが理想なのです。

よいコーチになるということは、「私のおかげ」を放棄するということです。

受け入れる

コーチングのステップとは!?

伊藤守さんはコーチングには5つのステップがあるといいます。

本来のコーチとは、コーチング・フローをつくり出す人のことです。

コーチングの基本にあるもの
  • ステップ1)現状の明確化
  • ステップ2)望ましい状態の明確化
  • ステップ3)現状と望ましい状態のギャップを引き起こしている理由と背景の発見
  • ステップ4)行動計画の立案
  • ステップ5)フォローを振り返り

これ、まさに、コンサルティングのステップと全く同じなんですよね。実践あるのみ!ぜひ、日常業務の中で、適用させてみましょう。コンサルティングだけではなく、行動促進のあらゆるコミュニケーションの場面で役立つようにも思えます。たとえば、D2Cブランドが、顧客と向き合うときにも重要なステップとなりうると思います。

質問スキルとは!?

ひとくちに質問といっても、大切なスキルがあります。
効果的な質問のためには、相手ありきの場を作るスキルが求められます。

  • ①まず考える
    話す相手の状況が事前にわかっている場合は、どんな会話を交わすか準備をしましょう。
  • ②オープン・クエスチョンを使う
    「なぜ、~~してしまった」ではなく、「それを、どういかすか」の未来に活きる質問をしましょう。
  • ③答えを誘導するような質問は避ける
    あなたの「正しさ」は、相手やその場の正しさではないことのほうが多いです。
  • ④論理的な選択を迫るような質問は避ける
    二者択一を迫るような見せかけの質問はNGです。
  • ⑤正確な表現を使う
    具体的に、定義を明確にする質問も効果的です。
  • ⑥時には、挑発する、刺激する質問をしてみる
    「当たり前」と思われていることを、そもそもを質問してみることもポイントです。
  • ⑦シンプルで的を射た質問を
    気を使いすぎても、本質が見えなくなります。
  • ⑧時にはビジュアルを活用する
    1枚の絵は、1000語をもしのぎます。
  • ⑨質問は一回にひとつ
    効果的な質問のゴールデンルールです。

答えはいつも、私たちが探している場所の外側に見つかるものです。

効果的な質問のためにすること

外側を信じるためのレジリエンス(粘り強い力)が必要なんですね。

過去の投稿「【たったひとつの問いかけで、すべてを前に進めるには!?】「質問」だけですべてをプラスに変えていくフィードフォワード全技術|久野和禎」では、未来に向けた質問フィード・フォワードを活用することを学びました。今回のコーチングのステップや6つのスキルにも触れるところがあります。ぜひ、あわせてご一読ください!!

まとめ

  • コーチングとは!?大切なマインドセットとは!?――相手の自発性と思考を引き出すことです。
  • コーチングのステップとは!?――5つのステップで、ビジョニングと実施を促しましょう。
  • 質問スキルとは!?――6つの質問を活用して、実践の場に立ってみましょう。相手ありきが大切です。

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