- どうしたら組織とより良い方向へ向かうことができるでしょうか。
- 実は、紙1枚でマネジメントすることが大切かもしれません。
- なぜなら、大切な情報はそんなに多くはないからです。
- 本書は、トヨタ式で有名な浅田すぐるさんによるマネジメント切り口の新刊です。
- 本書を通じて、マネジメントで重要な視点とヒントを得ることができるでしょう。

浅田すぐるさんの著書に関する過去の投稿「【紙は、脳!】トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術|浅田すぐる」「【自分と相手をつなぐ読書法とは!?】「紙1枚!」読書法|浅田すぐる」もぜひご覧ください!おすすめです。


マネジメントにおける「言語化」とは!?
組織は目に見えません。そして、知的生産の現場である場合、仕事の肯定や内容も目に見えづらいことがほとんどだと思います。
だからこそ、組織の管理には、「見える化」が欠かせないのです。
- 会社の理念や方針・目的・目標等を、自分なりに「言語化」する
- 部下の話を聴き、一緒に、あるいは代わりに言いたいことを「言語化」する
- 部下自身が、主体的に「言語化」して行動していけるように支援する
この本で扱うのは「ヒューマンスキル」がメインだということは、前提として了解しておいてください。
マネジャー業務に欠かせない能力「ヒューマンスキル」
見える化のノウハウではなく、なぜそれが必要になるのか、そもそも、仕事をなぜ行っていくのか、などWHYを掘り下げるスキルをもって、組織の中で活動することがポイントです。
ノウ・ハウ(Know-How)の実践にはノウ・ワイ(Know-Why)が不可欠だと考えているからです。
ノウ・ハウの実践には「ノウ・ワイ」の理解が不可欠
人は変えられない!?
現状保有する、人的資源で悩みを抱える時、それは、「人は変えられる」という前提に立つからこそ、発生してしまうことがほとんどではないでしょうか。
これでは、袋小路に陥ってしまいます。なぜなら、人は変えられないからです。
変えられるのは、唯一ひとり、あなた自身のみです。
前提を変えましょう。変えられるのは、自分と、そのことに起因した、環境だけです。
私たちのベースは、カラダもココロも「現状維持」
「部下は変わらないものが自然」という認識からスタート
基本は現状維持、でも、ヒントがあれば、自分自身から変わることもあることを念頭に「見える化」をしてみましょう。
部下が「自ら」変わっていくようにマネジメントしていく必要があります。
「支配のマネジメント」から「支援のマネジメント」へ
できるだけ、明確に「言語化」を互いに、あるいは協働で行うことができれば、「支配」ではなく「支援」のマネジメントが可能になります。

「紙1枚」のポイントとは!?
「紙1枚」の使い方については、本書および過去の投稿「【紙は、脳!】トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術|浅田すぐる」「【自分と相手をつなぐ読書法とは!?】「紙1枚!」読書法|浅田すぐる」もぜひご覧ください。
紙1枚がうまく制約として機能し、あれもこれも資料に盛り込むことができなくなります。ここがポイントで、大切なことだけを記載した1枚があれば、事後的に迷うこともないですし、ムリムダなく、見える化が可能になります。
その結果、資料作成の過程で、半ば強制的に「考え抜く」習慣に身につけることができるのです。
トヨタで学んだ「紙1枚」で言語化する技術
まとめ
- マネジメントにおける「言語化」とは!?――管理と成長の起点となります。
- 人は変えられない!?――自分が変わり、環境を変えることで、人が変わる可能性の余地が出ます。
- 「紙1枚」のポイントとは!?――制約があれば考え抜くことが可能になります。
