【コンテキストを感じよう!?】できるリーダーになれる人は、どっち?|林健太郎

できるリーダーになれる人は、どっち?
  • どうしたら、よいよいリーダーになれるでしょうか!?
  • 実は、考え方次第かも。
  • なぜなら、考え方が、言葉になり、行動になるから。
  • 本書は、これからの時代のリーダーの解像度を上げるための1冊です。
  • 本書を通じて、二項対立の中から、自分なりのリーダー像を描き出すことができます。

リーダーとは!?

本書では、「人に影響を与える立場にある人」のことを総称して「リーダー」と呼びます。

はじめに リーダーになる前から学ぶ

人に何らかのカタチで、影響力を持つのはすべてリーダーです。

リーダーとは、全体的な視点の中で、自分ひとりではなく、みんなのことを考えるスタンスを取る必要があります。そうでなければ、人がついていく余白を持つことができないからです。フォロワーがいて、初めてリーダーになれます。

経営者の視座に立てるか、一般社員のままの視座でいくのか?大きな分岐点があります。リーダーになれる人は、経営者再度の目線で考えて、自ら会社・組織の機能を補填できる人のことを言います。

会社や経営者は素晴らしい理想と志を持ちますが、ただし、完璧ではありません。なぜなら、世の中のあらゆるものは繋がりの中で機能しているからです。全体があってその状態が完璧と言えるかもしれませんが、部分をいくら取り出したところでそれは、何ら評価をすることができないものになります。全体観を持ち、正しくものごとを見る視点を得られるかがキーです。

そして、つながりは、経営者の先、会社の先に無限に広がっていることに気づきます。

株主、顧客、取引先、家族、あらゆるステークホルダーの中で、生かし生かされている概念が、会社であり、組織であり、そして自らなのです。このつながりを感じ、毎日に感謝して、生きることができるか?それを問われているのが私たち人間なのだ、ということも言えるのかもしれません。

こうした全体の視点に立ってから、一人ひとり、ひとつひとつの要素を見ていくと、優劣ではなく、個性としてそれをとらえることができるのではないでしょうか。

例えば、磁石。磁石は「くっつこう!」と思って、くっつくわけではありません。磁石は、その物体がもつ磁力という個性を素直に発揮するからくっつくのであって、意志がどうこうということでも、優劣があるとかそういうことでないのです。ただ、そこに自然体である。それがくっついたり、はなれたり、たまたましている、そういう世界観で見つめていくと、さらに多くの可能性を見出すことだって可能なはずです。

世界は可能性だらけ。無限の繋がりがあるのです。

リーダーは、人を頼る!?

リーダーだって当然個性があるし、それを自覚しましょう。自分ができること、できないこと、得意なこと、不得意なこと、自覚的になれば、自分で全部をやらなきゃ!という発想を持たなくてすみます。

リーダーという仕事の特性は、あなたが「できる仕事人」になることではなく、あなたが「『できる仕事人』に仕事をしてもらう管理者」になることです。

習慣20 苦手なことは人に任せる

チームメンバーが仕事をし易い環境を提供できるように「権限委譲していく」ことについて、しっかり考えて、毎日の言動で表現していきましょう。

みんなが主役なのです。みんなが、その現場のリーダーなのです。だから、リーダーが常にリーダーであるということも捨てる必要があるかもしれません。でも、実は特定の分野においては、常にリーダーである必要があるのですが、、現場レベルで常に全体を引っ張っていかなければならない!という暗示は捨てるべきです。

リーダーはチーム全体で仕事を進めていくことを前提にしたチームの長です。

習慣20 苦手なことは人に任せる

プレイングマネージャーの落とし穴はここにあります。プレイングするという前提が先立つと、自分の仕事 vs メンバーの仕事という構図を描きがちです。いちプレイヤーとしてメンバーと向き合うのではなく(特定の業務においてはOK)、あくまでチームのビジョンを積極的にメンバーとともにすることを前提に、プレイングしていく必要があります。

もっと余白を大切にしましょう。「いかに周りを巻き込みやすくしておくか?」「いかに自分とフォロワーの関係を作るか?」そこには、常に余白の考え方が必要です。

仕事に潜むストーリーを嗅ぎ分けろ!?

仕事の前後には、ストーリーがあり、膨大な関係者があります。

たとえば、ひとつの商品には、以下のような全体のストーリーがあります。

1)誰かが商品のアイデアを思いつく。
2)開発部門の協力を得て企画書を作成する。
3)商品開発会議で役員の承認を得る。
4)技術部門が開発する。
5)マーケティングチームが広告戦略を練る。
6)完成した商品を宣伝する。

仕事の前後にはストーリーがあり、関係者がいる。
一つひとつのしごとにはストーリーがあります。

習慣21 仕事の「背景にあるストーリー」を掴む

ストーリーを感じて、そして、それを前提に言動をすることで、すべての奇跡に感謝することができます。そして、もったいないことにも気づきます。多くが、そのストーリーを表に出すことを失念してしまうからです。人の視野、視点は限られます。だから、全体に一度ひいて検討して、もったいないことを、補填していくアプローチだって必要なのです。

全体視点でストーリーを見つけて、それを発見し、発信していくことで、リーダーはメンバーとともにビジョンを描き出すことが可能になります。

リーダーシップについては、こちらの1冊「【リーダーシップは、後天性!?】リーダーシップを鍛える ラグビー日本代表「躍進」の原動力|荒木香織」もおすすめです。

また、マネジメントについては、こちらの1冊「【5つのポイントにフォーカスせよ!?】リーダーの仮面 ーー 「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法|安藤広大」がすばらしい視点を提供してくださいます。

まとめ

  • リーダーとは!?――全体観を失わず、メンバーと共にできるビジョンを見出せる人です。
  • リーダーは、人を頼る!?――個性を互いに活かすスタンスを持ちましょう。
  • 仕事に潜むストーリーを嗅ぎ分けろ!?――全体観を引いて見つめてみましょう。
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