【THE POWER OF JUST DO IT!!】セルフコントロール大全|堀田秀吾,木島豪

セルフコントロール大全
  • あー、なんかやる気でないなぁ、結局ギリギリまで何も出来なかったなぁ。なんでいつもこうなんだろうな。って思うことありませんか?
  • 実は、自分の心と体のこと知ってみるのも良いのかも。
  • なぜなら、世界では多くのやる気!にかかわる研究成果がたくさん報告されているからです。
  • 本書では、114に及ぶ自分の行動をコントロールするための研究成果を知ることができます。
  • 本書を通じて、自分のクセを直す習慣を身につけるノウハウを得ることができるでしょう。

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本書を貫く究極的なノウハウとは!?

「やる気をだせ!」って言われたり、言ったり、聞いたりしませすよね。でも、これは間違い。やる気は出せないものです。というのも、まずは、体の動きがあって、ついで、脳が追従するらしいのです。人の体というのは。よって、やる気は、念じても出ないのです。まずはカラダを動かすことが大切です。

「体が先、脳が後」を利用してセルフコントロールを成功させる!

はじめに

たとえば、じゃんけんで、パーを出そうと決めているのは、体の方です。その後、脳に司令がいって、「パーを出そう!」と認識している順番です。驚かれるかもしれないですが、人間の身体というのは、想像以上に複雑で、すべて頭が考えているというのは、幻想だそうです。

そういえば、ちょっとはなしがずれますが、江戸時代の人は、お腹に魂が宿っていると考えました。その後、医学の発達で、脳の存在が明るみになって、いまでは、脳が主役のように捉えられがちですが、それも近年、どうやら、もっと複雑な機構になっているのではないかと言われています。

たとえば、過去の投稿「【マインドフルネスが人生をかえる!?】スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック|ジェームズ・ドゥティ,関美和」においては、心臓が想像以上の情報量を脳に送っているという研究成果についても触れられていましたし、そう考えると、あながち、江戸時代の人の感性というのは、正しいものもあったのかと思ったりします。

セルフコントロールのノウハウを垣間見る・・!

本書は、なんと114にも及ぶ、身体や習慣にまつわる研究成果にもとづく、習慣化のノウハウを掲載してくれています。例えば、下記に上げるようなものです。

ペンシルベニア大学のボルコヴェックらは、心配事の79%は実際には起こらない。さらに心配事が起きたとしてもその16%は事前の準備で対処が可能であるとしています。要するに、心配事で現実化するのは5%だけで、いかに脳が不安にとらわれているかがよくわかります。

4 新しいことに挑戦できない!

脳は、思いの外、心配性です。ヒトという動物の発達過程で、脳は大きくなってきました。それに応じて、時間感覚を手に入れて、事前に予測するという能力を身に着けてきました。まだまだ、サバンナで暮らしていた頃の厳しい環境への対応姿勢が、抜けず、肉食獣が襲ってくるかもしれない的な心配事にとらわれがちです。しかし、これも脳が見せている幻想で、それらは実際にはめったに起こらないといいます。また、同じように、自分への評判なども自分自身が見せている幻想だと言われています。だから、まずは、そんな自分の思考パターンがあるということを、客観して、まずはやってみる!という挑戦マインドを忘れないことが大切です。きっとやってみたら、次の景色が見えてきます。

パーキンソンの法則
第1法則:仕事の量は、感性のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する。
第2法則:支出の学は、収入の額に達するまで膨張する。

(中略)
人間は、仕事の量を増やしようのない状況でも、パーキンソンの法則のように時間をすべて満たすまで使ってしまうのです。要するに、時間をすべて使うために合間合間でサボって、与えられた仕事が時間ぴったりに終わるような調整を本能的にしてしまうわけです。第2法則にもあるように、人間は、キャパシティを事前に示されると、それに合わせてしまう生き物なのです。

6 仕事をこなすスピードが落ちてきたように感じる

これは、面白い法則ですね。とくに自分自身の行動喚起にもあてはまりますし、自分と他者の依頼・請負関係についても、応用が効きそうです。こんな事例が実に多く掲載されていて、読み応えありです!!

セフルコントロールとは、つまり、何なのか?

総じていえば、セルフコントロールとは、衰えに抗う努力です。

おわりに

人間は、生まれた瞬間から死に近づいて、身体機能が衰えていきます。身体機能が衰えるということは、カラダを先に動かすことが出来ない、つまり、やる気や気力を失っていくスパイラルに陥ってしまう可能性があるということです。だから、セルフコントロールとは、衰えに抗う行為だということです。

また、人間は、やったことよりもの、やらなかったことを後悔するようにできているそうです。なので、まずはやってみる、そうして、やってみることができうる体力や健康を維持すること、これが基本のキなのかもしれないですね。

まとめ

  • 本書を貫く究極的なノウハウとは!?――「体が先!脳は後!」これが基本です。
  • セルフコントロールのノウハウを垣間見る・・!――114の研究成果からノウハウが掲載されています。
  • セフルコントロールとは、つまり、何なのか?――究極的には、衰えに抗う行為です。

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