- どうしたら、世界と自分との関係をよりよくマネジメントしてくことができるでしょうか
- 実は、世界を知るとき、経営がひとつの考える軸になるでしょう。
- なぜなら、経営とは、「価値創造」という究極の目的に向かう方法論だからです。
- 本書は、岩尾俊兵さんによる世界を俯瞰する1冊です。
- 本書を通じて、世界と自分との関係を積むぐ、ヒントを得ることができます。
経営とは!?
本日は、いま注目のこちらの1冊『世界は経営でできている』をご紹介したいと思います。
本来の経営は「価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)」といいう究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること」だ。
はじめに:日常は経営でできている
そう考えたときに、日常のあらゆるシーンに経営が溶けていることに気づきます。この経営概論のもとでは、誰もが人生を経営する当事者となります。
過去の投稿でも、「【挑戦的行動がポイント!?】面白いことは上司に黙ってやれ~日本発の新ビジネスを生み出すには?~|春日知昭」において、春日知昭さんが、自分株式会社を提唱されていました。自分を株式会社のように経営する視点を持つことで、あらゆることに自責を導入できます。
自分ですべて引き受けることで、社会や世界に対して積極的なつながりを作ることができて、前向きにものごとをとらえて、工夫するマインドセットが整います。
3つの視点をもって、経営と人生と社会(世界)に向き合ってみると良いでしょう。
1)本当は誰もが人生を経営しているのにそれに気付く人は少ない。
2)誤った経営概念によって人生に不条理と不合理がもたらされ続けている。
3)誰もが本来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊かになれない。
ひとりひとりは、価値を作ることができます。そして、価値とは有限なものではありません。
価値有限思考をやめよう!?
捉え方次第では、価値は有限にならないのです。価値を、モノ・カネなど物的なものから解放しましょう。価値とは解釈なのです。
そして、その価値とは、上述の経営から生み出され続けます。
価値は物的に縛られているという価値有限思考ではなく、価値は経営によっていくらでも作り出す可能性があるという価値無限思考のスタンスに立ってみましょう。
「価値無限思考」に転換すれば、顧客からほか企業まですべてが「価値創造をおこなう共同体内の仲間」に変わる。
おわりに:人生は経営でできている
たとえば、本は文字が書かれた紙束です。しかし、それを貴重な情報源だと見なし、それにより感化される人によってはただのモノではなくなります。著者、編集者、出版社を通じて、読者の輪が構築され、それが社会を少しずつ良い方向へと変えていく力になります。
「有限の価値を奪い合う」発想ではなく、「価値を共に作っていく」思考に転換させてくれるのが、経営というスタンスです。
利他を知ろう!?
人は一人で生きていけるものではありません。だからこそ、社会を形成します。
他者と生きる存在である。
おわりに:人生は経営でできている
同時に人は理性的な動物です。現在だけではなく、過去や未来という概念を理解することができます。だからこそ、人間は自己の幸福を他者に左右され、他者を不幸にする刹那的で利己的な行動をとった過去は未来において罰せされます。つながりこそが自らを作る本質に気付くと、自分の行いも過去から現在、そして、未来へと繋がっていくことが見えてくるでしょう。
価値は限られていると奪い合うのではなく、価値を無限に発想しようと共に協力し合うことで、世界はより豊かな方向へと向かうことができます。
果たして行くべき約束:奪い合いから創り合いへの経営概念の再転換
おわりに:人生は経営でできている
人間とは、価値創造によって共同体全体の幸せを実現する、「経営人」であると、著者の岩尾俊兵さんは結びます。
まとめ
- 経営とは!?――価値を無限に作り出していこうというマインドセットです。
- 価値有限思考をやめよう!?――価値はモノ(物的)から自由であり、無限です。
- 利他を知ろう!?――奪い合いから創り合いへの経営概念の再転換をしましょう。