【頭がいいは、視点で決まる!?】メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける|澤円

メタ思考~「頭のいい人」の思考法を身につける
  • よりよく豊かな人生のためには何が大切でしょうか!?
  • 実は、視点を変えることがポイントかも。
  • なぜなら、ものごとはとらえ方次第だからです。
  • 本書は、澤円さんによるメタ認知を促す1冊です。
  • 本書を通じて、いかに新しい視点を得て、人生を豊かにできるのか?検討が可能になります。

メタ思考とは!?

僕が本書でおすすめするのは「視点を変える」ということです。

はじめに 自分の人生を自由にデザインしよう

自分を含む全体を認識して、ものごとを俯瞰してとらえること、これを「メタ認知」といいます。これを活用して、自分と環境の関係性と自分自身を振り返り、認識して活動し続けていくことを「メタ思考」と定義します

メタ思考を得ることで、日頃、いかに自分が小さな環境の中で、同じような視点で同じような思考に陥っていることに気づきます。例えば、海外旅行に行ったときの日本や自分の生活を俯瞰してしまう、そんなことに近いかもしれません。海外からの視点で見てみれば(メタ認知)、自分の当たり前が揺らぐ感じがある・・これを日常生活の中で繰り返していけば、より自由に生きることが可能になります。

当たり前や常識、あるいは、他者が考えたことの枠組みから、自分を解放してあげるスタンスが大切です。自分の頭で考えるためには、自分と自分を取り巻く状況を客観視することが前提になるため、「メタ思考」が役に立ちます。

エイリアスを持て!?

澤円さんが特におすすめするのが、メタ思考の先に「エイリアス」という立ち位置を開発することです。「エイリアス」とは、別名やリンク機能という意味ですが、簡単にいうと会社にいる自分や仕事をしている自分など、特定の場所にいる自分それぞれを、自分の名前をまとった分身として捉える考え方です。

過去の投稿「【本当のあなたの「個性」はどこにある!?】私とは何か「個人」から「分人」へ|平野啓一郎」にも通じる考え方だと思います。

個人ではなく分人として、自分の多面性を認めようという1冊です。印象的な一節があります。

私という存在は、ポツンと孤独に存在しているわけではない。つねに他者と相互作用の中にある。

【本当のあなたの「個性」はどこにある!?】私とは何か「個人」から「分人」へ|平野啓一郎

案外、人はその場面や所属に応じて自分を使い分けているものです。自分というのは確固たる自分があるのではなく、外の刺激から反射的に作られる部分も大きいのです。

「エイリアス」の考え方は、仕事でも生活でもあらゆる場面で効果的に伝えます。「副業」や「複業」のように自分をジョブ型に働けるようなパラレルのスタンスを持っておくことが大切でしょう。

複数の自分を使い分ければ消耗しない

複数の自分を使い分ければ消耗しない

つながりが自分を作るという考え方は、仏教の世界観とも触れるところです。こちらの1冊「【仏教の教えを一言でいうと!?】完全版 仏教「超」入門|白取春彦」もぜひご覧ください。「ご縁」で広がる世界観を持つヒントが得られます。

視点が変われば!?

視点を変えることで、どんな良いことがあるでしょうか!?

自分の人生は、あくまで自分がデザインするものであり、もっと自由に自分の人生を定義していいと思うのです。

複数の自分を使い分ければ消耗しない

自分の立ち位置がわかるということは、そこから自分の身の振り方を考えることに繋がります。また、分人のように複数の自分で活動の場を広げていくことで、自分が本当にやりたいこと、気になっていることをについて、可能性を追求することが可能になります。

自分が気になることがあれば、とにかく新しく挑戦をしてみることが大切です。思い込みにならないように、場数を踏んで、まずは、行動してそこから得られるフィードバックをもとに自分を育てていくことが自分の人生を拓いていきます。

ルールを疑わない人は思考停止している

ルールを疑わない人は思考停止している

自分が当たり前に考えてしまっていることに気づくためにも、行動が必要かもしれません。先にあげさせていただいた海外旅行も、行動があるからこそ視点が強制的にずらされて、成長することが可能です。

まとめ

  • メタ思考とは!?――自分も含めた視点を持つことです。
  • エイリアスを持て!?――複数の自分(分人)を生きましょう。
  • 視点が変われば!?――時間の使い方が変わり、人生が変わります。
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